【書評】『人とお金』(斎藤一人)

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 お薦めの本の紹介です。
 斎藤一人さんの『人とお金』です。

 斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、「銀座まるかん」の創業者で、“納税額日本一の実業家”として有名な方です。
 93年から納税額12年連続ベスト10に入るという快挙を成し遂げられています。

「いい人」に必要な二つのこと


 世の中には、「いい人」と呼ばれる人がいます。
 やさしくて、どんな人にも親切で、困った人を見ると放っておけない人たちのことです。

 世の中、「いい人」たちすべてが成功しているかというと、そうではありません。

 一人さんによると、これには、神さまからのメッセージがあるとのこと。
 それは、「いい人の部分は大切にしながら、さらに学ばなければいけないことがあるよ」ということです。
 
 さらに学ぶべきこととは、「お金のこと(経済)」「人間関係」について。
 この二つのことに気づいた人から、成功することができます。

 本書は、「いい人」がお金と人間関係に恵まれ、成功して幸せになる秘訣をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「出金」をできるだけ減らすこと


 お金(経済)に強くなるために、最初にしなければいけないこと。
 それは、「“赤字”を出さないこと」です。

「マイナスをつくらないこと」は、商売や仕事をやるうえでも、もっとも大切なことです。

 商売で一番大切なことは、とにかく「儲け」を出すことです。
 事業で「儲け」が出たら、その「儲け」でまかないながら、商売を広げていけばいいのです。
「儲け」を出す前に、商売道具にお金をかけてしまうことは、一番やってはいけないことですからね。
 ところが、このまちがいを、多くの人がしてしまいます。
 例えば、カメラマンの人は、最初にいいカメラをそろえれば、いい写真が撮れそうな気がしてしまうのです。
 だから、借金をしてでも、最新の機能のついた、高額なカメラを買います。
 このことが、商売に借金のクセをつける「出金(できん)」だということに、残念ながら気がつかないのです。
 食べ物屋さんをやっている人は、フライパンと鍋さえそろっていれば、たいていの料理はつくれます。
 それ以外のキッチン器具をそろえる必要はありません。また、それ以外の器具を使わなければつくれないようなメニューは考えないことです。
 この「出金をかけない」というのは、実に大切なのです。
 このことがわかっているかどうかで、商売が成功するかどうかが決まってしまうのです。

 『人とお金』 第一章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 最初から、「形」にこだわり過ぎてはいけないということ。
 身の程をわきまえて、手の届く範囲内の準備で、始めることが商売が上手くいくコツです。

 まずは、足元を固めてから事業の成長するとともに、「形」もそれなりに整えていくこと。
 それが継続的に発展させるポイントですね。

仕事は早くとりかかった人の勝ち


 成功する人、仕事運がいい人の共通点。 
 それは、仲間や先輩から、「いいこと」を聞いたら、それを自分の仕事に取り入れるのが格段に速いことです。

 一人さんは、この「取り入れるスピード」が命になると指摘しています。

 なぜなら、すべての情報には「旬」があります。
 いま、その人の耳に入ってきたということは、その人にとって「旬」なことなのです。「もうちょっと考えてからやろう」とか、「もうちょっと周りの様子を見てからやろう」とか、そういうふうに、せっかくのいい情報を自分の懐であたためてはいけません。
 自分の中で寝かせていると、いつのまにか「旬」が過ぎてしまいます。
 そして、「さて、そろそろ・・・・」と腰を上げたころには、みんなが先にそれにとりかかっていて、ものすごい差が生まれているのです。
 微差が、大差になる。それが仕事というものです。
 とにかく、速いだけで合格。遅いだけで、失格なのです。
「いいこと聞いたら、すぐ実行!」
 これができる人のところに、仕事のツキが集まっていくのです。

 『人とお金』 第二章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 少しでも役に立ちそうな情報をもらったら、とにかく、すぐに試してみる。
 フットワークの軽さが、成功のカギになります。

