【書評】『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』(高橋宏和)
お薦めの本の紹介です。
高橋宏和さんの『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』です。
「量子力学的」お金と引き寄せの教科書 豊かさのエネルギーを自由自在に操る9つの法則 新品価格 |
高橋宏和(たかはし・ひろかず)さんは、量子力学コーチです。
学生時代から学び続けられた東洋哲学、成功哲学、心理学、脳科学やコーチングを「量子力学」で解明され、科学的コーチングメソッド「量子力学コーチング®︎」を確立されました。
「量子力学」を学ぶと「お金」を引き寄せられる!
この世の中の「目に見えない世界」を説明してくれる理論。
それが「量子力学」です。
一方、「お金」はエネルギーであり、その本質は「目に見えないもの」といえます。
というより、「目に見えているもの」も、含めてすべてはエネルギーで、「目に見えないもの」からできています。
つまり、量子力学を理解し、それを応用すれば、「お金」を引き寄せるのは簡単だということです。
高橋さんは、量子力学について、以下のように解説しています。
物理学には大きく分けて「古典力学」と「量子力学」があります。
古典力学とは、目に見える「マクロな世界」で成り立つ自然法則を研究する学問です。物体が放物線状に描く軌道、物体が落ちる現象など、目に見えるものの運動法則を解明していきます。一方で、量子力学は目に見えない「ミクロな世界」で成り立つ自然法則を研究する学問です。
物体を再現なく細かくしていくと分子化され、分子が「原子」と呼ばれるもので構成されていることがわかっています。
例えば、わたしたちが生きるために欠かせない水は水分子でできており「H2O」という化学式で示されます。これは水が2個のH(水素原子)と1個のO(酸素原子)が結合してできていることを表しています。原子をさらに細かく分類すると、その中には原子核と電子があります。
原子核はプラスの電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子で構成されていて(まとめて核子と総称します)、原子核の周りを電子がぐるぐると回っています。1964年に中性子や陽子を構成するクォークという素粒子の存在が予言され、1969年にアメリカの加速器実験でその存在の証拠が確認されました。
素粒子とは、これ以上分割することのできない究極の粒子であり、物質の最小単位のことです。電子も素粒子の一種です。つまり、わたしたちが普段使っているさまざまなものーースマートフォン、パソコン、住んでいる家や寝ているベッド、食べているもの、そしてあなたの身体までも、ミクロの世界においてはすべて同じ素粒子で構成されている、ということです。見た目も形も違うモノが同じ素粒子で作られていると考えると、不思議ですよね。
素粒子がどのように組み合わされるかによって人間になったり、物体になったり、動物や植物になったり、あらゆるものに変化します。
量子力学は、このような目に見えないミクロな世界の自然法則を研究する学問です。言い換えれば「目に見えない世界を解明していく学問」とも言えるでしょう。原子や、原子を形作っている素粒子を含めて量子力学では量子と呼びます。
量子とは「粒子と波の性質を併せ持った、とても小さな物質やエネルギーの単位」のことです。
つまり量子力学では、「すべてはエネルギーでできている」ということです。この世界が「目に見えるもの」と「目に見えないもの」で構成されているのであれば、同時に世界そのものもまた「目に見える世界」と「目に見えない世界」に分けることができます。
目に見える世界は物質の質量がある世界なので、アインシュタインの相対性理論で説明が可能です。
相対性理論と言えば、誰もが知る有名な式があります。E=mc2
アインシュタインは特殊相対性理論からこの式を導き出しました。
E=エネルギー、m=物質の質量、c=光の速度を表しています。
この式はエネルギーと質量の関係式です。エネルギーがあるものは物質人間でき、物質もまたエネルギーに変換できることを示しています。一方で、目に見えない世界のエネルギー量については、1923年にアメリカの物理学者アーサー・コンプトンが、光が金属に当たるときに放出される「コンプトン効果」によるエネルギー式から光の粒子性を証明しました。
粒状の光粒子が金属に当たって放出されるエネルギー量は、次のように表されます。E=hν
E=エネルギー、h=プランク定数、ν(ニュー)=周波数を表しています。
hはプランク定数で物理定数ですから一定です。つまりエネルギーは周波数に比例するということです。
周波数は振動数とも呼ばれ、1秒間あたりの波が振動する回数のことです。この式から、周波数(振動数)が高いほどエネルギーは高くなり、低いほどエネルギーが低くなることがわかるでしょう。では、この2つのエネルギーの式を人間に当てはめて考えるとどうなるでしょうか?
