本一冊丸かじり! おいしい書評ブログ

本を読むことは、心と体に栄養を与えること。読むと元気が出る、そして役に立つ、ビタミンたっぷりの“おいしい”本をご紹介していきます。

【書評】『多次元パラレル自分宇宙』(松久正)

 お薦めの本の紹介です。  松久正さんの『多次元パラレル自分宇宙』です。

 松久正(まつひさ・ただし)さんは、整形外科医です。  自ら開発されたDNAビッグバンという超高次元DNA手術(松果体DNAリニューアル)やセルフワークにより、人生と身体のシナリオを修正・書き換え、もがかずに楽で愉しい「お喜びさま」「ぷあぷあ」新地球人を創造する活動をされています。

誰にも「自分だけの宇宙」がある!

 松久さんが、本書で訴えたいこと。

 それは、皆さん1人1人が生きる宇宙は「あなただけの宇宙」であって、あなた以外の生命は誰も存在せず、関与しないということです。

 宇宙とは、あなたの生命の固有らせん振動数、あなただけの振動エネルギー、生命のエネルギーが存在する時空間のことです。

 私は最近、魂のことをBeingと言っています。  魂と言ってしまうと、あやしい、うさん臭いなどと最初から引いてしまう人がいることに気づいたのです。  Beingとは存在そのものであり、それは魂のエネルギーのことです。  Beingのエネルギーが発生する点がゼロポイントで、ゼロポイントから魂がいろいろな体験をしながら気づいて、学んで、進化・成長するという過程を経ていきますが、いずれは「もともとのゼロポイントに戻りたい」というのがBeingの本当の姿なのです。

 そのエネルギーの集合体、「いまここ」の自分、過去の自分、未来の自分、「いまここ」に関する無限数にある自分、過去のある時点での無限数にある自分、未来のある時点での無限数にある自分、無限数にある自分をすべて包括したものを自分宇宙といいます。

 ですから、自分宇宙の中には、無限数のパラレル宇宙を含んでいて、その宇宙は自分だけのものです。人にも同じようにそのような宇宙があって、人それぞれでゼロポイントが違うのだから、宇宙は違うのです。  どうして違うのかといったら答えは1つ、ゼロポイントが異なるからです。  ゼロポイントが異なるから、当然それにって誕生する宇宙は違います。

 では、ワンネスとはどういうことなのでしょうか。  皆さんは「宇宙=ワンネス」と教えられて、魂は1つのところから生まれたのではないかと戸惑(とまど)う人がいると思います。  ワンネスというは、ゼロポイントの集合意識なのです。  いうならば、ゼロユニバースです。  1つから生まれるのではありません。  1つ1つのゼロポイントから生まれた、それぞれ個別の生命エネルギーがあります。  ゼロポイントは無限大のエネルギーです。  無限大のエネルギーの集合意識がワンネスです。  今までこのことは誰も言っていませんが、私はあえて言います。 「宇宙はワンネス」と学んだ人も、これで理解できるようになります。  大事なことは、「1つから発生した」のではなくて、「個別から発生した」という認識です。それが、これからスピリチュアルを学んで、目に見えない世界、自分の本質を学んでいく上で、最も重要な出発点になります。  出発点が個別だから、自分が生きる自分宇宙は個別です。  ワンネスが本当に1つだったら、宇宙は1つです。  まず、これが皆さんに最も知ってほしいことだし、知らないといけないことです。

『多次元パラレル自分宇宙』 まえがき より 松久正:著 徳間書店:刊

 いまここは「中心次元」と呼びます。 「中心次元」以外の無限数の自分を「多次元の自分」と呼びます。

 パラレルに(同時に)、無限数の多次元に存在する自分宇宙を自由に選択し、望む自分になる。  そこに努力、我慢というプロセスは必要ありません。

 本書は、「多次元パラレル自分宇宙」の仕組みを解説し、「自分宇宙」を乗りかえながら夢をかなえる方法をわかりやすくまとめた一冊です。  その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「ワンネス」と「ゼロユニバース」の違い

