【書評】『魂の望みは、叶うようにできている』(大木ゆきの)

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 お薦めの本の紹介です。
 大木ゆきのさんの『魂の望みは、叶うようにできている あなたの願い事が叶わない理由』です。

 大木ゆきの(おおき・ゆきの)さんは、小学校教師、コピーライターなどを経て、現在はスピリチュアルの世界で幅広くご活躍中です。
 人気ブログ、『幸せって意外にカンタン!』の執筆者でもあります。

願い事が叶わない「本当の理由」とは?


「願い事が、叶わない」

 大木さんは、その本当の理由は、あなたが「魂の望み」ではないものを追いかけているからだと述べています。

 私たちはまず、育つ過程で、親に「こういう人間になるべきだ」という価値観を刷り込まれています。それは人間として社会で生きていくためには必要なことでてもあるのですが・・・・・。
 さらに学校に入ると、成績のいい優等生が価値のある人間だと思い込まされる。
 あるいは、生徒たちの間でもてはやされる人がいて、自分もそういう人にならないと幸せになれないと思うようになります。

 社会人になったらなったで、もちろん業績を上げる人や出世できる人が価値のある人だと思い込み、そんな人を目指そうとします。
 それだけではありません。
 テレビで芸能人の豪邸が紹介されれば、ああいう家に住めるようになりたいと思うし、SNSでリア充をアピールする人を見ると、自分も華やかな生活しなければと駆り立てられます。
 こうして知らず知らずのうちに、人や社会の求める人物像や、もてはやされる人物のようになることにばかり気を取られ、魂の望みは顧みられなくなっていきます。

 よ〜〜く考えてみてください。

 自分に合わないことや、
 本当は望んでいないことを頑張るなんて、
 めちゃくちゃしんどくないですか?
 だからこれまで必死にやっても、
 うまくいかなかったんです。
 実はこれって、あなたを創造した宇宙の恩寵でもあるって
 ご存知でしたか?
「おいおい、そっちじゃないぞ!!」
 って教えてくれていたってこと。
 つまり一見うまくいっていないように見えるけど、
 これはこれでうまくいっていたってこと。

 じゃあ逆に、自分の魂の望みを知ったらどうなるのか?

 実は、そこから人生の流れが大きく変わり、
 なぜか楽にうまくいくようになる。

 そして、生きることが超エキサイティングで、面白くてたまらなくなるんです。

『魂の望みは、叶うようにできている』 巻頭 より 大木ゆきの:著 マガジンハウス:刊

 人生がうまくいかなかったのは、自分の価値観ではなく、他人の価値観を生きていたから。
 魂の望みとは違うものを追い求めているからです。

 本書は、魂の望みに気づいて宇宙の流れに乗り、人生がうまくいく方法をわかりやすくまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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あなたは「宇宙」に愛されている


 宇宙は、この世界の創造の源といえる存在です。

 私たちが最初に理解すべきこと。
 それは、あなたがその宇宙にこよなく愛されていることです。

 もしかしたらこれまで、「誰も私のことなんて愛してくれない」とか、「誰も分かってくれない」と心のどこかで思っていませんでしたか?
 だから誰かに愛してほしくて、その人の望むような人間になろうとした。それが自分の「魂の望み」=本当の望みから離れてしまう最大の原因だったのです。それはとても苦しく切ない道のりだった。だって、愛され認められるには、たとえそれが自分には合わないものだったとしても、相手の要求する条件をクリアしなければならないから。
 だけど、本当は無条件に愛されたいですよね。どこかにそんな人はいないだろうかと思いながらも、そんなのどうせ無理だって思ってきたんじゃないですか?
 でもね、あなたは知らなかったかもしれませんが、すでにこの無限なる宇宙に無条件に愛されています。
 あなたがずっと探し求めてきた無条件の愛は、最初から手に入っていたのです。

 宇宙はどんなときも、どんなあなたのことも愛しています。もしも世界中のすべての人があなたを見放したとてしも、宇宙だけは絶対に見放さない。
 あなたが「私の気持ちなんて誰も分かってくれない」と一人で泣いているときも、宇宙だけはちゃんと耳を傾けているし、誰よりもあなたの気持ちを分かっています。
 宇宙はね、あなたの魂が誕生してから今日までのすべての履歴を知っているんです。だから、どうすれば最速かつ最善の形で幸せになれるのかも、誰よりも分かっています。
 そのためにどういう経験や出会いが必要なのかもすべてお見通し。そしてあなたには見えないところで、そのセッティングもしています。
 だからときには、どうしてこんな経験をさせるのだろうと、宇宙を恨みたくなることもあるかもしれません。
 でもその経験が、あなたに必要な経験ならば、どんなに恨まれても、その経験をさせます。
 それから、あなたが進むべき方向に進んだら、先々に壁を作って、それ以上進めなくしたりもします。それももちろん、あなたを愛しているからだし、あなたを守りたいからです。