私たち人間にとって、目に見える世界は肉体そのものです。そして、目に見えない世界は心や感情といったものになります。それぞれ質量の式と周波数の式で表現することができるのではないでしょうか。
また、私たち人間の生きる世界で目に見えるものと言えば物質であり、これは枚挙にいとまがありません。一方で目に見えないものは「意識」「感情」「思考」などの精神的なものになります。
つまり、目に見える世界=物質世界、目に見えない世界=精神世界と言い換えることができます。『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』 第一章 より 高橋宏和:著 SBクリエイティブ:刊
本書は、お金の原理原則も学んでもらい、「量子力学×お金の引き寄せ」のアナロジーとして解説することで、結果的にあなたに「お金を引き寄せる法則」を身につけて
もらうための一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
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人間は「目に見えないもの」であふれた世界を生きている
高橋さんは、物質の最小単位である素粒子(量子)は「粒と波の両方の性質」を併せ持っている
と述べています。
素粒子は、見てないところでは、波のように動き回り(波動性)、ぱっと見られた瞬間に動きが止まる(粒子性)
挙動を示します。
つまり、この世の中は、以下の2つの世界に分けて考えることができます。
・目に見える世界=粒子性の世界
・目に見えない世界=波動性の世界
そして、「目に見えない世界」は、「目に見える世界」よりも圧倒的に大きいです。
宇宙線の観測を行うことで高エネルギー宇宙を解明することともに、素粒子物理学を開拓することを目的としている東京大学宇宙線研究所の研究データによると、宇宙の組成割合は95%が目に見えないもので組成され、目に見える物質はたったの5%しかないことがわかっています。
目に見えないものは物質とエネルギーに分けられ、前者を「ダークマター」と呼び、後者を「ダークエネルギー」と呼んでいます。ダークマターの割合は27%、ダークエネルギーの割合は68%です(下の図1を参照)。
ダークマターやダークエネルギーと聞くと、何やらこの宇宙は暗黒組織に支配されているように聞こえてしまうかもしれませんが、そうではありません。
「目に見えない」ということは光を当ててもまったく反射しません。すると地球からは観測できないので真っ暗になります。要するに、現代の技術では光学的に観測できない正体不明のもの、ということです。ダークマターやダークエネルギーを理解するために、ここで人間が「モノを見る」ということについて解説しましょう。
私たち人間は何を通してモノを見ているかというと、当たり前ですが「目」です。例えば、新しくスマートフォンを買うときに色を白にするか黒にするか青にするか赤にするか、といったことは目で色を識別して選択しているわけです。ではなぜ、そんな識別ができるのか?
それはスマートフォンという「物体」が太陽光や室内灯などの光を受けることで特定の光だけが反射し、その反射した光が目の網膜を通って電気信号に変わり、脳内でイメージとして映し出されるからです。
例えば、家電量販店で青いスマートフォンを購入して、外で使おうと思ったら青色のイメージが屋内と屋外で違った、という経験をしたことがあると思います。
それは内側=室内灯と、外側=太陽光の光が異なるため、それぞれによって反射した光が異なり、同じ青色でも風合いの違う青色として脳内で認識されているからです。人間の目には「視細胞」という青・緑・赤の光を判別するセンサーのような役割を果たす細胞があります。視細胞がそれぞれの色の光を感じ取る割合で色が決まります。
例えば、物体に反射して目に入ってくる光から青だけを視細胞が感知するとそれを「青色」と判断し、青と赤の両方を感知すると「赤紫色(マゼンタ)」、赤と緑の両方を感知すると「黄色」と判断します。
このように混ぜ合わせてさまざまな色を作る3色を「光の3原色」と言います。赤・青・黄の“色の3原色”では混ぜることで黒色になりますが、光の3原色では、青・緑・赤を混ぜ合わせると「白色」になります。逆に、これらを感知しない場合は「黒色」と判断されます。
部屋の電気を消すと真っ暗になりますが、これは部屋が黒くなっているわけではなく、光を感知できないために「黒だ」と判断しているわけです。
話は戻りますが、ダークマターやダークエネルギーは、電気を消した部屋のように、そこに存在していても観測できないために(存在自体は確認できています)、「ダーク」という呼び方が当てはめられているだけなのです。
(中略)では、これらの宇宙の組成割合を人間の目線で考えてみましょう。
そもそも人間は赤、橙、黄〜青、藍、紫までの虹色の可視光線の光しか見ることができません。可視光線とは人間の目に光として感じられる電磁波エネルギーのことで、その範囲は下限から上限までで360nm〜830nmとされています。両端である赤と紫のそれぞれの外側には赤外線、紫外線があります。紫外線は太陽の光、赤外線は家電のリモコンの光で考えてもらうとわかりやすいですが、当然、私たち人間の目には見えません(下の図2を参照)。
目には見えませんが、紫外線が日焼けの原因になったり、赤外線によってボタンを押すだけでテレビが点いたりと、確かに存在して役割を果たしていることはわかるはずです。