 人間を含めて、存在するすべては皆、同じところから誕生している。  それが、精神世界で言われている「ワンネス」の概念です。

 しかし、松久さんは、エネルギーの大もとが一緒というのは真理ではないと述べています。

 私が言う真理とは、ゼロポイントは「いまここ」にあって、自分だけの唯一のものということです。過去も未来もパラレルの無限数の自分も「いまここ」にあって、全部ゼロ秒、ゼロ歳なのですが、その「ゼロポイントは各人みんな別々」だというところが一番大事です。  多次元パラレル自分宇宙を勉強するにも、ゼロポイントの大もとがワンネスで1つだったら、どうなるでしょうか。  他人の意識エネルギーが全部くっついていたら、望む未来を選ぶことはできません。  選んだら、ワンネスに吸収されてしまいます。  つまり、人が絶対に絡んできて、常に干渉されることになります。  ワンネスは、常に干渉もするし、干渉されるという呪縛から逃れられないコンセプトであり、これは宇宙の真理に反します。  エネルギーの大もとが同じなのだから、パラレルをいくら変えても、そこにつながってしまいます。これは正しくありません。

 そうではなくて、生命エネルギーの始まりのゼロポイントは全く別で、それぞれが宇宙現象の中で最も高いエネルギーです。何億ヘルツとか、何兆ヘルツとか、何京ヘルツとか、そういう数字がない世界で、無限大ヘルツの世界です。  ゼロポイント=無限大ヘルツの世界です。  生命らせん振動波(宇宙ソウルウェイブ)の無限大ヘルツを生み出すポイントのことを、ゼロポイントといいます。  無限大というのは数字がないということで、どんな大きい数字でも、数字という形になった時点でいきなり低次元になります。このことは知っていたほうがいいと思います。超高次元では数字は存在しません。  数字が存在しない超高次元の無限大ヘルツのゼロポイントの集合意識が真のワンネスです。  本当はワンネスと呼ぶよりも、ゼロユニバースと言ったほうがよいと思います。  いわゆるゼロポイントを集めた集合意識です。

「ゼロユニバースはワンネスとは違う」ということが大事であって、無限大のゼロポイントの集合意識です。  そこは共有はするのですが、お互いに干渉はしない。全く影響し合いません。  そこがワンネスとの違いです。  ゼロユニバースは大もとの数字のない世界のエネルギーの集合体であって、これは集合体ですがお互いに影響し合わない。だから、シャボン玉宇宙が別々に成り立つのです。くっつきません。

『多次元パラレル自分宇宙』 第1章 より 松久正:著 徳間書店:刊

図1 ゼロユニバースとワンネスの違い 多次元パラレル自分宇宙 第1章
図1.ゼロユニバースとワンネスの違い
(『多元パラレル自分宇宙』 第1章 より抜粋)
「わたし」という存在は、大もとの「1つ」が分かれたものではありません。

「わたし」という存在がすべてくっついて、「1つ」を創り上げている。  それが、松久さんのいう「ワンユニバース」の考え方です。

 すべての人が、それぞれ完全に独立した世界(宇宙)を持っている。  そう考えると、これまでの人生観が180度変わり、可能性が広がる感じがしますね。

ゼロポイント=多次元パラレル自分宇宙との出入り口

 松久さんは、魂=Beingのエネルギーが発生する点がゼロポイントだと述べています。

 ゼロポイントとは、ブラックホール、宇宙の空間のシリコンホール(珪素原子に存在するエネルギーポイント)のことです。

 自分だけの宇宙があって、いま生きている宇宙空間は、自分宇宙の一部なのです。  いま見えている宇宙は、いくつも同時に存在しているパラレルの宇宙の中の1つでしかありません。ほかの宇宙の出入り口がゼロポイントなのです。  つまり、ほかの多次元パラレル自分宇宙との出入り口がゼロポイントです。  しかも、ゼロポイントは、自分のエネルギーがもとに戻った無限数のエネルギーのところなので、最も高い状態のところから無限にポータルがいっぱいあると思ったらいいでしょう。  無限にポータルがあって、意識中心(中心宇宙)は1個のポータルしか選択できないので、あるポータルを開いたら、そのポータル・イコール・ゼロポイントなのです。  だから、ほかに無限数の選択しなかったポータルがあって、ゼロポイントは大きい集結の中の1個のポータルです。  ここにそれぞれ宇宙がくっついています。  ここのことをゼロポイントといって、大もとの宇宙エネルギーはゼロボールといいます。

