【書評】『天』(斎藤一人、柴村恵美子)

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 お薦めの本の紹介です。
 斎藤一人さんと柴村恵美子さんの『天』です。

 斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、「銀座まるかん」の創業者で、“納税額日本一の実業家”として有名な方です。
 93年から納税額12年連続ベスト10に入るという快挙を成し遂げられています。

 柴村恵美子(しばむら・えみこ)さん(@shibamura_emiko)は、斎藤一人さんの一番弟子です。
 銀座まるかん柴村グループ代表を務められているかたわら、一人さんの教えを自ら実践し、広める活動を積極的になされています。

「天とつながる生き方」とは?


 柴村さんが、師匠である一人さんに出会ってから四十年近く。
 仕事のことや生き方や人間関係など、様々なことを教わってきました。

 一人さんの教えを一言で言うならば、「天とつながる生き方をしなさい」ということ。
「天とつながる生き方」とは、己の天命を知り、天が示す生き方を実践しなさいということです。

 柴村さんは、人が「天とつながる生き方」をしているとき感動と喜びがあり、天とつながっていない人の心には不安と恐れが生じると述べています。

 本書は、一人さんの「天とつながる生き方」を実践する方法を、わかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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天と交わした約束の意味


 一人さんは、人生という旅路で一度も道に迷ったり、来た道を後悔したことはないのだそうです。
 それは、岐路に立ったときは、必ず天が示す道を進んできたから

 天からのメッセージを受け取るためにはまず、天のことをよく知る必要があります。

 天、つまり宇宙の中心には、たった一つ、「大霊(たいれい)」があります。
 それは、宇宙を創造した絶対神のこと。

 一人さんは、私たちの魂は、この大霊の一部で、この地球に魂を成長させるために生まれてきたと述べています。
 今は「魂の夜明け」の時期なのだと指摘しています。

 それってなんですかっていうと、人は何度も生まれ変わるということ、そして、人の肉体は滅んでも魂は不滅なんだってことがわかる時代が来るってことです。それが、あとだいたい千年ぐらいかかるんだよね。
 でも徐々に、それがわかり出してきてるんです。たとえば退行催眠をすると前世の記憶を語り出す人がいます。
 アメリカで実際にあった話だけど、ある患者さんが水恐怖症の原因を究明するために退行催眠を受けたとき、前世で船が沈んで死んだときのことを話し出したの。そういう例がたくさん出てきたんです。
 そこで、過去にそういう事実があったかを追っかけ調査すると、それが実際にあったことだというのが証明されるような事実が発見されているんです。
 それで魂の成長ってなんですかっていうと、二つだけなんです。
 実はこの世の中のしくみはすごくシンプルなの。複雑にしているのは、そのことで商売をしている人がいるからです。
 人は死ぬと、「あなたはこの人生を楽しみましたか? 人に親切にしましたか?」と聞かれるの。この二つしか聞かれないんです。
 なぜかというと、私たちは約束をして出てきたの。「この人生を楽しく生きて、人に親切にします」と言ってこの世に出てきました。
 だから私たちは天から「約束は守りましたか?」と聞かれるだけなんです。
「あなたは人生を楽しみましたか? 人に親切にしましたか?」

 『天』 第一章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 地球という星は、「魂を成長させるための場」です。

「あなたは人生を楽しみましたか? 人に親切にしましたか?」

 この言葉に躊躇せず首を縦に振ることができるとき「天が示す生き方」を実践できるのでしょう。

「さだめ」は必ず変えられる!


 人は、自分の力の及ばないことが起こると、「運命だ」「宿命だ」といってあきらめてしまいます。

 しかし、一人さんは、人の「さだめ」は変えることができると述べています。

 人の「さだめ」って、変えることができるんです。
 マイナス100のパワーのさだめを持っている人には、プラス100のパワーの意志があるの。だからプラス・マイナスでゼロになって、さだめを変えることができるんだよ。
 それで、明るく人に親切にしていると、因果ってどんどん消えていくの。
 因果とは罰じゃないんです。因果が罰だとしたら、人は罰を受けるために生まれてきたことになるんだよ。
 神は罰を与えないの。罰が起こるんだとしたら、それは同じ目に遭わないとわからない人に起こるの。だからそれも学びなんだよね。
 それで神はしあわせをくれるんじゃないの。しあわせに変えられるものをくれるんだよね。
 木でも、土壌に栄養分が豊富で雨も十分降っていると根をあまり伸ばさないの。それでどんどん大きくなって嵐が来ると、根がしっかり大地に張れてないから倒れちゃうんだよ。
 それと同じで、神は私たちを困らせようとはしてないの。しっかりと根を張るための学びをくれているんだよ。
 今、神は私たちに不況をくれたんだけど、それに文句言っちゃいけないからね。それよりもこんな不況の中ででも、どうやって利益を出すかを一生懸命考えるの。ポーカーでも麻雀でも、来た手に文句を言ってたら勝てないんです。自分に来た手でどうやって勝てるかを考えるんだよ。
 神がもし、あなたにハンデを与えたのだとすれば、それはあなたが優秀だからなんだよ。

 『天』 第一章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

「天は乗り越えられない試練は与えない」とよくいわれます。
 つまり、天は試練を与える代わりに、それを乗り越える力を同時に与えてくれます。

 自分の「さだめ」を変えられるか変えられないか。
 それは、結局、最後まで自分を信じることができるかというところに行き着きます。

まず自分がしあわせになる!