ちなみに、同じ生物でも蛇には赤外線が見え、昆虫には紫外線が見えることがわかっています。生物によっては見える電磁波の周波数帯が違うということで、人間が見える世界はほんの一部だということですね。これらの他にも、レントゲンを撮るときに発せられるX線や、AM放送・FM放送でおなじみのラジオの周波数(長波・短波)など、世の中にはさまざまな電磁波があり、私たちの周囲や空中を飛び交っています。
でも、それらは人間の目には見えません。それでも、現実に私たちは目に見えない電磁波のエネルギーの中に生きているのです。古典力学、量子力学、原子、二重スリット実験、波の性質、粒の性質、ダークマター、ダークエネルギーと小難しい話をできるだけわかりやすくお伝えしてきましたが、これらのミクロな世界とマクロな世界の話を、ここからは人間個人のレベルに落とし込んで考えてみたいと思います。
フランスの哲学者ブレーズ・パスカルの言葉に《人間は考える葦である》があります。
「人間は大自然の中では葦のように弱い生き物だが、頭を使って考えることができ、それこそが人間に与えられた偉大な力である」という意味ですが、考えることは「意識」の領域の話です。
そして、人間の意識は次の3つに分けることができます。・顕在意識 :物事を考えたり、何かを判断したり、望んだりするときの意識。私たちが常に自覚できているもの。
・潜在意識 :自覚はないけど言葉や行動に影響を与えている意識。「無意識」とも呼ばれいている。
・集合的無意識:個人を超えた人類共通の無意識領域。さらに、ニューロマーケティング(人間の無意識から生じる行動原理を脳の活動から明らかにするマーケティング手法)の世界的権威であるA・K・プラディープ博士の著書『マーケターの知らない「95%」 消費者の「買いたい! 」を作り出す実践脳科学』には次のように書かれています。
《人間の脳の情報処理は、95%が潜在意識で処理されている》
つまり、人間は95%の潜在意識によって動かされている生き物だ、ということです。95%の潜在意識と5%の顕在意識。
この割合を聞いて思い出したことがあるはずです。
そうです、宇宙の構造と人間の意識構成は非常によく似ているのです!分析心理学(ユング心理学)の創始者であるスイスの心理学者カール・グスタフ・ユングは、顕在意識と潜在意識の関係を次のように言っています。
《意識全体を大きな氷山に例えると、そのほとんどが海に沈んでいる潜在意識である。人間が自分で意識できる顕在意識は、海面から顔を出したほんの氷山の一角に過ぎない(意訳)》(下の図3を参照)例えば、私たち人間は普段、顕在意識でモノを考え、行動をします。
午前中はどこの取引先を訪問するか、今日のランチは何を食べるか、午後からの仕事は何をするか、家に帰ってAmazonプライムで映画を観るか、Nintendo Switchでゲームをするか、ビールを飲みながらYouTubeを見るか、それとも友だちを呼んで渋谷で飲み会をするか・・・・・といったことを意識的に考え、行動します。
だから私たちは顕在意識こそが意識だと思いがちです。でも実際は、95%の潜在意識=無意識の働きによって私たちは生きています。特に生命維持機能と潜在意識は深くかかわっています。
例えば、私たちは瞬きを意識せずに行います。心臓のポンプも無意識に動いています。細菌やウィルスに感染したら体内の免疫機能が意識せずに働いて体外に排除しようとします。
これらはすべて、潜在意識による人体を守るための防御機能です。
身近な例でも、家を出るときに靴を右足から履く、鍵を右手で閉める、慣れ親しんだルートを通って出勤や帰宅をする、など意識して考えることなくしている行動は挙げればきりがありません。宇宙の組成がたった5%の目に見える物質と、95%の目に見えない物質とエネルギーで構成されているように、私たち人間もまた、5%の顕在意識と95%の潜在意識によって構成されているのです。
潜在意識は確かに存在しています。ただ、観測できないため認識できていないだけです。ということは、もしもそこにアプローチできるとしたら、いったいどれだけの「可能性の扉」が開くでしょうか?
私は量子力学的な観点で物事をお伝えしながら、あなたの可能性の扉を開きたいと思っています。『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』 第一章 より 高橋宏和:著 SBクリエイティブ:刊
私たちが「すべて」だと思っている世界は、全体から見ると、たった「5%」でしかない。
かなり衝撃的な事実ですね。
ということは、残りの95%を占める「目に見えない世界(潜在意識)」に働きかけることができれば、簡単に現実を変えることができます。
「お金」に対するイメージ「4つのマトリックス」
「お金持ちになりたい」
そう願っても、なかなかそれを現実にできない人は多いです。
その理由を量子力学的に説明すると、「お金持ちになりたい」と思うことは「お金持ちになりたい」という思考の周波数を発しているため、「お金持ちになりたい」という現実、つまり、「今はお金持ちではない」という現実を引き寄せてしまう
からです。
高橋さんは、それを変えるには、思考を支える思考(潜在意識)に刷り込まれたお金に対するマイナスの思い込みを書き換え
る必要があると指摘します。
91ページの図をご覧ください(上の図4を参照)。
これは私の考える「幸せなお金持ち」「不幸なお金持ち」「幸せな貧乏人」「不幸な貧乏人」のマトリクスです。
「豊かさ」は「物心両面の豊かさ」という言葉もあるくらいに「物質的豊かさ」と「精神的豊かさ」の2つに分けることができます。「貧しさ」も同じように「物資的貧しさ」と「精神的貧しさ」の2つに分けることができます。
「精神的豊かさ」と「物質的豊かさ」、「精神的貧しさ」と「物質的貧しさ」、それぞれを4つのカテゴリーに分けると、各象限で「お金に対するイメージ」が異なることが見えてきます。
