【書評】『つかまない生き方』(大木ゆきの)

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 お薦めの本の紹介です。
 大木ゆきのさんの『つかまない生き方 握りしめた手を開けば、いくらでもミラクルが流れ込む♪』です。

 大木ゆきの(おおき・ゆきの)さんは、小学校教師、コピーライターなどを経て、現在はスピリチュアルの世界で幅広くご活躍中です。
 人気ブログ、『幸せって意外にカンタン!』の執筆者でもあります。

「つかむ」のをやめると、幸運が流れ込む!


 私たちの一番の才能は、幸せになろうとする強い情熱を持っているところで、すべての人に備わっています。
 誰もが、その力を使うことで、自分の望む人生を生きることができます。

 私たちを、幸せから遠ざけているもの。
 それは、「つかむ生き方」です。

 大木さんは、つかもうとするのをやめると、逆に、幸運が流れ込むのが宇宙の法則だと強調します。

 自己紹介が遅くなりました。
 僕はそんなたくさんの「惜しい人たち」が、幸運を受け取れるように宇宙から送り込まれた

「つかまない妖精のパー君」です。
 言っとくけど、パーはバーでも、パッパラパーのパーじゃないからね。
 宇宙が与えてくれるラッキーやミラクルを、グーにしている手を開いてパーにすれば受け取れるよ♪ っていう意味のパー君だから。そこんとこ、よろしく

 グーにしている手をパーにするっていうのは、どういうことかというと、

  • とらわれない
  • しがみつかない
  • 期待しない
  • 流れに逆らわない
  • 狙わない
  • 気にしない
  • コントロールしようとしない
 ってこと。これらを総称して「つかまない生き方」って言っているんだ。
 これまでの人生を振り返ってみて。
 どうしてもこれだけは手に入れたいと思ったことほど、手に入らなかったんじゃない?
 それは「つかむ生き方」をしていたからなんだ。
「絶対にこれを手に入れなきゃ幸せになれない」ってこだわり、しがみつき、躍起になりすぎたがため、手がグーの状態、つまりエネルギー的には収縮状態になり、受け取る間口が狭まり、欲しいものが受け取れなくなっていたんだ。
 せっかく自分を幸せにしようとする情熱を持っているのに、その情熱の使い道を間違っていたってこと。
 ってことはつまり、「つかまない生き方」を心がけることに情熱を傾ければいいんだよ。
 宇宙からのラッキーやミラクルも、手がパーになっている状態なら、いくらでも受け取れるから。
 多くの人は、この逆転の法則を知らずに今日も空回りしている。そしてだんだん人生そのものに疲れてしまうんだ。
 あなたには絶対にそうなってほしくない。

 僕は知っている。
 あなたは賢い人だ。
 説明すれば、宇宙の法則だってちゃんと理解できる。
 それに、自分を幸せにしたいっていう素晴らしい情熱の持ち主である。

 これから、つかまない生き方をすることによって、
 心の通じる人や素敵な人たちと次々出会い、
 楽しいことをやっているだけなのに、どんどんお金が流れ込み、
 想像さえしなかったミラクルが連続し、
 毎日快適に暮らせるようになり、
 いよいよあなた本来の魅力や才能があふれ出し、
 誰もやっていないようなことにも、
 歓びをもってチャレンジできるようになっていく。


 そのために、何をどうつかまなきゃいいのか、ひとつ1つ教えるね。

『つかまない生き方』 プロローグ より 大木ゆきの:著 光文社:刊

 本書は、自然と願いが叶い、幸運が舞い込む「つかまない生き方」とは何か、その仕組みや具体的な方法をわかりやすく解説した一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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人には、あなたの「執着」が伝わってしまう


「つかまない生き方」をするために、真っ先に手放すべきもの。
 その一つが「執着」です。

 人間関係も、この「執着」が邪魔をして、うまくいかないことが多いです。

 大木さんは、ときどき執着していることと愛していることを混同している人がいるけれど、これが大きな勘違いだと指摘します。

 執着は極論すると相手に自分を満たしてもらいたいっていう願望なんだよ。だから、執着は相手を不自由にする。だけど愛はそうじゃない。逆。相手を満たそうとする優しさなんだよ。だから愛は相手を自由にする。そんな愛の持ち主に人が寄ってこないわけないだろ。
 なかなか妖精もいいこと言うだろう♪ へっへっへ。

