【書評】『こうすれば、夢はあっさりかないます!』(はせくらみゆき)

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 お薦めの本の紹介です。
 はせくらみゆきさんの『こうすれば、夢はあっさりかないます!』です。

 はせくらみゆき(はせくら・みゆき)さんは、画家、作家、教育家です。
 芸術や科学、経済まで、ジャンルにとらわれない幅広い活動を続けておられます。

宇宙から教えてもらった“夢のかなえ方”


 夢をあっさりかなえ、人生をうまくいかせるコツ。
 はせくらさんは、それを「宇宙」から直接教わりました。

 ある日突然、宇宙からのメッセージが届くようになったはせくらさん。
 そのメッセージは「宇宙授業」ともいえるもので、宇宙の成り立ち、自然界のしくみ、私たちがなぜここにいるのかなど、科学的な情報が次々と送られてきたそうです。

 宇宙の教え、いわゆるスピリチュアルな考えというのは、うっかりすると現実逃避の道具になってしまいます。目の前の生活をないがしろにし、ただ宇宙に思いを馳(は)せてしまうというように。
 けれど、私が教えられた宇宙授業の内容は、私たちがこの地球上でよりよく生きていくための知恵であり、実践哲学でもあると思うようになりました。たとえば実生活で困難なことがあったときに、宇宙の教えに沿った考えや行動をとると、現実がガラリと好転することがたびたび起きたのです。
(中略)
 そもそも、私たちがこの地球に生まれてきたのは、生を喜ぶため、楽しむためです。
 世の中の常識や世間体などをいっさい気にしない本当の自分、真の自分ともいえる、心のずっと奥にある「いのち」が喜ぶような生き方をするためです。
 夢をかなえようとするのも、そのひとつでしょう。そのために歯を食いしばったり、血のにじむような苦労や努力をするのは、本末転倒だと思いませんか。
 では、具体的にどうやって夢をあっさりかなえるのか――本書ではその方法をお伝えしていきたいと思っています。
 それは、目標を掲げて、コツコツ努力しましょうというのでもなく、願ったものを引き寄せて実現させましょうという、いわゆる「引き寄せの法則」といわれるものでもありません。
 それらよりもさらに進化した、すでに「ある」世界から、迷いなく選択して、ただそれを見せるだけという、いうなれば「選択と共振の法則」とでもいうべき現実化のメカニズムです。
 このシンプルな法則をつかえば、思いがけないほどあっさりと、思ったことがかなってしまいます。なぜならそれは「なる」のではなく、ある時空においてすでに「ある」のですから。
 さらにいえば、この「ある」ということを知っているという認識が、あなたを変え、世界を変え、あらゆる未来を変えていきます。

『こうすれば、夢はあっさりかないます!』 プロローグ より はせくらみゆき:著 サンマーク出版:刊

 本書は、はせくらさんがこれまで得た宇宙の法則と、実生活のなかでそれを活かしてきた経験をもとに、夢を「あっさり」かなえるための方法を『12の知恵』にまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「いまの現実」はあなた自身が選んだもの


 はせくらさんは、私たちはたくさんある可能性の場から、自分に合った現実を「選択」していると述べています。

 夢をあっさりとかなえるために、まず知っておいてほしいこと。それは、私たちをとりまく世界はたったひとつではない、ということです。
 世界は同時に無数に存在していて、私たちはいつだって自分の好きな世界を選べるのです。
(「いきなりSFっぽいな〜」と思った方もいるかもしれませんね。でもこれは、あっさり夢をかなえるために必要不可欠な考えなので、せひしばらくおつきあいくださいね)
 私たちをとりまく多数の世界が存在するということを、私はよくシャボン玉にたとえて説明しています。
 シャボン玉の液のついたストローをフッと吹くと、小さなシャボン玉がいっぺんにいくつもできる場合があります。無数の透明な球体がふわふわと宙に浮かびますね。
 あんなふうに、世界というのは同時に無数に存在しているのです。あなたがいまいる世界は、あのシャボン玉のなかのひとつのようなもの。
 そして、その無数にある世界のうち、どの世界で生きるかを決めているのは自分自身なのです。