1つずつ詳しく解説していきましょう。まず、物質的にも精神的にも貧しい人は、お金を「汚いもの」「汗水たらして働いて得るもの(労働の対価)」「口にしてはいけないタブー」「持っているとしんどい(苦しい)もの」とイメージしています。
つまり、「お金=悪い」「お金=汚い」というイメージを持ってしまっています。これを「不幸な貧乏人」と本書では呼びます。次に、物質的には貧しいが精神的には豊かな人は、お金を「欲しいとは思わない」「興味がない」「自分には受け取る価値がないもの」「口にしてはいけないこと(タブー)」とイメージしています。
物質的に貧しい人とには共通の特徴があります。それは労働収入以外の収入に罪悪感を覚えるという傾向です。その背景に「自分とは縁がない」「考えてはいけない」という自己肯定感の低さがあります。
自己肯定感が低いと、お金を自然と受け取ることができないのです。精神的には豊かなのですがお金はないので「幸せな貧乏人」と言えます。この左側の2象限の人たちは、なかなかお金を引き寄せられなかったり、それで病んでしまったり、あきらめの人生を送ってしまったり、あるいは精神的に豊かでも清貧になってしまったりします。
さらに、基本的にお金のことが無意識に嫌いなので「お金HATEゾーンの人たち」とも言い換えることができます。
「いや、そんなことはない! お金は大好きだ!」と思う人もいるかもしれませんが、顕在意識で大好きと思っていても潜在意識でお金に対してマイナスのイメージを持っていると、お金を引き寄せることができないのです。一方で、右側の2象限の人たちはどちらもお金が大好きで「お金LOVEゾーンの人たち」として生きています。お金のことを心から愛してやみません。
お金は、お金好きの人やお金のことを愛している人のところに自然と集まってくるものなのです。ただ、右下の物質的には豊かだけど精神的には貧しい人は、お金に「権力の象徴(パワー)」「支配するためのツール」「お金さえあれば地位も名誉も手に入る」「とにかくお金さえあればいい」というツール的側面のイメージを持っています。
お金は大好きなのですが、自分の欲求を満たすためだけのツールなので、結果的にお金は集まってきてもそれ以外の人間関係や人脈、周囲からの信頼や社会的な信用などは得られず、逆に嫌われていたり、何かと揉め事を起こしがちになってしまいます。
いわゆる「不幸なお金持ち」です。最後に、右上の物質的にも精神的にも豊かな人は、これはもうお金への考え方そのものの次元が違います。こういう人を「幸せなお金持ち」と呼びます。
お金へのイメージを「愛の象徴」「感謝の結果」「信頼の証」ととらえ、それらのエネルギーが形になったものだと考えています。
愛や感謝や信頼というプラスのエネルギーが変換されたものですから、それらプラスのエネルギーと共鳴してお金がどんどん入ってきて、幸せなお金持ちになります。
多くの人に愛され、多くの人に価値を提供して感謝され、それによって多くの人から信頼されることによってお金が舞い込んできて、人脈も生まれ、幸せな人生を送れます。4つのマトリクスを見たときに、少し考えてもらいたいのは「あなたは潜在的に、お金にどんなイメージを持っているか」ということです。
もしかすると、自分が「お金HATEゾーン」に属していて、そこに書かれているようなお金のイメージを持っているかもしれません。だとしたら、まずその思い込みから外していかないといけません。
あなたはお金に対してどのようなイメージを持っていますか?
今すでに幸せなお金持ちの人は自然と「お金=愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったもの」というイメージを持っているはずです。
もし、幸せなお金持ちになりたいのであれば、お金のイメチェンをする必要があります。
お金自体には良いも悪いもなく、本来はニュートラルな存在です。お金に対するイメージを書き換えることができれば、あなたも幸せなお金持ちになることができるのです。もう1つ、ここまでお伝えしてきた内容を踏まえて、4つのマトリクスを見て気づいたことはありませんか?
そうです! 右上の幸せなお金持ち以外の人は、どちらかといと目に見えるものを重視しています。物理的に汚い、口にしてはいけない=考えてはいけない(タブー)、物欲や権力欲を満たすためのツール(道具)など、それこそ財布の中にある現金や通帳に印字された数字のような、目に見えるものとして考えてしまっています。
つまり、E=mc2で表現できる見える世界でしか考えられていないのです。一方で幸せなお金持ちは、お金を「愛と感謝と信頼のエネルギーが形になったもの」と考えているわけですから、目に見えない世界を重視しています。
言ってみれば、E=hνで表現できる見えない世界を重視して生きているわけです。お金も含め、すべてのものはエネルギーなわけですから、イメージや思考もまた、エネルギーだと言えるでしょう。
イメージすることとその現実化を科学的な視点で考えると、臨場感を持ってその状態をイメージすると、身体を構成する素粒子の状態が変わって、エネルギーの状態も変化します。実際にあるセミナーを開催したときに35億円をイメージするワークをやったことがあります。これは「私は月収35億円!」と言葉にしながら35億円を引き寄せようというイメージワークです。
このセミナーが終わり、2年半ほど経ってから受講生から本当に35億円キャッシュで手に入れたと報告を受けました。セミナー受講生は50人ほどいましたが、本当に35億円引き寄せたのはたった1人でした。
なぜ、その人が本当にお金を引き寄せることができたと思いますか?
