【書評】『おもしろすぎる成功法則』(斎藤一人)

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 お薦めの本の紹介です。
 斎藤一人さんの『おもしろすぎる成功法則』です。

 斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、「銀座まるかん」の創業者で、“納税額日本一の実業家”として有名な方です。
 93年から納税額12年連続ベスト10に入るという快挙を成し遂げられています。

人に聞いてもらうには、「おもしろい話」をすること


 一人さんは、ふだん、パーティや講演会などで話すとき、なるべくその場にいる人の「役に立つ話」をするようにしていますが、そのときに決めていることがひとつあります。
 それは、その話が、一人さん自身にとっても「楽しくておもしろい話」だということです。

 明るくて楽しい話や思わずふきだしてしまうようなジョークを、わざと最初にはなしたり、話の途中に、しょっちゅう「おもしろい話」を混ぜたりするそうです。
 その理由は、それがどんなに「いい話」だったり、「大切な話」であっても、おもしろい話でないと、人は絶対にきかないからです。
 一人さんは、「楽しくておもしろい話で、相手の心を開いて、大切な話を受け入れやすい雰囲気を作る」ことが何より大事だと述べています。

 本書は、一人流「大切な成功の法則」を、“楽しく・おもしろく”まとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「仕事」はやりたくないように生まれてきている


 一人さんは、みんな「仕事」について、大きな“かんちがい”をしていると指摘しています。

「仕事」に関してなんたけど、人ってね、「仕事」と名がつくものは、やりたくないように生まれてきているの。
「仕事は、適当にさぼりたい」
 そういうふうに、生まれてきているの。
 これは、だいたいの人がそうなの。
 これが、ホントのことなんです。
 たとえば、「シャッター通り」みたいなところがあるじゃない。昔は栄えていた商店街だったんだけど、いまはお店が閉まっちゃって、人が来なくなっちゃったようなところ。
 私もよく地方に行くと相談されるんだけど、そういうところでは、みんなで口々に、「この街をもういちど活性化してやろう!」って言っているけど、ホントのところ、ほとんどの人はそんなに大変なことをやりたくないんだよね。
 なぜかっていうと、それって「仕事」だから。「仕事」は、適当にさぼっていたいの。
 だから、ホンネを言うと、「食べていける程度に、お客さんが来てくれればいい」。
 ホンネは、そう思っている人がほとんどなんですよ。

 この世の中には、「仕事は適当にやって、土日に休みがきちんととれて遊べればいい」っていう理由で、サラリーマンになる人がけっこういるよね。
 じゃあ、自分でお店や事業をやっている「自営業の人」は、もっと仕事を一生懸命やりたいから、自営業を選んだのかというと、そうじゃないんだよ。「お店をやったら、サラリーマンよりラクできるんじゃないか?」。そう思っている人がお店をやるんですよ、だいたいの人はね。
 こういうふうに考えることは、いけないことじゃないんです。「仕事は、できるだけさぼりたい」っていうのが、人間の本質なんだから。
 もういちど言うけれど、人は、「仕事」と名がつくものは、食える程度にしていればよくて、適当にさぼって、あとはできるだけ、なまけていたいものなんです。
 まず、このことをわかってください。
 かなりショーゲキ的な話でしょう?(笑)

 『おもしろすぎる成功法則』 第1章 より  斎藤一人:著  サンマーク出版:刊

 身も蓋(ふた)もない話ですが、たしかにその通りですね。

「仕事が趣味で、四六時中仕事のことを考えていたい」
 そういう人は、ごく一部です。

 ふだん口にしていることや、やっていることは置いておいて、
「仕事は適当にやって、土日に休みがきちんととれて遊べればいい」
 それがほとんどの人たちが考えているホンネだと、頭に入れておく必要がありますね。