 ということは、相手へのコントロールを手放せば手放すほどいいってことだよね。
 相手の幸せを願うだけで、何も求めない。相手の好きにさせる。そして何らかの接点があったなら、自分にできることは心を込めてする。決して恩を売るってことじゃないよ。それだと見返りを期待しているってことだから。そういう下心もやっぱり伝わってしまう。だから純粋に心を込めてできることをするだけ。
 後は自分の好きなことに集中していればいい。
 そうなると、今度を相手の方があなたのことを思い浮かべただけで、なんだかホッとしたり、笑顔になれたりする。
 そうなると相手もあなたに遭いたくなってくるものなんだよ。顔を見たいなあ、一緒にお茶でも飲みたいなあって思うようになる。
 どう見ても嫌われるようなことにならないと思うよ。
 そしてそこから本当にお付き合いが始まったなら、相手が本当に自分のことを好きかどうか試したり、疑ったり、束縛しようとしたりしないこと。
 自由にさせる。相変わらず相手の幸せを願う。かといって相手に気に入られようと頑張ってすごいことをしなくてもいいんだ。無理をする必要はない。何かするんなら、本当にしたいと思ったことをするだけでいい。そして相変わらず何の見返りも期待しない。
 ただ純粋にあなたの愛を表現するだけ。
 お礼のメールが来ないなあとか、今度は相手も私に何かプレゼントするべきだとか、そういうものは一切つかまない。愛は何かを差し出したら、何かを受け取る決まりになっている契約じゃないんだよ。
 思い切って、そういうものをつかむのを全部やめてしまえば、意外にも相手はますますあなたのことが手放せなくなってくる。コントールも駆け引きも本物の愛には勝てないのさ♪

『つかまない生き方』 宇宙の法則2 より 大木ゆきの:著 光文社:刊

 相手をコントロールしようとするほど、反発して逃れようとする。
 相手を手放し、自由を与えようとするほど、近寄ってくる。

 人間心理の難しいところですが、自分自身に当てはめれば、理解できますね。

「つかむ」のは、執着。
「つかまない」のが、愛。

 勘違いしないように、気をつけたいですね。

「魂の歓び」が、お金を有能な召使いにする!


「お金」は、生きていくうえで必要なものです。
 ただ、お金をたくさん持っていれば幸せかというと、そうではありませんね。

 大事なのは、幸せで、かつ、お金も豊かに流れ込む状態であること。
 そのためには、お金をご主人様にするんじゃなくて、自分がお金のご主人様になることです。

 大木さんは、あなたの霊の真の歓びを中心に据え、それを具現化していくと、お金という召使いはよく働いてくれると述べています。

 どうして魂の歓びがご主人様になると、お金が流れ込むようになるのか不思議に思ったかもしれないね。でもそれにはちゃんと理由があるんだよ。
 意識の周波数を上げて、宇宙の創造の源までいった覚者たちが、みんな一様に体験していることなんだけど、そこには至福しかないんだよ。何しろこの無限なる宇宙を生み出した創造の源だからね。何も足りないものなんてないのさ。すべてある。満ち足りている。それどころか、その豊かさはあふれ出し広がっている。満ち足りているっていう言葉を超えるほど、満ちている。それが宇宙の創造の源にある至福なんだ。
 魂の歓びっていうのは、その至福の周波数なんだよ。つまり、創造の源にある無限の豊かさと同調するってこと。周波数が合えば、宇宙の無限の豊かさがあなたにも流れ込んでくるのが宇宙の法則なんだよ。
 それは、前にも言ったけど、FM豊かさの周波数に合ったとたんに、ラジオから豊かさ放送が流れてくるのと同じことなんだ。
 だけど、「お金をどうしたら稼げるようになるんだろう」って深刻になっているときには、「FM豊かさ」じゃなくて、「FMお金に振り回される」に周波数が合っちゃうんだな。
 だから、魂の歓びを中心に据えた生き方に転換した方が、お金も楽に流れ込んでくるようになるんだ。それにそのお金は、みんなを幸せにするお金になってくれる。
 世の中にはオレオレ詐欺みたいなことをしてお金をだまし取っている連中もいるけど、お金自体は流れ込んできても、それは幸せの連鎖ではなく、不幸や悲しみの連鎖を作り出す。そうなると、一時的にお金が手に入ったとしても、その人々の悲しみで膨らんだお金が流れ込み、結果その人も大きな悲しみに見舞われることになる。
 前の項目でも言った通り、お金があれば必ず幸せになれるわけではないんだよ。
 魂の歓びという真の幸せがご主人様になるとき、そのご主人様に従ったお金が流れ込み、自分だけでなく、周りの人も幸せにしてくれるんだ。