実はその人だけが、臨場感あふれてありありと35億円をイメージしていたからです。35億円の札束はどのくらいの高さになるのか、重さはどのくらいになるのか、といったことをイメージしていたそうです。
つまり、お金を引き寄せるコツは、臨場感を持ってありありと理想の状態のイメージをすることなのです。あなたにとっての理想の収入はどのくらいですか?
あなたにとって理想の生活はどんな生活ですか?
ぜひ、ありありとイメージしてみましょう。
幸せなお金持ちとそうでない人では、お金というエネルギーに対して「どういう臨場感を持って感じ取っているか」が異なる、ということです。
E=mc2の観測できる世界(5%)で考えるか、E=hνの観測できない世界(95%)で考えるかの違いなのです。『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』 第二章 より 高橋宏和:著 SBクリエイティブ:刊
お金に対するイメージを良くすること。
「自分は豊かである」というマインドを持つこと。
お金持ちになるためには、その2つが重要だということです。
潜在意識という、残り95%の氷山の海に隠れている部分に関心を向ける。
それが最初のステップになります。
「パラレルワールド」を量子力学的に説明すると?
観測されないと波の状態であり、観測されると粒の状態になる。
この素粒子の二面性を、現実世界にどう落とし込めばいいか。
量子物理学の世界では、これを「観測問題」と言います。
観測問題の解釈には、「コペンハーゲン解釈」と「多世界解釈(エヴェレット解釈)」という、大きく二つに分類できます。
コペンハーゲン解釈は、電子は無数の可能性の重ね合わせの状態で、本来は波のように存在確率の分布を広げている電子が、観測された瞬間に一点に収縮し、波の状態から粒の状態になる
というものです。
一方、多世界解釈は、ミクロの世界もマクロの世界もすべてが重ね合わせの状態で、確率的に決まる出来事の数だけ世界そのものは多数に分岐している
というものです。
コペンハーゲン解釈と多世界解釈の2つの解釈のうち、もともとは前者が主流でした。
しかし、最近では多世界解釈の考え方が支持されつつあります。それは、素粒子が波動性から粒子性にどのように変換されるかだけでなく「量子テレポーテーションの原理」でも説明できるからです。
量子テレポーテーションとは、量子力学系にある量子の情報を瞬間移動する方法です。これは実際に素粒子や原子レベルで実験が行われ、成功しています。将来的には量子テレポーテーションを使うと大きな物体(もしかしたら人間のような大きさまで)の情報も別の場所へ瞬間移動させることができるかもしれません。実は私が初めて量子力学という言葉を知ったのは、私がイギリスのアメリカンスクールに通っていたときで、図書館でアメリカの科学雑誌を読んでいたところ、「世界で初めて量子テレポーテーションの実験に成功した」という記事を見つけたのです。
この実験は1998年にカリフォルニア工科大学で行われ、東京大学大学院教授の古澤明教授も携わっており、世界初の実験の成功はアメリカの科学誌のサイエンスでその年の10大ニュースにも選ばれました。この論文は「ジュラシック・パーク」で知られる作家マイケル・クライトンの目に留まり、タイムトラベルを題材にした歴史冒険小説『タイムライン』に紹介されています。テレポーテーションの実験に成功と聞くと、ドラえもんのどこでもドアを想像しますよね。まさにSF映画のような世界が科学的な実験で確認され、ますます量子力学に興味を持つようになりました。
最近の研究では、米国エネルギー省のフェルミ国立加速器研究所(FNAL)をはじめとする研究チームが、初めて全長44kmの光ファイバーを用いて、光子量子ビットの持続的な長距離テレポーテーションを実証し、90%超という高い忠実度が実現されています。現在も多くの物理学者の間では、パラレルワールドの存在について真面目に議論されています。
アメリカの理論物理学者でハーバード大学の教授、リサ・ランドール博士は5次元宇宙論を提唱しています。
また、マサチューセッツ工科大学のマックス・テグマーク博士は、これを「マルチバース理論(多元宇宙論)として提唱し、博士によると理論的には10の500乗通りの宇宙が存在するそうです。
パラレルワールドの考え方は、私たちの人生に応用することができます。人生は選択と決断の連続であり、選択するまではあらゆる可能性の宇宙が存在していると考えられるでしょう。
従って、あなたの年収が400万円の世界もあれば、年収1000万円の世界もあるし、年収1億円の世界も同時に存在していることになります。このように世界の成り立ちを見ていくと、今あなたの身に起きている「お金持ちではない現実」もまた、過去のあなたが行った選択と決断によって引き寄せてしまっていることがわかると思います。
ということは、そこから人生を変えるために必要なこともおのずと導き出されるでしょう。
そうです! 「お金持ちになる!」と決断することです。大ヒット漫画『ワンピース』の冒頭で、主人公のルフィは「海賊王に俺はなる!」と宣言しました。「海賊王になりたい」ではなく「なる」と言ったのです。そして連載中の現在も、その目標に向かって冒険をしながら邁進しています。
あなたには、本書でルフィになってもらいます。ただ、なるのは海賊王ではなく「お金持ち」です(笑)。
そのためには最初に「自分はお金持ちになる!」と決断してください。
この先の内容として、お金持ちになるための考え方をお伝えしていきますが、どれだけ方法を伝えたところで、あなた自身がそうなる決断ができていなければ机上の空論になってしまいます。「お金持ちになりたい」では、お金がない現実を引き寄せてしまいますのでダメです。
「お金持ちになる」という未来をこの時点で選択し、決断するのです。
今はまだお金持ちでなくても構いません。あなたがその決断をすることで、マルチバース理論では「お金持ちになるパラレルワールド」が選択され、始まるからです。