人が、喜んで働くようになる方法


 一人さんは、「人が喜んで働けるようになる方法」の一つとして、「仕事をゲームにすること」を挙げています。

 まず、1つめ。「仕事をゲームにすること」
 人ってね、「ゲーム」が大好きなんです。
「仕事」っていうと、適当にやって、さぼりたいんですよ。ところが「ゲーム」になると、がぜん張り切って、一生懸命やりだしちゃうんです。
 だから、いま、仕事を一生懸命やっている人っていうのは、その人の中で「ゲーム感覚」になっちゃっているんですね。
 ひとりさんの場合も、まったく同じで、「仕事」のことを「ゲーム」としてとらえています。
「ゲーム」の中でも、いちばんむずかしいのは、「1人でやるゲーム」です。
 たった1人で戦って、「過去の自分」が出した点数を、追い抜いていく・・・・っていうゲーム。先月の自分が「敵」だとして、先月の自分を抜くためには、「改良」しかないんですよ。
 1万円でも売り上げを良くしようとしたら、「笑顔が足りないんじゃないか」とか、「お客さんへのほめ方が足りないんじゃないか」とか、そういうふうに1人で「ゲーム」ができる人が、まれにいるんです。
 ちなみに、ひとりさんも「1人ゲーム」をずっとやってきました。
 1人でも「ゲーム」ができる人は、みんなでできて、みんなで楽しめる「ゲーム」も考えることができます。
 何人か集まってくると、みんなでランキングを付けたり、弱い人には強い人が教えてあげたり、強すぎる人にはハンディをつけたりして、みんなで楽しく「ゲーム」ができるんです。
 日本人がいちばんニガテなのは、「ゲーム」を作ることなの。野球ではイチローが有名になったし、「ワールドカップ」でサッカーに夢中になった人もいっぱいいるけれど、野球もサッカーも自分たちが考えたゲームじゃないんだよな。日本人は「作られたゲーム」は一生懸命やるけれど、自分で「ゲーム」は作れない。
 だから、「ゲーム」が作れて、みんなでそれを楽しめるって、すごい貴重なことなんですよ。

 『おもしろすぎる成功法則』 第1章 より  斎藤一人:著  サンマーク出版:刊

 やる気の出ない仕事も、自分でルールをつくって「ゲーム」にすれば、積極的に楽しめますね。
 ゲームは、条件が厳しくなればなるほど燃えるものです。
 しかし、難しすぎても、途中で諦めてしまいます。

 何を目的にして、どんなルールを設けるのか。
 敵は何(誰)で、武器は何なのか。
 シナリオやデザインをしっかり描くことが、そのゲームにのめり込めるかどうかのカギですね。

目覚めたら「今日も一日美化しよう」


 一人さんは、目が覚めると、「よし、今日も一日、美化して生きよう!」と思うようにしています。
 一人さんのいう「美化」とは、「自分に起きたことを、そのままで受け止めず、ほんのちょっと良く上乗せして受け止めること」

 たとえば、会社で仕事をしているときに、ちょっとしたことでガミガミ言う上司がいるとするよね。そうしたら、こう思うんです。
「あの人は、私をビシビシ鍛えて、最強のサラリーマンにしてくださっているんだね。ああ、ありがたいなあ!」
 仕事が終わって、疲れて家に帰ったとき、奥さんが「待ってました」とばかりに、あなたの「キョーミの持てない話」をまくしたててくることがあるでしょう。「うちの猫にノミがいっぱいいる」とか、「韓流アイドルがどうした」とか、「ブランドの新作のバックがどうした」とか・・・・。
 それでもあなたは奥さんの話を、笑顔のままじっと聞きながら、こう思えばいいのです。
「奥さんは、私に、どんなジャンルの話でも、じっと耳を傾ける“修行の機会”を与えてくれているんだね。これで仕事のクレームが来ても“仏の笑顔”で話を聞くことができる。ああ、ありがたいなあ!」
 とにかく、そのまま受け止めないことです。これが“美化”のコツなんですね。
 なぜ、私がわざわざ、こんなことをしているかというと・・・・。これには深い理由があるんです。
 私たちが、この世に生まれてきたのには、理由があります。
 それは、「この世で魂のステージを上げて、もっとステキになって、あの世へ帰ること」。そういう約束を、生まれる前に、神さまとしてきているんだよね。
 あなたが「もっと、ステキになるため」には、物事をそのままで受け止めていたらダメなんです。
 そのまま受け止めていたのでは、「普通の人」。
「普通の人」のままでは、神さまとの約束は果たしたことにはならないからね。
「ステキな人」とは、「どんな状況を与えられても、なんでも“美化”することができる人」。
 だから、「美化」とは、「ステキな人」になるための訓練なんですよ。