『つかまない生き方』 宇宙の法則3 より 大木ゆきの:著 光文社:刊

 お金を得るために何かをする。
 それは、「お金の召使い」になること。

 逆に、お金を遠ざける結果になるのは、皮肉なことです。

 自分が心からやりたいこと、「魂の歓び」に従う。
 つまり、お金中心ではなく、自分中心で行動する。

 それが、逆に、お金を呼び込むということですね。

 このパラドックス(逆説)を理解することが、お金を呼び込む秘訣です。

「欠点」という考え方をつかまない


 宇宙は、私たちを「最高傑作」の一つとして創造しました。
 大木さんは、その最高傑作をわざわざ変える必要なんてないと述べています。

 むしろ、その個性を大切にすれば、あなたの持っている無限の力がどんどん引き出されていくとのこと。

 私たちが手放すべきものの一つが「欠点」という考え方です。

 たとえばちょっと何か言われただけで気にしてしまう、とっても繊細なところを自分の欠点だととらえる人もいるかもしれない。
 逆に相手が何を言いたいのかを察することができない鈍感なところを欠点だって思う人もいるかもしれない。
 欠点って、何なんだ? 直さないといけないところって意味?
 そうだとしたら、この章の最初の方で言ったよね、性格を変えようとするとかえって葛藤を招き、そもそも持っている魅力も才能も出せなくなってくるって。
 変える必要がないどころか、活かせばいいんだよ、その個性を。
 気にしいで、繊細な人は、人の気持ちに寄り添える人だ。相手の気持が分かる人ってこと。その繊細さを活かして、人がしてほしいサービスができる達人になれる。カウンセラーやセラピストのような心に寄り添う仕事も向いているだろう。
 逆に鈍感だと思っている人は、余計なことを気にせずに、思うままに進んでいけるってことじゃない。だったら、その鈍感力を活かして、やりたいことをどんどんやって、どんどん輝いて、人に勇気と力を与えればいい。
 こんな風にね、自分の個性を欠点としてつかまずに、持ち味であり強みだってとらえ方をすればいいのさ。
 そしてその持ち味を、人を喜ばせさり、快適にしたり、癒やしたり、力を与えたりする方向に使えばいいのさ。
 そういう視点でもう一度自分の個性を見直してみて。
 自分にはたくさんの宝物があるって気づくはずだ。
 この世界で幸せな成功者として活躍している人は、みんなその秘密に気づいている人だ。そしてありのままの自分をうまく生かしている。

『つかまない生き方』 宇宙の法則6 より 大木ゆきの:著 光文社:刊

 長所と短所は、紙一重。
 同じもの(個性)を、違う視点から見ているにすぎません。

 片一方がなくなると、もう片方もなくなる。
 まさに「コインの裏表」です。

 ネガティブな方向から見れば、欠点。
 ポジティブな方向から見れば、持ち味であり、魅力。

 手放すべきは、個性そのものではありません。
 個性に対する、ネガティブな考え方であり、視点です。

「やりたくないこと」をやめるほうが先!