 たとえば「この世は不条理に満ちている」という目で世界を見れば、本当に不条理な世界が立ち上がり、不条理なことが起きます。不条理な出来事やニュースが目に飛び込んでくるでしょう。
 でも「この世はあらゆる可能性に満ちている」という目で世界を見れば、チャンスが巡ってきます。
 世界はその人の主観がつくりあげるのです。
 だから、いま、どの世界を選ぶかがとても重要なのです。
 次の瞬間をハッピーなものにしたい、夢をかなえたいと思うのなら、いちばん大事なのは、いま、どの世界を選ぶかです。
(中略)
 いま、目の前にある世界が唯一のものだと思うと、とくにつらい状況にいるときには行き詰まってしまいます。
 でも世界は多数あって、いまいる世界は自分が選んでいるだけ。しかもいまいる世界が次の現れを決める。それがわかったら、少し気持ちが楽になりませんか。
 世界はひとつではありません。いまいる世界が嫌だったら、そこから飛び出せばいいのです。
 次の瞬間をよいものにしたければ、多数ある世界のうちから、希望する世界を選べばよい。次の瞬間に続くような「いま」を選べばいいのです。
 そう、もしあなたがいまの世界を変えたいなら、将来の夢につながるような世界に変えたいなら、それは瞬時に変えられるのです。

『こうすれば、夢はあっさりかないます!』 第1の知恵 より はせくらみゆき:著 サンマーク出版:刊

 私たちが唯一だと思い込んでいる「現実」は、実は無数にある。
 しかも、どの「現実」を選ぶかは、自分自身が決めている。

 これは驚きの真実ですね。
 たしかに、現実は「いま」この瞬間しかありません。
 人生は、「いま」の積み重ねの結果といえます。

「いま」選んだ世界が、次の「いま」になる。
「いま」を生きるとは、つまり、意図的に自分の望む世界を選ぶことと同じです。

人生には「最高のこと」しか起こらない!


 はせくらさんは、命ある限り、人生は360度の可能性があり、あらゆる人生を生きられるチャンスがあると述べています。

 夢をかなえる秘訣は、この選択肢のなかから、「最高のことしか起こらない人生」というものを選ぶこと。
 つまり、「私の人生には最高のことしか起こらない」と“決めてしまう”ことです。

 こういうと、少し違和感を覚える方もいるかもしれませんね。
 たとえば自分や家族が病気にかかっている人や、人間関係でトラブルを抱えている人などつらい状況にいる人は、「では、いま起きていることは何なのだろう?」と思うかもしれません。
 ここでいう最高のこととは、ハッピーなことばかりとは限りません。
 苦しかったり、つらかったりする場合もあるでしょう。でもそれは、やがてやってくるハッピーの種なのです。
 植物の種が、きちんと水やりをし、お日さまに当ててあげるといつしか発芽するように、苦しかったり悲しかったりする状況もきちんと向き合えば、いつか「ああ、いまのしあわせはあの経験があったからこそだ」と思える日が必ずやってきます。
 そういう意味で、人生には最高のことしか起こらないのです。
 私自身もこれまで、子どものいじめや重い病気、あるいは仕事でだまされたなどのつらい状況をいくつも経験してきましたが、それらを振り返ってみても、やはりそれらは、いまのしあわせにつながる最高の出来事だったと思えます。
 でもなぜ、最高のことしか起こらない人生が可能なのでしょうか。
 それは、宇宙がいつも私たちの味方をしてくれているからです。
 ここでちょっと宇宙に思いを馳(は)せてみましょう。
 空を見上げると、もうそこには宇宙が広がっています。地球に住んでいる私たちは、ふだんは、地球とその周辺の星、せいぜい太陽や月、いくつかの星座のことぐらいしか考えませんね。
 でも地球、太陽、月を含む銀河系は、とてつもなく広大な宇宙をぐるぐるまわっている数ある銀河のひとつにすぎません。宇宙は、私たちの想像が及ばないほど、とてもとても広いのです。
 その広い宇宙に流れている純粋でパワフルなエネルギーが、愛です。
 本書の冒頭で、私は宇宙授業を受けたと書きましたが、このときに教えられたもっとも重要なことのひとつが、この宇宙に流れる愛についてでした。
 愛は「天意(=天の意思)」とも書けます。そう、愛は宇宙の意志なのです。
 すべてが愛、愛、愛という感じで、宇宙は愛に満ちています。宇宙は愛の海なのです。
 そう、私たちはいつも圧倒的な愛に包まれているのです。そんな宇宙は、私たちに最高、最善、ベストなことしか起こしません。宇宙は私たちを潰すようなこと絶対にしないのです。だから一見マイナスに見えるような出来事も、すべてはよくなるために起きています。
 ぜひ、このことを覚えておいてください。