 『おもしろすぎる成功法則』 第1章 より  斎藤一人:著  サンマーク出版:刊

 美化することで、相手が変わるわけではありません。
 しかし、自分の心は確実に変わっていきます。

 相手の悪口や愚痴を言わなくなるだけでも、周りの印象はガラリと変わります。
 すべては、自分のとらえ方次第だということですね。

「相手の空間をおかす人」とは長く一緒にいられない


 一人さんは、人と人との縁が切れる原因は、ほとんどの場合は、「相手の“心の空間”をおかしたこと」にあると述べています。

 この世には、「“心の空間”の法則」っていうものがあるんだよ。
 人には、自分に必要な“心の空間”っていうものがあるんだよね。“心の空間”っていうのは、「自由に、のびのび動ける場所」っていうのかな。
“心の空間”がたくさん必要な人と、少しでも大丈夫な人と差はあるかもしれないけれど、必ず「必要な“心の空間”」っていのがあるの。
 その“心の空間”を、人からおかされたらイヤだよね。
 たとえ、付き合っている相手だったり、結婚相手だとしても、自分の“心の空間”をおかされると、ものすごくイヤなんだよな。

 たとえば、奥さんが「韓流ドラマ」が好きで、韓国の俳優をおっかけているとするよね。それで、その奥さんのダンナさんも「韓流ドラマ」が好きだったら、夫婦で一緒に楽しめて、「楽しい“心の空間”」が大きくなります。
 でも、ダンナは「韓流ドラマ」に興味がなくても、それはそれでいいんだよ。奥さんに「おまえは、韓流ドラマ好きだもんな。十分楽しみなよ」とか言っていればいいんだよな。それは、相手の“心の空間”を認めてあげたことになるんだよ。
 だけど、「韓流ドラマなんてくだらないもの、見るのやめろ!」って言うのは、奥さんの“心の空間”に踏み込んで、相手の“心の空間”を減らそうとしていることになる。こういうことをされると、奥さんは、ダンナのことがつくづくイヤになるんだよね。
(中略)
「この人は、このくらいの空間だから」って、認めてくれる人とは、長く一緒にいられるんだよ。
 だって、「“心の空間”を認めてくれる人」は、自分の“心の空間”の中にいてもいいもんな。
 相手の“心の空間“を認めなかったり、減らそうとする人がそばにいることが耐えられないんだよ。

 『おもしろすぎる成功法則』 第1章 より  斎藤一人:著  サンマーク出版:刊

 人は、干渉されることを嫌うにもかかわらず、周りに対しては、つい干渉してしまいがちです。

 自分がされてはイヤなことは、相手に対してもしない。
 それが人間関係を円滑にする秘訣です。

 相手の“心の空間”を認めて、最適な距離感を保てるようにしたいですね。

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 一人さんは、成功とは「楽しい」や「おもしろい」の先にあるものだと思っているとおっしゃっています。

「成功するには、苦労が必要だ」
 そのように言う人は多いですが、それは間違いです。

 車のハンドルも「遊び」がないと、うまく方向を変えることができません。
 人生にもつねに「心の余裕」、つまり「楽しい」や「おもしろい」がないと、自分の行きたい方向へ行くことができないということです。
 皆さんも、一人さんの「おもしろくて、ためになる」お話を読み、成功への最初の一歩を踏み出してみませんか?

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