お金持ちの定義は自分で決めてもらって構いません。年収1000万円でも3000万円でも1億円でも、月収35億円でも構いません。大事なのは、それを決断することです。
そうすることで、波の状態である可能性が粒化し、現実化されるのです。これはエレベーターで考えてみるとわかりやすいかもしれません。あなたはエレベーターに乗っていますが、まだどの階のボタンも押していません。当然、エレベーターは動かず、あなたをどこへも連れて行ってくれません。
でも、エレベーターに乗る時は目的地があるはずです。3階に行くのか5階に行くのか屋上に行くのが、どこへ行くかによって押すボタンは変わります。そして、そのボタンを押さない限り、目的地に到達できません。
これは、人生でもまったく同じことが言えるでしょう。人生においても行先を決めない限り、目的地には到達できないのです。
お金持ちになりたいと思っても、どのくらいお金持ちになりたいのか明確に決めない限り、そこには到達できません。年収1000万円を目指したいのか、年収3000万円を目指したいのか、それとも年収1億円を目指したいのか、目的地を決めることによって現実は動き出していきます。ロビー階にいるあなたが、年収1000万円なら1階を、3000万円なら3階を、1億円なら10階をそれぞれ自分の意思で押すことができればエレベーターはそこに到達できるように動き始めるイメージです(下の図5を参照)。
ボタンを押すときは、あなたの人生の可能性が広がると思えるものを選択しましょう。そのボタンを押すことでワクワクするか、明るい未来を想像できるか、で決めてもらって構いません。
どうですか? 押せましたか?「私はお金持ちになる!」「私は年収〇〇万円になる!」と言葉にすることができましたか? 決断して言葉にできれば、そのパラレルワールドに移行することが可能となるのです。『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』 第二章 より 高橋宏和:著 SBクリエイティブ:刊
私たちは、いつでも無限の可能性(世界)を選択肢として持っています。
ただ、今いる世界が「唯一の世界」だと思い込んで、そこに留まっているわけです。
無限に高い高層タワーの、どの階にも行けるエレベーターの中にいる。
ただ、いつも同じ階のボタンだけを押しているので、同じ階にしか行けない。
そんな状況を打破し、現実を変えるには、他の階に行けるボタンもあるのを知ること。
それだけです。
宇宙に存在する「4つの力」を人間の個性タイプに当てはめると?
宇宙には、4つの力が存在しています。
すなわち「電磁気力」「強い力」「重力」「弱い力」です(下の図6を参照)。
高橋さんは、これら4つの力の特性は人間の個性タイプと非常によく似ており、それぞれの特性を知り、かつ自分の個性タイプがどれに当たるかを知ることで、あなたがどのように成功していくべきか、どのようにお金や豊かさを手に入れられるか
がわかると述べています。
「電磁気力」は、電子や陽子などの電荷に対して働く力(電気力)や、磁石のN極・S極といった磁気の力(磁気力)です。電気力と磁気力の2つの力がありますが、これは19世紀のイギリスの物理学者ジェームズ・マクスウェルによって1つの方程式にまとめられています。
私たちが日常で経験する“重力以外”の力はすべて電磁気力です。特に、原子核と電子を結びつけて原子を作る力や、原子同士を結びつけて分子を作る力です。摩擦力や張力(垂直方向に引っ張り合う力)も電磁気力の一種です。「強い力」は、原子核がバラバラになるのを防いでいる核力です。原子核の中には陽子と中性子に働く斥力(反発する力)を超えて物質を作る力を指します。
強い力の素粒子はグルーオンといいます。グルー(Glue)とは英語で「糊」のことで「糊のように固く結びつける」という意味があります。「重力」は、マクロな世界を支配する、私たちに最もなじみの深い力です。すべての素粒子に「引力」として働き、地球、太陽、銀河系などの天体の運行を司って、巨大な宇宙の構造を作り出しています。
ちなみに重力は、4つの力の中で最も弱いものです。重力は「重力子」という素粒子の交換によって私たちに伝わっていると考えられており、さらに重力子は質量を持たないため無限の彼方まで届き、その強さは距離に比例して弱くなっていく未発見の粒子です。「弱い力」は、放射性物質を発する力です。普段、私たちが感じることはありませんが、原子核のベータ崩壊を起こしたり、その際にニュートリノを放出させたりします。
すべてのクォークやレプトン(物質の基本的な構成要素の1つ)に働きかけ、さまざまな粒子を別の粒子に変化させる重要な役割を果たしています。これら宇宙に存在する4つの力を、私はそれぞれ人間の個性タイプに当てはめてました。これを「人間の4つのタイプ理論」と呼んでいます。
4つの力になぞらえて、それぞれ「EMタイプ(Electronic Magnetic Type:電磁気力型)」「STタイプ(Strong force Type:強い力型)」「GRタイプ(Gravity Type:重力型)」「WKタイプ(Weak Force Type:弱い力型)」と名づけました。[EMタイプ(Electronic Magnetic Type:電磁気力型)]
明確なビジョンを持っていて、目標があると行動しやすいタイプ。[STタイプ(Strong force Type:強い力型)]
物事を深く分析し、真理や真実を追求したいタイプ。[GRタイプ(Gravity Type:重力型)]
とても親しみやすく、人と人とをつないだり、仲良くしたがるタイプ。[WKタイプ(Weak Force Type:弱い力型)]
とても愛情深く、癒やしや安心感を人に与えるタイプ。205ページに4つのタイプの特徴を、図とリスト化したものを載せておきます(下の図7、図8を参照)。
また、次ページのQRコードから、質問に答えるだけで自分のタイプを簡単に診断できる「個性診断システム」にアクセスできますので、ここで本を読むのを休んで、気分転換がてら自分のタイプを調べてみましょう。
ちなみに私は「STタイプ」です。前の項目で自分のタイプはわかりましたか?