 多次元パラレル宇宙の大もとがゼロボールです。これは自分の存在の大もとです。  大もとは完璧な状態で、無限数の振動数があります。  ここには始まりも終わりもなくて、ただ存在しているだけなのです。  最初はシリコンホールがあって、超高振動数エネルギーの高次元珪素の塊がゼロボールです。  自分の意識、エネルギーはもともと超素粒子で、何かの起点で回転し始めました。  何かという表現は非常に微妙なのですが、回転し始めると意識を持ち始めるので、「自分を体験したい」ということで、このゼロポイントからどこかに飛び出るのです。  では、超素粒子はいつからあるかというと、地球人には考えられない世界で、ただ、あるだけなのです。いつからとか、いつ生まれたとかではなくて、超素粒子はもともとあるのです。  でも、あるときに、ブラックホールを1個あけて、ゼロポイントから宇宙に飛び出します。初めて飛び出したことを「誕生」と言います。  ブラックホールのゼロポイントのポータルを開いたときを「魂の誕生」といいます。

『多元パラレル自分宇宙』 第1章 より 松久正:著 徳間書店:刊

図2 多次元パラレル自分宇宙へのポータル 大 とポータル 小 多次元パラレル自分宇宙 第1章
図2.多次元パラレル自分宇宙へのポータル(大)とポータル(小)
(『多元パラレル自分宇宙』 第1章 より抜粋)
 自分の存在の大もと(ゼロボール)に、無限数の多次元パラレル自分宇宙が、ポータルを通じてつながっている。  意識中心(中心宇宙)が、無限にあるポータルから1つを選ぶと、それがゼロポイントになる。

 私たちは、魂のレベルで無意識に、そのようなプロセスを経て、今の「自分世界」を選んだのですね。

「松果体シリコンホール」が多元世界の出入り口

 無限数のパラレル自分世界とつながる出入り口「ポータル」は、脳の中にあります。

「松果体」と呼ばれる器官に、たくさんのシリコンホールがあり、それがポータルとなります。

 松果体は珪素でできていて、そのエネルギーの集合体です。  珪素原子には電子殻(でんしかく)の空間にあるポイントに存在するブラックホールのようなもの、シリコンホールがそれぞれあります。珪素原子のエネルギーが、目に見えない高次元の珪素も含めて集合すると、高次元のシリコンホールができます。これが無限数にくっついているのが松果体なのです。  物質で考えたら、7〜8ミリの松果体に無限数のポータルがつくとは地球人には考えられません。「松果体は7〜8ミリしかないのに、そのポータルの大きさはどのくらいなのですか。いったい何ミリあるのですか。0.1ミリ掛ける700個しか入らないでしょう」などと聞いてくる方もいらっしゃいますが、そうではないのです。  高次元松果体には高次元珪素があります。  エーテル体、アストラル体と同じで、周囲にエネルギーがあって、そこに無限数のポータルがあるのです。だから、同じ場所に違う穴がいくつもあると思ってもいいのです。空間に1個でなくて、無限数にポータルがある状態です。  それは、それぞれの1個のシリコンホールにシャボン玉宇宙が1個ついていると思ってもらったらいいでしょう。それが多次元パラレルの自分宇宙です。  時間と空間を中心にした、無限個数のパラレルの自分宇宙のシャボン玉を持っているわけです。それはシリコンホールが出入り口です。  いま生きている自分宇宙のシャボン玉があって、大きいシャボン玉の表面に穴があいている、その自分宇宙の外に、たくさんの宇宙がつながっていると考えてもよいです。  それが無限に重なっている。  つまり、シリコンホールが多次元への出入り口です。  まずシリコンホールが開いていないと、出入りできません。  開いていても、自分が乗りかえられない、実現しないという問題もあります。  どうしたらシリコンホールが開くのか。どうしたら開いている間に乗り移ることができるのかということが、パラレルを生きるポイントになります。

『多元パラレル自分宇宙』 第1章 より 松久正:著 徳間書店:刊

図3 シリコンホールが多次元への出入り口 多次元パラレル自分宇宙 第1章
図3.シリコンホールが多次元への出入り口
(『多元パラレル自分宇宙』 第1章 より抜粋)
 小さな松果体に、無限数のポータル(シリコンホール)がある。