『こうすれば、夢はあっさりかないます!』 第2の知恵 より はせくらみゆき:著 サンマーク出版:刊

 苦しいこと、悲しいことは、あくまで短期的に見てのこと。
 人生という長いスパンで考えれば、必ずプラスになるということです。

 宇宙は、私たちに最高、最善、ベストなことしか起こさない。

 そう信じることで、過去を悔やまず、未来を恐れることかなくなります。
 ただ「いま、ここ」の瞬間を、精一杯生きられるようになりますね。

自分を好きになるシンプルなワーク


 私たちは、「心」と「からだ」からできています。
 しかし、それだけがすべてではありません。

 はせくらさんは、本当の私というのは、その奥にある「いのち」だと述べています。
 いのちは、太陽みたいなもので、本来はだれのいのちもピカーンと輝いています。

 はせくらさんは、人間の本質はいのちそのもので、心とからだはあとからくっついたものだと知ると、他人も自分も受け入れやすくなると指摘します。

 真の自分はいのちだと知っていると、ダメな自分が愛(いと)おしくも見えてきます。
 まるでゲーム「スーパーマリオ」のマリオを見ているような気持ちで、自分を見られるのです。
 マリオはジャンプが弱かったり、落とし穴に気づかないで落ちてしまったり、何かが落ちてきてぶつかったりと、いろいろな失敗をやらかします。でもゲームをやりながらマリオの失敗にとことん落ち込むことはありませんよね。「ああ、またやっちゃったね」と一歩引いた状態で見られるはずです。
 また、マリオを憎んだり恨んだりもしませんね。架空のキャラクターではあるけれど、どこかに愛情をもって見ているからでしょう。
 それと同じように、自分の失敗やダメな部分も、どこかに愛情をもって客観的に見られるようになるのです。
 それはダメな自分をまるごと受け入れていることでもあるのです。

 最後に、どんな自分も、まるごと許せるようになるワークをご紹介しましょう。とても簡単なワークです。
 それは、鏡に映る自分に向かって、「愛してるよ! がんばっているね!」と言葉にして言うだけ。鏡に映る自分の瞳をしっかり見ながら言います。
 このワークをやると、自分に愛が注がれて、気持ちだけでなく外見もきれいになれますよ!(もちろん男性も)