 やりたくないことでも、頑張ってやっている。
 笑いたくないのに、笑おうとする。

 相手の期待に応えようとする生き方をしていると、どんどん消耗していきます。
 ますます、自分本来の欲求、魂の歓びが何か、わからなくなってしまいます。

 もしもあなたが、そんな生き方をしていたとしたら、まず最初にやるべきことは、その疲れた自分に鞭打って、やりたいことを探すことじゃないんだ。
 それ以前に、やりたくないと思っていることをやめることなんだよ。
 こっちの方が先。背負っている荷物を下ろさないと、体を自由に動かせないのと同じ。
 やりたくないことをやめると、ホッとする。心がやっとゆるむ。
 いっぺんにすべてのやりたくないをやめることはできないかもしれないけれど、少しずつ、できるところからでいいから確実にやりたくないことをやめていくんだ。
 やめてみると分かる。意外にどうとでもなるんだなあって。自分がやらなくてもやってくれる人も助けてくれる人もいるんだなあって。
 そうやって自分を自由に解き放ちながら、しばらくゆっくりペースでいく。
(中略)
 やりたくないことはできるだけやらない。そしてゆっくり休む。完全休養Dayを丸一日取れなくても、できる限り好きなようにさせる。
 お休みの日に、寝坊したければ寝坊させる。ご飯も決まった時間に無理に食べなくていい。食べたくなったら、食べたいものを口にすればいい。
 ボ〜〜〜っとしていたければ、何もしないでボ〜〜〜っとしてみる。
 こうして好きなように過ごさせることが、一種のリハビリなんだよ。
 今まで「こうあるべき」にず〜〜〜っと縛られてきたわけだから、ギューッと締まっているエネルギーをゆるませる必要があるんだ。
 こんなことやってたら、ダメ人間になるって、心の中にいる「べき」アラームが鳴るかもしれないけれど、そんなものは無視していい。
 今は緩んで好きなようにさせることに慣れるリハビリ期間なんだから。
 そうやって好きにさせてみると、だんだん小さなやりたいことが浮かんでくる。
 久しぶりに公園の噴水が見たいなあとか、温泉にゆっくりつかりたいなあとか、子どもの頃に好きだったキャラメルが食べたいなあとか。
 そういう小さいやりたいことが浮かんできたら、それをどんどん自由にやらせてあげる。すると、だんだん元気になってくる。
 そして本来の自分を取り戻し始める。
 子どもの頃には放っておいてもやりたいことをやっていた、あの感覚がよみがえってくる。探さなくても、やりたいことが何なのか分かるようになってくる。
 無理して自分探しのセミナーに参加したり、焦って本当にやりたいことでもないことを始めたりしなくていいんだ。
 まずは心をゆるめて、好きにさせれば、ちゃんとあの感覚が取り戻せるようになってくるのさ。

『つかまない生き方』 宇宙の法則8 より 大木ゆきの:著 光文社:刊

 人は誰でも、もともと「やりたいことで夢中になれること」を生まれ持っています。

 子どもの頃は、みんな、そんな生き方をしていました。
 ただ、「やりたくないこと」をやり続けているうちに、忘れてしまったのですね。

 やりたいことは、自然に、湧き上がってくるものです。

 ただ、意識まで上がってくるのを邪魔してしている「何か」がある。
 それを手放してあげればいい、ということです。

「やりたいことを探す」より、「やりたくないことをやめる」。
 ぜひ、日常の生活にも取り入れたいですね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 この世で一番、つかまなくいいもの。
 それは、「怖れ」です。

 怖れを手放すと、同じことばかりを繰り返して、何もしないうちに人生が終わってしまうという、それこそ最大のリスクを回避できます。

 また、様々な経験をどんどんすることになるから、経験値もハンパなく上がるというメリットもあります。

 大木さんは、恐れを手放す一番いい方法は、「やること」だとおっしゃっています。

「自分が本当にやりたい」ことが思い浮かんだら、それをやってみる。

 勇気を持って、やってみるか。
 不安を握りしめて、やめてしまうか。

 それが「運命の分かれ道」です。

 私たちは、知らず知らずに、様々な「要らなくなったもの」を抱え込んで生きています。

 それらを「手放しても大丈夫だよ」と、やさしく諭してくれるのが、本書です。

 つかまないと、人生が楽になる。
 つかまないと、思い描いた人生を歩める。

 常識を覆す、大木さん流・逆説的「幸せの法則」。
 ぜひ、皆さんも試してみてください。

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