 たしかに、物質的な視点から考えても、理解はできません。

 シリコンホールを開き、別のパラレル自分世界に移る。

 そのためには、「目に見えない世界」への理解が不可欠ですね。

グラウンディングして「地球へのポータル」を開く

 無数にある「多次元パラレル自分宇宙」は何が違うのか。  それは、「存在している振動数」です。

 つまり、自分の世界においても、さまざまな振動数を持つ自分が存在しているわけです。

 自分の宇宙の叡智を尊重し、「これでいいのだ」と受け入れて、楽で愉しく生きていたら、振動数はどんどん上がっていきます。

 逆に、こうでなければいけないと思いが強すぎたり、自分ではなく周囲にばかり意識を向けいたら振動数を下げます。

 松果体を活性化するのは、「ソルフェジオ周波数」で、936ヘルツです。

 宇宙とつながるには、936ヘルツの倍数で振動数を上げていけばいいということ。

 一方、地球と共鳴する、グラウンディングする(地に足をつけける)のは「シューマン振動数」で、7.8ヘルツです。

 宇宙とつながるためには、936振動数の倍数でアップさせていくのです。  つまり、936の2倍、3倍、100倍、1000倍、1万倍、1億倍とどんどんアップさせていけば、ゼロポイントにつながりますが、地球で存在するためには、7.8の倍数で地球とつながらないとダメなのです。

第7チャクラ 約950ヘルツ(936=7.8×120) 第6チャクラ 約850ヘルツ(858=7.8×120) 第5チャクラ 約750ヘルツ(780=7.8×120) 第4チャクラ 約650ヘルツ(650=7.8×120) 第3チャクラ 約550ヘルツ(550=7.8×120) 第2チャクラ 約450ヘルツ(468=7.8×120) 第1チャクラ 約400ヘルツ(390=7.8×120)

 地球で7.8の倍数で生きるために、私が生み出したテクニックをご紹介します。  まず、自分に感謝するのです。  ハートチャクラを意識して、「自分に感謝」と言います。  そのいっぱいのエネルギーを下におろすように意識して、次に第2の松果体のところ(尾骨あたり)を意識して、「地球に感謝」と唱えます。  その後に地球に向かって「ありがとうございます。お喜びさまです。うれしいです。」と言うことで、地球からエネルギーがたっぷり注がれて、第2の松果体、そしてハートチャクラまでを7.8の倍数にすることができます。  次にやることは、ハートチャクラをもう一度意識して、「自分に感謝」と言った後に、心の中でも、口に出してもいいですから、脳の松果体を意識して「自分は完璧だ」と唱えます。 「自分はすべて大丈夫だ」というのは、第1、第2、第3チャクラをつなげます。 「自分は完璧だ」というのは、第5、第6、第7チャクラを整えます。 「自分は完璧だ」と言った後で、宇宙に向かって「ありがとうございます。お喜びさまです。うれしいです。」と言うと、ハートチャクラから脳の松果体を宇宙の936ヘルツの倍数に整えられます。  地球と共鳴するシューマン振動数7.8で整えたものをハートで宇宙と共鳴するソルフェジオ共振数936につなぐのです。  完全に宇宙にも地球にもサポートされる状態をつくり上げます。  つまり、松果体のポータルを開くには、振動数を上げることが大事なのです。  936の振動数の倍数でどんどん上げていくと、振動数が高ければ高いほど可能性の高い、もっとすばらしい世界のポータルを開くことができるようになります。

『多次元パラレル自分宇宙』 第3章 より 松久正:著 徳間書店:刊

図4 チャクラと基本振動数 多次元パラレル自分宇宙 第3章
図4.チャクラと基本振動数
(『多元パラレル自分宇宙』 第3章 より抜粋)

図5 シューマン振動数で生きるテクニック 多次元パラレル自分宇宙 第3章
図5.シューマン振動数で生きるテクニック
(『多元パラレル自分宇宙』 第3章 より抜粋)
 尾骨のところには、目に見えない「第2の松果体」があります。

 第2の松果体は、地球の生命たち(ガイア)とつながるポータルです。

 第2の松果体を開くには、シューマン振動数7.8の振幅を促すこと。  そのためには、「喜びのエネルギー」が必要となります。

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 望む自分になるために知っておかなければならない大事なこと。

 それは、「なろうとしたらなれない」ということです。  「なろう」と思うことは、「なっていない自分」がずっと続くことですから、永久になれません。

 松久さんは、自分はなると決めて、なるタイミングはいつかわからないけれども、いずれなるから、それまでの自分を愉しもうと泳がせておくだけで、いつの間にか「望む自分になる」ということだとおっしゃっています。

 流れに逆らわず、波に任せてプカプカ浮いている。  そして、その状態を愉しんでいる。

 それが、より高い波動の多次元パラレル自分宇宙のポータルを開く、つまり、自分の思い通りの人生を生きる秘訣です。

 皆さんも、これまでにはなかった画期的な「願望実現メソッド」に、ぜひ触れてみてください。

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