【書評】『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』(中谷彰宏)

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 お薦めの本の紹介です。
 中谷彰宏さんの『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』です。

 

まわりの人のために、予防接種を受ける。


 中谷さんは、この本は以下のような人のために書いたと述べています。

  ①チャンスをつかみたいけど、どうすればいいかわからない人。
  ②せっかくチャンスが来たのに、つかみ損ねた人。
  ③凄いことはできないけど、当たり前のことならできそうな人。

 
 チャンスをつかめる人、つかめない人。
 その差は、どこにあるのでしょうか。

 中谷さんは、チャンスをモノにする人には、日頃からそれなりの準備をしっかりしている人だと指摘します。

 チャンスをつかむためにすべき最初の「あたりまえ」は、「健康管理」です。

 チャンスをつかむためには、健康管理も必要です。
 インフルエンザの予防接種に行っていない人は、チャンスを逃します。
 仕事中にインフルエンザにかかって2週間休むことになると、会社に迷惑をかけます。
「注射嫌いなんですよ。だって痛いんだもの」と言う人は、仕事に対しての責任感がありません。
「私はインフルエンザにかかっても会社に行きます」と言う人は、よけい迷惑です。
 ほかの人にうつしてしまいます。
 たかだかインフルエンザの予防接種をしているかどうかの問題ではありません。
 その人の仕事に対する心がまえです。
「嫌いだから行かない」「忙しいから行かない」「めんどくさいから行かない」と言っている人は、自分がインフルエンザにかかると仕事に穴をあけるということに対するリスクヘッジができていません。
 これは責任感のなさです。
 もう一つは、人にうつすという迷惑を何も考えていません。
 この2つの大きな理由で、その人の市場価値はゼロになります。
 そういう人は雇ってもらえません。

  『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』 まえがき より  中谷彰宏:著  PHP研究所:刊 

 社会人として健康管理は、基本中の基本。
 しかし、それすらも出来なくて、チャンスをみすみす逃している人が多いです。
 
 本書は、チャンスを引き寄せ、モノにするために普段から心掛けるべきことや意識すべき考え方、心構えなどをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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好きなことをしている人は、悪口を言わない。


 同じ仕事に就きたいと言う人に「大変だから勧めない」と笑いながら言う人は、その仕事を好きな人です。
 グチはこぼしません。
 好きなつもりでやり始めたことににグチをこぼすようなら、そのことを好きではないのです。
 選んだことが間違っているのです。
 グチをこぼすなら、その仕事は辞めることです。
 サービス業ならお客様、先生なら子供たちに迷惑をかけます。
 グチをこぼしている人に接しなければならない相手が気の毒です。
 好きなことをやっている人には、グチ・悪口・ウワサ話はありません。
(中略)
 本当に好きなことをやっていたら、「誰も認めてくれない」とは考えません。
 好きなことは、誰も見ていなくても、1人になってコツコツできます。
 1人でできるし、1人になれて、孤独に耐えられるのです。

  『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』 第2章 より  中谷彰宏:著  PHP研究所:刊 

 身近にもいますね、グチばかりこぼしている人。
 聞いているこちらもいい気はしないし、こちらから何かを頼もうという気にもなりません。

 グチや悪口は、幸運を自ら遠ざけます。
 普段から気を付けたいですね。

楽しいことがあると、目が覚める。


 ことわざにもあるように、「早起きは三文の得」です。
 朝早く起きる人ほどチャンスに恵まれるのは昔から変わりません。
 朝には、それだけ色々な出会いがあるということです。

 では、朝早く起きるコツは何でしょうか?

「朝、起きられないのですが、どうすればいいですか」という人の解決法は、「早く寝なさい」ではありません。
 朝起きたくなるような楽しいことをするのです。
 ゴルフに行く人は、5時から起きています。
 普段目覚まし3個で起きない人が、ゴルフの時だけ5時に勝手に起きてゴソゴソしているのは、楽しいことがあるからです。
(中略)
 脳が、疲れのほかに、「もう面白いことはないよ。寝たほうが省エネになるし」という信号を出さないと、人は眠くならないのです。

 『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』 第3章 より  中谷彰宏:著  PHP研究所:刊 

 なるほど、小学校の遠足の日を思い出しますね。

「明日は楽しいことがある」

 そうと思うと、勝手に早起きになります。

 普段から、仕事以外にも、自分が楽しいと思うことをたくさん詰め込んでおくことが大事です。

「欠点」は、「長所」に変換できる。


 欠点は、少し残しておくほうがいいのです。
 誰にでも「こういうところがダメ」というところがあります。
 それを残しておくほうが、人間のかわいさが出ます。
 近寄りがたくならないようにします。
 子供は、すばらしすぎる人には近寄りにくいものです。
「ああ、先生はここのわきが甘い」と子供に言われるくらいがいいのです。
 わきの甘さ、人間的なところは、神様とたいして変わらないという、かわいげのある人になることです。
 完璧すぎる人は、逆に人づきあいしにくくて、相手がかまえます。
(中略)
 欠点を直しても、魅力的にはなりません。
「あの人はあんなところがあるけど、こんなところもある」という長所を伸ばすことで、欠点をフォローしていくのです。
 欠点も含めて自分の武器になるのです。

  『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』 第3章 より  中谷彰宏:著  PHP研究所:刊 

 欠点なんて、そう簡単に治せるものではありません。
 それより、長所を伸ばすほうが、何十倍も簡単だし、楽しいです。

 長所を伸ばしていく過程で、残っている欠点が、周りから見て意外なギャップになります。
 それがその人の魅力になっていくのでしょう。

 魅力的な人の下には、人も情報も吸い寄せられるように集まるものです。

本気で意識を変えることで、行動に移せる。


 中谷さんは、最後に、以下のようにおっしゃっています。

「意識は変わっているけど、行動しない」は、「意識は変わったに違いないと言っても過言ではない」というくらい変わっていないのです。
 頭では分かったけれども行動が伴わないということは絶対ありません。
 行動が伴わないということは、、意識がまだ変わっていないのです。
 行動に結びつかないのは、本気力が違うからです。
 本気で意識を変えれば、行動は変わります。
 なんとなく意識を変えたのでは、行動は変わりません。
 あたりまえのことを、行動に移せるかどうかは、本気力の差で決まるのです。

 『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』 あとがき より  中谷彰宏:著  PHP研究所:刊

「あたりまえ」のことを「あたりまえ」だと思って「あたりまえ」にできる。
 そうなって初めて、「意識が行動に移せた」といえます。

 幸運の女神は、やはり、自分を信じて本気で努力する人に味方します。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 トレーニングでは、本番を想定したコンディション作りを怠らないこと。

 試合本番では、「必ず自分の前にチャンスボールが転がってくる」と信じて、動き続けること。
 それがゴールを決めるために必要な「あたりまえ」です。

 大事な場面で、ゴールを決められる選手は、「あたりまえ」のことがしっかりとできています。

 いつ、自分の目の前に、チャンスボールが転がってくるかわかりません。
 そのときのために、日頃から準備を怠らないようにしたいですね。

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