『魂の望みは、叶うようにできている』 STEP1 より 大木ゆきの:著 マガジンハウス:刊

 私たちが真っ先に胸に刻むべきこと。
 それは、あなたはそのままで、この世界で最強で最高の創造の源である宇宙に、最初から無条件に愛されているということです。

 宇宙からみると、私たちは、「子ども」であり、「自分の一部」でもあります。

 たとえ、私たちが自分自身を見捨てようとも、宇宙は決して見捨てない。
 それどころか、絶え間ない無条件の愛を注いでくれている。

 私たちは、宇宙にそれだけ愛されているということですね。

「他人の価値観」は機能しないことを自覚する


 大木さんは、あなたを本当に満たす条件は、人がもてはやすような外側の条件ではないと指摘します。

 魂の望みは、あなたの内側にしか存在しないし、あなた以外の誰にも決めることができないものだからです。

 みんなと同じかそれ以上を目指して、周りの目を気にして生きてきて、楽しかったですか? 自由に生きられましたか?
 そんなわけありませんよね。とっても息苦しかったはずです。
 みんな違って当たり前なのに、そんな不自然な生き方をしてのびのび自由にいられるはずなんてありませんから。それどころか何をやっても心から楽しめなかった。
 自分が自分らしくいられるときに、人は本当に楽しめるし、くつろげるんです。
 だけど、その逆のことをずっとしてきたわけですから、疲れきって当然です。

 それから、苦労と引き換えにしないと幸せになれないという価値観を受け入れていたとしたら、幸せが遠のいて当たり前です。これは別な言い方をするなら、苦労し続けないといけないと思っているということでもあります。だから苦労し続けた。他人の荷物まで背負うようなことになってしまったんです。

「他人の価値観」という重荷を下ろすためには、「他人の価値観」で生きることが、いかにうまくいかなかったか、いかに満たされなかったか、いかに消耗したか、いかに苦しいだけだったか、肚の底から認めることなんです。
 この生き方が、明らかに機能不全を起こしていることをこれでもかってほど思い知ることなんですよ。

 これが何よりも一番大事なことです。

 そのことがあまりに当たり前になっていて、無自覚な状態であったから、その状況から抜け出せなかっただけです。
 もしも、ああこの生き方うまくいかないんだなって深いところで腑に落ちたとしたら、もう無自覚ではなく、意識的になります。
 意識的になれば、もう余裕なものを目指さなくなります。無駄に消耗しなくなります。
 人は人、自分は自分でいいんだって思えるようになります。

 ところで、一番強烈に多くの人を「魂の望み」から引き離してしまうものは、やはりなんて言っても「親に認められること」を優先してしまうことなんです。このことをはっきりと自覚し、意識的になることは、何も親を捨てたり、拒絶したりするということではありません。

 親は親、自分は自分になるということです。
 親は親の生き方をすればいい。
 でも私も私の生きたいように生きる。そのことを心から自分に許すだけのことです。それぞれの生き方を尊重するだけで、親子の愛が失われたわけではありません。
 成熟した大人として自立して生きようとするなら、むしろこっちのほうが健全な関係です。これはとても重要なことなので、誤解のないように。

『魂の望みは、叶うようにできている』 STEP2 より 大木ゆきの:著 マガジンハウス:刊

 他人の価値観。
 両親からの期待。
 世間の常識。

 それらは、自分の外側に存在するもの。
 つまり、「他人の荷物」です。

 今、自分が背負っている荷物をすべて点検し、それが必要か不必要かを判断する。
 そして、不必要な荷物をすべて捨て去る。

 すると、心が軽くなり、自然と、魂の望みに意識が向かいます。

自分にたっぷりと愛情を注ぐ


 魂の望みが何か、具体的に掘り下げる前にすべき重要なこと。
 それは、他人の価値観に振り回されにくい体質をしっかり作っておくことです。

 そのためにまずすべきは、あなたがあなたにたっぷりと愛を注ぐことです。

 これから自分を受け入れる2つのワークをご紹介します。どちらもとってもカンタンですぐにできます。
 私自身も毎日やっています。そしてやるたびに愛で満たされ、心地よくなり、気分爽快になります。ぜひ毎日の習慣に取り入れ、活用してください。