 考えているだけでは、何も起こらないし、始まりません。
 とにかく、実行あるのみです。

「いい人」ほど強くなりなさい


 やさしいことは、とてもいいことです。

 世の中には、この「やさしさ」を逆手にとってくる人もいます。
「コイツだったら、上手にだませる」と思って近づいてくる人たちです。

 こういう意地の悪い人たちに、絶対になめられてはいけません。

「善に強くは、悪にも強くなくてはいけない」
 この言葉の意味が、わかるでしょうか?
「悪に強い」というのは、悪を見抜く力があるということです。
 要するに、悪い人の考えてくることを、先回りして見抜かないとダメだ・・・・ということです。
 人は、「人がいい」だけでは生きられません。
「いい人」でも、悪に弱ければ、人からなめられて、いつもバカにされたり、詐欺にひっかかったりして、つらい思いをすることになります。
 お金をとられた場合は、あなたがつらい思いをするだけにとどまりません。
 例えば、詐欺にあって、あなたが100万円とられたとします。
 悪い人にお金がいったら、また悪いことに使う。
 あなたが大切に貯めたお金が、結局「悪いこと」に使われてしまうのです。
 だから、世の中のためにも、悪に強くならなければいけません。
 いいですか?
 あなたをなめてかかる人にまで、やさしくすることはないのです。
 ビクビクしたり、相手の機嫌をとったりするのをやめて、毅然(きぜん)とした態度で立ち向かいましょう。

 『人とお金』 第三章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

「いい人」に必要なことは、「悪を見抜く力」を身につけることです。

 悪人といっても、「見た目からして悪人」という人は、ほとんどいないでしょう。
 羊の皮を被った狼のように、本当の悪人はいかにも善人であるかのような振る舞いをしています。

 見た目や雰囲気にだまされない。
 言っていることとやっていることをじっくり観察する。

 相手が信用できるかを見極める用心深さを備えていたいですね。

「自己重要感」の高い人はくじけない


 一人さんは、「私は、最後には必ず成功する!」と強く信じている人は「自己重要感が高い人」と述べています。

 運がいい人や、幸せな成功をつかむ人は、この「自己重要感」がズバ抜けて高い人です。
 自己重要感の高い人は、失敗しても、切り替えが早く、自分を立て直すのが早いです。

 一方、自己重要感の低い人は、自分を立て直すのに時間がかかります。
 次の挑戦まで時間をかけて悩んだり、挑戦自体をやめてしまうこともあります。

 この地球は「行動の星」です。行動することで、すべての幸せやツキや運気が、入ってくるようになっているのです。
 運がいい人になるには、何度も果敢に挑戦していくこと。
 そう、「行動すること」しかないのです。
 それには「自己重要感」を、常に満たしていかなければいけない。
 そのために、どうすればいいのかというと「自分で自分をほめること」。
 なぜなら人は、そんなにタイミングよく、あなたのことをほめてくれないからです。
 運がイマイチ上がらない人は、こう思っています。
「誰かがほめてくれないかな・・・・」
「誰かが認めてくれないかな・・・・」
 そう思いながら、じっとカラに閉じこもってしまいがちです。
 そのカラを自分で破って、外に出ていくには、「自分で自分をほめること」。
「私って、えらいね」
「私って、すごいね」
「私って、何でもできるね」
「私って、最後には必ず成功するね」
 この言葉を一日に何度も言って、自己重要感を常に高めていきましょう。

 『人とお金』 第四章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 自己重要感を高めるには、とにかく「自分で自分をほめること」
 間違っても、自分で自分を責めたり、けなしてしまってはいけません。

「いい人」ほど、何か問題が起こったりすると、自分のせいにしてしまいがちです。

 一番身近で、頼りになる存在は、自分自身をおいて他にありません。
 まずは、自分が、自分自身の最大の理解者であり、応援者であり続けたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 一人さんは、不幸な人の特徴に「私には、これがない」とか「これができない」とか、“自分にないもの”に焦点を当てるところがあるとおっしゃっています。

 逆に、「自分には、これがある!」「これができる!」とか、“自分にあるもの”に焦点を当てる。
 そんな人は、幸せになれるとのことです。

 生まれもってきたものや、周囲の環境に文句を言っても始まりません。
 今、自分が持っている武器が何かを見極めて、それをさらに磨いていく。

 それが、幸せになるための最短ルートです。

「人」と「お金」についての正しい理解を深めること。
 それは、私たちの幸せな成功への道のりを強力にバックアップしてくれます。


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