『こうすれば、夢はあっさりかないます!』 第4の知恵 より はせくらみゆき:著 サンマーク出版:刊

 心とからだは、「自分」のほんの一部にすぎない。
 真の自分は、その奥にある「いのち」である。

 私たちが「自分」だと思っている存在は、ゲームのキャラクターのようなもの。
 そう考えれば、「いのち」目線から自分を客観的に眺めることができますね。

「感謝」のためにお金を使うことを選ぶ


 お金持ちになるコツは、お金の気持ちになってお金を使うことです。
 お金のいちばんの望みは、「だれかの役に立つこと」

 はせくらさんは、寄付という特別なカタチだけでなく、日常の使い方でもだれかや何かの役に立つお金の使い方はできると述べています。

 普段お金を使うとき、私たちは消費者と呼ばれることが多いのですが、私は単なる消費者ではなく、決定権がある能動的な「生活者」でありたいと思っています。
 たとえばスーパーへ行って、お野菜を買うとしましょう。このとき、「とにかく10円でも安いものを見つけよう」という考えで買ったとしたら、それは単なる消費者です。
 もちろん価格もチェックしますが、その前に「この野菜はからだが喜ぶ旬のものかな?」「この野菜は地球に優しいつくられ方をしているかな?」などと考える。
 そして、それらを総合的に判断して、生産者の方やここまで届けてくれた方たちに感謝の気持ちを返すものとして価格は見合っているか、とも考える。これが決定権のある能動的な生活者の買い物の仕方だと思うのです。
 値段だけで買うか否かを決めるのではなく、自分が心地よく生活できるかどうかでモノを選び、自分の心とからだが喜ぶようなモノを買う。
 食べ物に限らず、衣類や日用品においても、また外食するときのお店選びなども、消費者というよりは、いきいき暮らすための「生活者」の視点でお金を払うのです。それは世界をよくすることにつながります。
 たとえばスーパーに、農薬をたっぷりと使ったと思われる栽培方法でつくられたレモンと有機栽培でつくられたレモンの両方が並んでいたとしましょう。有機栽培のほうが値段は高くなっています。
 このとき、あなたがもし有機栽培のレモンを選んで買ったとすると、それは「私は有機栽培を応援しています」という意思の表明にもなるのです。
 そういう人たちが増えれば有機栽培はよりスタンダードになり、価格ももっと下がるでしょう。それは長い目で見れば、世界を心地よくすることにつながっていきます。子孫にうれしいと思ってもらえるような世界をつくることにつながるのです。
 つまり、お金は、能動的な生活者として使えば、それだけ世の中の役に立っていることになる。いまこの瞬間、すぐにできる、社会をよくする活動でもあるのです。
 お金に好かれるには、お金を使うときの日々のこうした態度がとても大事です。

 また、お金の気持ちになってお金そのものと接することも、忘れないでくださいね。
 お金はやってきてくれるとしても、自分の元にいてくれるのは一時的なものです。その滞在期間中、お金になるべく気持ちよく過ごしてもらうために、お財布の中をきれいにしておくのは基本中の基本です。
 お財布の中がレシートやカード類でバンバン太っていませんか? レシートの隙間に埋もれるようにお札が入っているなどしませんか? お金さんが、いつでも居心地よく過ごせる空間をつくってあげましょう。
 そして自分のお財布にお金が入ってきたときには、「私のところへ来てくれてありがとう。あなたを喜ばすからね」という気持ちで迎えます。
 実際にだれかの役に立つ使い方をしてあげれば、お金は「うれしい使い方をしてくれてどうもありがとう。また戻ってくるね」という気持ちで旅立ってくれるでしょう。そしていつか必ず戻ってきてくれるはずです。

『こうすれば、夢はあっさりかないます!』 第7の知恵 より はせくらみゆき:著 サンマーク出版:刊

 はせくらさんは、お金の「か」は、感謝の「か」であることを知っておくのも、お金持ちになる方法のひとつだと述べています。

 お金は、意思をもつエネルギーです。
 自分が喜ぶことに使うことはもちろん、周囲の人が喜び、社会に役立つことに使うこと。
 それが、お金の望みです。

 目先の利益にとらわれず、お金に好かれる使い方を心がけたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 すべての可能性が同時存在している時空から、すでに望みがかなっている時空を選んで、それを現実化する。
 それが、はせくらさんのおっしゃる「選択と共振の法則」です。

「すべての可能性が同時存在する世界」は、量子力学においては常識的な考えです。
 しかし、それを日常生活に応用している人はほとんどいないでしょう。

 まだないものを「ある」ようにするのは、多くの労力と時間を要します。
 一方、すでに「ある」ものを選択して受け取るのは、簡単です。

 荒唐無稽なようで、じつは科学的に理にかなった、はせくら流「夢をあっさりかなえる方法」。
 皆さんも、ぜひ、お試しください。


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