1/自分を抱きしめるワーク

  • 両手で自分を抱きしめます
  • 軽く目を閉じて、心の中で自分に向かって、次のように言います
  • 「あなたはとっても大事な人だよ」
  • 「どんなあなたのことも愛しているよ」
  • 「これからもあなたのことを大事にするね」
 2/完全性を浸透させるワーク
 このワークは、これまで出版してきた私の本の中で何度も紹介しているワークですが、たった3秒程度でできることなのに、繰り返すことで、本当に自己受容が進みます。ですので、ぜひ活用してください。
  • 朝、目覚めたら、横になっている状態のまま、両手を胸の中央(この奥に魂があります)に重ねます
  • 軽く目を閉じて、心の中で「私はありのままで完全です」と唱えます
  • これで終わってもいいですし、もっと他に自分にかけてあげたい言葉があれば、続けてかけてあげてもいいです
  • たとえば、「私は必要なものはすべてもっています」とか「私は宇宙と一つです」などもいいですね
  • 寝る前にも同様のことをします
 朝起きたときも、寝る前も、潜在意識にアクセスしやすい意識状態です。この状態で「私はありのままで完全です」という言葉を唱えると、自分がそもそも完全であるということが浸透しやすくなります。
 どちらのワークも、自分に対してダメ出ししそうになったときや、気分が沈んでいるとき、イライラしているときなどにもやってみてください。
 もちろん、気分がとてもいいときにやってもいいし、トイレに入るたびに気軽にやったっていいんです。
 これまでにこれを続けてきて、強烈な自己否定からくる鬱から立ち直った人もいます。そしてもちろん、魂の望みを生きられるようになった人もたくさんいます。
 なぜなら、他人の愛という当てにならないものに振り回されなくなるので、本当にやりたいことに向かって、エネルギーを集中できるようになるからです。
 あなたには今想像できる以上の大きな力があります。
 これまではその力のほとんどを、人の基準を満たすことに使ってきました。そしてそれがうまくいかなくて、とても疲れていたはずです。
 でも、自分を心から愛する方向に意識を向けただけで力が取り戻され、もっと自分を幸せにするためにその力を使えるようになってきます。

『魂の望みは、叶うようにできている』 STEP3 より 大木ゆきの:著 マガジンハウス:刊

 愛は、植物にとっての「水」のようなもの。
 自分を否定してばかりで、認めてあげようとしなければ、干からびて枯れてしまいます。

 魂にとって、毎日の“水やり”のような、上の二つのワーク。
 ぜひ、習慣にしたいですね。

虚しさは、「本当にやりたいこと」を教えてくれる


「こんなことやってて、意味あるのか?」

 そんなことを考えているとき、人は虚しさを感じます。
 虚しさは、そこに手応えややりがいを感じないときに生じる感情です。

 それをすることにやりがいを感じないなら、それはあなたにとってやる必要のないことです。つまり虚しさは、何があなたに向いていないのかを教えてくれているとも言えます。
 同時に、その逆にあることが、あなたが本当にやりたいことなんです。
 たとえば毎日毎日同じことの繰り返しであることに虚しさを感じているなら、あなたの魂の望みは、変化に富んだ生活をすることです。
 逆にその日になってみないとどうなるか分からない状態に虚しさを感じているなら、あなたの魂の望みは、毎日規則正しく安定した生活をすることです。
 素晴らしいアイデアが浮かんでも、いちいち上司に承認を取らないとそれを実行に移せないことに虚しさを感じるなら、上司なんていないフリーランスの仕事をすることか、理解ある上司に恵まれることが、あなたの魂の望みです。
 企画やアイデアを迫られても何も浮かんでこないことに虚しさを感じるなら、あなたは何か新しいことを生み出すことではなく、人に指示されたことを淡々とやることが本当の望みなんです。
 パソコンの画面とにらめっこするばかりの機械的な仕事を虚しいと感じるなら、あなたの魂の望みは、もっと生き生きとした人間とのコミュニケーションができる仕事をすることである可能性が高いです。
 あなたがやる必要のあることは、魂が望んでいることだけです。
 それ以外のやりたくもないこと、やっていてつまらないこと、そんなことはやめてしまっていいことです。そんなことにあなたの大切な能力と時間を使わないでください。
 虚しさを見つめることで、その反対側にある、もっと興味あること、やりたいこと、やりたいスタイルが何なんのかが見えてきます。

『魂の望みは、叶うようにできている』 STEP5 より 大木ゆきの:著 マガジンハウス:刊

 感情は、「魂のナビゲーション・システム」だ。
 そう指摘する人は、多いです。

 自分が、今、どう感じているのか。
 それをあるがままに受け入れ、適切な行動をとる。

 それを繰り返すことが、目的地である「魂の望み」にたどり着く、最短コースです。

 今、この瞬間の自分の感情を素直に受け取ること。
 まずは、そこから始めたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 大木さんは、私たちが魂の望みを生き、さらにそれを進化させ、長く安定的に発展していけるように、宇宙は常に導いてくれているとおっしゃっています。

「なんで、自分にこんなことが起こるのか」

 人生、そう嘆きたくなる不幸なことが、しばしば起こります。
 しかし、それも「魂の視点」という長いスパンで考えた場合、「必要があるから起きている」ということです。

 私たちが抱く、苦しみや悲しみなどのネガティブな感情。
 その多くは、「魂の望み」に逆らって生きていることへの、魂からの警鐘です。

「他人の価値観で生きる」から「自分の価値観で生きる」へ。

 もっと自分らしく、魂を輝かせながら、のびのびと生きたい。
 そう願うすべての人に読んで頂きたい一冊です。

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