それでは、それぞれの個性タイプの詳しい特徴と、お金を引き寄せる手段について解説していきましょう。EMタイプ(Electronic Magnetic Type:電磁気力型)
電磁気力の光子(フォトン)は光の速度で動きます。同じようにEMタイプも「思いついたら即行動」の行動派。外交的かつ目的思考なのが特徴です。
光子が物体にぶつかって反射することで視認できるように、EMタイプは視覚からの情報で物事を認識します。未来のビジョンを映像的に認識していて、それをいわば光の速度ーーつまり、早口で人に話す傾向が強いです。
相手を観察するときも視覚を使い、同時に自分も視覚を重視しているため「他者からどう見られるか」を意識し、服装や髪型、表情、立ち居振る舞いを重視した選択を行います。
オーダーメイドのスーツを着たり、ファッショナブルなジャケットやシャツやパンツ、女性であれば大きめのアクセサリーやネイルをする習慣もあります。
基本的に人としてはエネルギッシュで、キーワードは「行動力」「情熱的」「チャレンジ」「結果重視」です。
人間関係の付き合いはわかりやすく、白黒はっきりしていて、磁石のN極S極のように、価値観の合う人とはバッチリ合いますが、合わない人とは徹底的に合わなかったり、人と付き合う際、物事を判断する際に損得勘定を持って接したりします。このような傾向を持つEMタイプの場合、ビジョンや目標があると行動を起こしやすく、新しいことや難しいことにもチャレンジしながらリーダーシップを発揮します。ナンバーワンでありたい人なのでトップに立って意思決定をする仕事が向いています。
独立起業をして経営者になる、あるいは業界のリーダーとしてユーチューバーやインスタグラマーなどのインフルエンサーになるのも良いでしょう。あるいは、芸能関係を目指すなら俳優やモデル、お笑い芸人やタレントなどにも向いています。お金を引き寄せる際も、視覚情報に訴えかけるやり方がポイントです。
わかりやすい方法が「ビジョンマップ」です。自分の理想や生活や住みたい家、置きたい家具、乗りたい車、生きたい場所(旅行先など)をネット画像や雑誌などから探してきて、模造紙に貼りつけたり、コルクボードに貼って、常にビジョンが目に見えるようにしておきましょう。そうすることで潜在意識が書き換わりやすくなります。STタイプ(Strong force Type:強い力型)
強い力が原子核の中で及ぼす核力は、強力でありながらその力の及ぼす影響範囲が小さいように、STタイプも内向的で目的思考が強いタイプです。物事を深く考え、真理や真実を探求する研究者タイプとも言えるでしょう。
キーワードは「思考」「分析」「探求」「発見」「誠実」「信頼」です。
読書が好きで自分の考えを文章にまとめたり、誰かにロジカルに説明することが得意です。思考は論理的で、自分の考えや理論をしっかり持っているため、相手の発言に矛盾を見つけると鋭くツッコミを入れたがったり、自分考えや理論と合わない相手には少し批判的になりがちです。冷静沈着で口数の少ないSTタイプは、物事を実現するために情報を集め、戦略的に考えて目標達成の計画を練ります。
なにかモノを買う場合でも、分析したりリサーチしたりして、他社製品や価格を十分に比較検討して購入します。
ただ、EMタイプのように見た目を気にするタイプではないので、ファッションに無頓着というか、規律やルールに則ったーー言ってみればTPOをわきまえた服装や行動をとりたがります。逆に、そのようなことを気にしない人がいるとイライラする傾向もあります。STタイプは聴覚優位です。音に敏感だったり、人から言われた言葉に強く反応したりします。また耳から入った情報がイメージとして像を結びやすいです。
その分、言語化も得意なので、論理的思考や分析を行う科学者や研究者、発明家、コンテンツ開発業、講師や教師などの言葉を使う仕事、弁護士やコンサルタントなども向いています。お金を引き寄せる際には理想や目標を明確に数値化して設定しましょう。
「3年以内に年収1000万円になる」というように期限や数字を明確に書き出すのです。さらに、聴覚の優位性を活かして、設定した理想や目標を毎日宣言したり(アファメーション)、唱えたアファメーションを録音して耳から聞くことによって、潜在意識が書き換わりやすくなります。例えば、「私はますます豊かになる」と毎日唱えてみるのもいいでしょう。GRタイプ(Gravity Type:重力型)
重力がすべての物質を調和させて均衡を保つように、GRタイプもまた、1人でいるよりみんなと一緒に行動することを好みます。