 一人さんは、身内の相談に来る人に対して、いつも「自分がしあわせになりな」とアドバイスをします。

 自分が“しあわせの波動”を出せば、問題の身内の人もつられて“しあわせの波動”になるからです。

 身内の問題で悩んでいる人って、目の前に氷があって、寒い寒いと言ってるのと変わらないんだよね。それをどうすれば解決できますかっていうと、あなたがしあわせのストーブや太陽になって、その人を温めてあげればいいんだよ。
 相手もしあわせになりたいんです。それを相手が不幸だからといって、その不幸に付き合っちゃダメだからね。
 それでまだお姉さんのところに行くと引きずられちゃうんだとしたら、しばらく会わないようにするとか。それは決して、相手を見捨ててるんじゃないんだよ。あなたも助かり、相手も助かる方法が一番なんだよ。
「娘が引きこもりなんです」って母親が私のところに相談に来たのなら、あなたが変わらないとダメなの。私は来てない娘さんを変えることはできないんです。それに、人は人を変えることはできないんだよ。変えられるのは自分だけなの。
 だから相談に来たお母さんが明るくするとか、フラダンスを習いに行くとか、自分が自ら外に出ると楽しいことがいっぱいあるよって示さないとダメなんだよ。
 それとこういうときって、娘はお母さんのことを嫌ってるの。だから困らせようとしてるんだよ。
 それでなぜ嫌いになったかというと、「おまえはこう生きるんだよ」と言って教わってきたことがことごとく外れたんだよ。学校でいじめられているのに「元気に行きなさい」とか。
 だからその子は、自分が不幸なのは親のせいだと思ってるの。それを病気という形で仕返ししてるんだよ。
 だからお母さんは「今までお母さんも間違ってたけど、まずはお母さんだけでもしあわせになるよ」とか、「だからあんたも早く治しなよ」って言えばいいの。
 そうやってお母さんがしあわせになって自らの波動を変えると、それが娘さんにも影響するの。それで、しあわせそうなお母さんを見て、自分だけが不幸にしてることがばかばかしくなるんだよ。
 湿った薪(まき)は燃えないって言うけど、バンバン燃えてるストーブの前に置いておけばやがて乾いて燃えるようになるの。だから一番大切なのは、あなたがバンバン燃えてるストーブになることなんだよ。そうしたら薪が濡れてようがなにしようが関係ないんです。

 『天』 第二章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 しあわせな人は“しあわせな波動”を、ふしあわせな人は“ふしあわせな波動”を周りに放っています。

 ふしあわせな波動に合わせている限り、ふしあわせからは逃れられません。
 周りに構わず、自分がしあわせになってしまうことに専念しましょう。

 しあわせの波動を周りに放ち続ける存在、“バンバン燃えるストーブ”を目指したいですね。

神様が与えてくれたプレゼント


 柴村さんは、「欲」も神様が与えてくれた大切なプレゼントだと述べています。

「欲」を、あるときは武器として、あるときは楽しむための道具として使うべきだと強調しています。
 欲の中でも特に学びになるのは、「自己重要感」「群居衝動」です。

 自己重要感とは「あなたは大切な人ですよ」と思われたいということです。私の場合、それがほめられたいという気持ちで出ました。それが奉仕という行動に出たときに自己重要感が満たされたのです。
 つまり、自分の「我」が奉仕に変わったとき、すべてがうまくいくようになったのです。「我」が強いときは相手のことを考えなかったのが、ほめてもらいたいという気持ちから奉仕という形でその「我」を発揮し出したとき、心が満たされてきたんです。
 これが自分だけの自己重要感を満たす行動であれば、自分がやらないと気が済まないといったただの「わがまま」になってしまいます。
 だから自己重要感を満たすためにはまず、相手の自己重要感を満たしてあげることが大切です。つまり、まわりをほめる。すると、なぜかそれが自分のほうに返ってきて、自分がほめられるようになるのです。
 特に、偉くなったらまわりの人をほめないといけません。威張っちゃダメなんです。偉い人にほめてもらうと人はうれしいんです。だから人は偉くなればなるほど、他人をほめないといけないんです。
 他人をほめられない人は、自己重要感が足りないから人をほめられないんです。だから、自己重要感が欠如したまま偉くなると、人はほめてもらおうとして威張ってしまいます。
 群居衝動も同じです。
 群居衝動とは、「ひとりぼっちになりたくない」という気持ちです。だからこれは、仲間と楽しくやるための行なのです。
 ひとりぼっちにならないためには他人から愛される自分をつくらないといけません。そのためには愛される自分とはどういうものかを考える必要があります。
 そしてもう一つ、自分を愛してもらうためにはまず、自分から愛さないといけません。他人を愛する気持ちを持ってこそ、自分も愛してもらえる存在になれるのです。

 『天』 第四章 より 斎藤一人、柴村恵美子:著 サンマーク出版:刊

 人は誰でも、自分自身が大切な存在だと認められたいし、愛されたいと願っています。

 自分の自己重要感を満たすためには、まず相手の自己重要感を満たしてあげること。
 自分を愛してもらうにはまず、自分から愛すること。

 いいことであれ、悪いことであれ、相手にしたことは結局、自分自身に跳ね返ってきます。
 これも「天」の定めた法則のひとつです。

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 柴村さんは、人柄がいい人とは、天とつながっている人で、これからの時代、人柄が良くないと商売も成功しない時代に入ってきたとおっしゃっています。

 その人自身に魅力がなければ、人は動きません。
 愛される存在でなければ、人も寄ってこないし、商品も買ってもらえません。
 そんな時代になりつつあるということでしょう。

 これからは、個性や人とのつながりが重視される時代です。

 一人さんや柴村さんのように、人としての魅力を武器にして周りを巻き込んでいくこと。
 それが成功の秘訣です。

 私たちも、自分の魅力を磨き、「天」とつながる生き方を目指していきたいですね。

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