共感性が高く、周囲を和ませるムードメーカーで、STタイプのように真面目に物事に没頭するより、寝ることや、食べること・遊ぶこと・面白いこと・楽しいことなどワクワクするようなことが好きです。
キーワードは「共感」「体験」「協調」「創造」です。GRタイプは理論よりも感情を重視します。明確なビジョンや目標設定をしたとしても、それが自分にとって「ワクワクするか」「楽しそうか」によって行動できるかどうかが決まります。楽しいイベントや心が躍るようなものであれば、喜んで行動します。
ただ、そもそも目標や計画を立てるのが苦手で、ルールや規則に縛られたくないため、自由に楽しく遊びながら成功できることを探して目標にしましょう。また、人とのつながりやご縁を大事にするタイプなので、1人で成功するというよりは、誰かとつながって、人脈を介して成功する傾向が強いです。
もちろん、そういう人々とも争うのではなく、協調して、何事も平和的に進めたり、解決しようとします。毎日のように何人もの人と会っても苦にならないので、コミュニケーションをとりながら、新たな何かを創造していきましょう。仕事としては営業マンや接客業、身体を動かすスポーツ選手、登山家、探検家、トレーナーやダンサーなどが向いています。人脈を作りながら事業を起ち上げる方法もいいでしょう。
GRタイプは他者からの影響を受けることでお金を引き寄せ、夢を実現します。
すでに成功している人、運がいい人、質の高い人脈を持っている人、幸せなお金持ちなどとつながることで潜在意識が書き換わりやすくなります。
そのような場所(パーティーや交流会)に積極的に足を運ぶようにしましょう。WKタイプ(Weak Force Type:弱い力型)
EMタイプ、STタイプ、GRタイプの得意なことがすべて苦手なのがWKタイプです。「弱い力」と言われるとハズレのような気がしますが、そうではありません。むしろ他のタイプにはない愛情深さや、癒やしの力を持っているタイプです。
そこに存在しているだけで人に癒やしを与え、愛情を持って人に接するWKタイプは、それだけで周囲を包み込む存在です。相手の気持ちを察した気配りもでき、物静かで口数は少ないものの、周囲からは「優しい人」と思われます。
キーワードは「愛」「癒し」「調和」「協力」「受容」です。ただ一方で、感受性が強すぎるため相手に感情移入しすぎる傾向も強いです。
相手がつらい立場にいると、自分まで同じようにつらくなって苦しんでしまいます。1人で考え込んでしまいがちな、とても繊細なタイプです。
ですから、たくさんの人と会うことは得意ではありません。人によっては、誰かと会うことに不安や恐れを感じることもあります。
家でまったりするなど1人でゆっくり過ごしたり、公園に出かけて自然と触れ合ったりすることで、自分の心も癒やしてあげましょう。
仕事は1対1のものが向いています。
カウンセラー、セラピスト、エステティシャン、マッサージ師などの言葉をあまり使う必要のない仕事や、ヒーラーなどの人を癒す仕事、秘書のような誰かをサポートする仕事も向いています。WKタイプは目標設定や言語化が苦手です。人前でのプレゼンテーションや、自分の考えを文章にまとめたりするのも得意ではありません。イメージトレーニングもアファメーションも長続きしません。
ただ、感受性が強いためフィーリングや感覚は強く、自分がピンときた道に進んでいくといいでしょう。瞑想をしたり、マイペースにゆったり過ごしたりしながら自分と向き合う時間を大切にし、直感や感覚に従って行動してください。
そのほうがお金を引き寄せる方法としてベターです。『「量子力学的」お金と引き寄せの教科書』 第二章 より 高橋宏和:著 SBクリエイティブ:刊
皆さんも、自分のタイプを知って、 人生に役立てていきましょう。
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高橋さんは、これまでの時代は「Competition=他者を蹴落とす競争」の世界
だったが、これからは「Collaboration=みんなで協力して共創」する世界になって
いくとおっしゃっています。
奪い合う世界から分け合う世界へ。
目に見えるものを重視する有限の世界から目に見えないものを重視する無限の世界へ。
価値観が変化するにつれて、お金の持つ意味も変わってくることでしょう。
「お金の引き寄せ」に、量子力学という、まったく新しいアプローチから迫る一冊。
ぜひ、皆さんもお手にとって、その驚くべき効果を試してみてください。
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