【書評】『「運の貯金」の貯め方 使い方』(川相ルミ)

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 お薦めの本の紹介です。
 川相ルミさんの『「運の貯金」の貯め方 使い方』です。

「運の貯金」の貯め方 使い方

川相ルミ 光文社 2019年03月20日
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by ヨメレバ

 川相ルミ(かわい・るみ)さんは、開運アドバイザーです。
 10代の頃より、「運」に強く興味を持たれ、以来、30年以上、人の運・不運を研究されてきた、運命学の第一人者です。

良いことは、必然的に起きている!

 世の中、運がいい人もいれば、悪い人もいます。

 両者の間には、どんな違いがあるのでしょうか。

 あなたが「運がいい」と感じるのはどんなときですか?

  • でかけた先で、偶然欲しかったものを手に入れることができたとき
  • 倍率の高い抽せんに当せんしたとき
  • 実力以上の結果や評価を得たとき
  • テスト勉強をろくにしなかったのに、知っている問題ばかりが出て高得点をとったとき
 ・・・・・などといったことを挙げるのではないでしょうか。

 これらはいずれも、頭で予測できたり計算できたりする範囲を超えた、うれしいことです。
 そして、「自分の力とは関係なく、偶然・たまたま起きた出来事」でもあります。

 でも実は、これらは必然的に起きているのです。
 自分自身に起きる出来事はすべて、自分が生み出したエネルギーが形(現実)となっているということ。つまり、あなたがどこかの時点で、うまくいくような「働きかけ」を自分自身でしているのですね。
 しかし、その働きかけをいつしたのか、あなたは覚えていない。でも、無意識のうちにしている。その結果、「運がいい!」と感じる出来事が起きているのです。

 逆に、不運と感じることも同じしくみによって起きています。あなたが無意識のうちに、そうなるような働きかけをしているのですね。

『「運の貯金」貯め方・使い方』 第1章 より 川相ルミ:著 光文社:刊

「運をコントロールする方法はある」

 そう断言する川相さん。

 本書は、「運の貯金」を増やし、使うことで人生を好転させるノウハウをまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「感情のエネルギー」とは何?

 川相さんは、感情も意識も、もちろん肉体からも、私たちは24時間エネルギーを発していると述べています。
 では、私たちが発している「エネルギー」とは、どのようなものでしょうか。

 私たちが毎日飲んでいるお水を例にとって説明します。
 水を化学式で表すと、H20になるということは、みなさん学校で習いましたよね。科学の授業なんて大キライだった、という人も、これくらいは覚えているかと思います。
 では、Hは水素原子、Oは酸素原子であることを覚えていますか? 水は、水素分子2個と酸素分子1個とがくっついてできているのでした。
 このように、原子がある一定数くっつくと、物質(水)としての性質になるのですが、単体だと物質としての性質を示しません。
 ここで、感情のエネルギー=原子、物質=起こる出来事(現象)と考えてみてください。
 そして、「喜び」という原子を元素記号のようにY、「楽しい」という原子を同じくTで表してみましょう。
 その他の感情の原子は、次のように表してみます。

 喜び→Y 楽しい→T ワクワク→W 安心→As 感動→Kd
 怒り→I 哀しみ→Kn 不安→F 焦り→A イライラ→Ir

 書き出すときりがないので、これくらいでやめますが、私たちはこのような感情の原子を、自分のなかから外に向かって常に発しています。
 図にすると、左ページのようなイメージです(下の図1を参照)。
 この感情の原子、言い換えれば感情のエネルギーは、自分のつくり出したエネルギーなので、自由に現実化することができます。
 今、さらっと書きましたけど、ここはとても重要なので、しっかり覚えておいてくださいね。
 ただ、感情のエネルギーは原子と同じで、単体では現実化できません。色々な感情のエネルギーどうしがくっつくことによって現実化できるのです。
 その色々な感情のエネルギーとは、自分の感情のエネルギーだけなく、他の人の感情のエネルギーも含みます。これらが一緒にくっついて、現実化へと向かうわけです。

 自分の感情のエネルギーと他の人の感情のエネルギーがくっついて現実化へと向かう?
 ――といわれても、きっと多くの人の頭のなかに、「?」がたくさん浮かんできたと思います。

 もう少し具体的に説明しましょう。
 たとえば私がユーチューブでとても楽しい動画を見つけ、それをフェイスブックでシェアしたとします。
 感情を原子のように置き換えて考えてみると、私が動画を見て楽しい→T×1がまずつくり出されています。
 そして私がフェイスブックでシェアした(自分の行動)動画を、21人の人が見たとします。
 その21人のなかで、

 10人が楽しんだ→T×10
 5人がワクワクした→W×5
 3人が喜んだ→Y×3
 3人の人がイライラした→Ir×3

 という反応がありました。
 言い換えれば、私の行動によって、T×10個 W×5個 Y×3個 Ir×3個のエネルギーをつくり出したことになるわけです(化学式のように表すと、T10W5Y3 Ir3)。

『「運の貯金」貯め方・使い方』 第1章 より 川相ルミ:著 光文社:刊

図1 私たちは感情の原子をいつも外に向かって発している 運の貯金 の貯め方 第1章

図1.私たちは感情の原子をいつも外に向かって発している
(『「運の貯金」貯め方・使い方』 第1章 より抜粋)

 たしかに感情を原子記号のように表すと、わかりやすいですね。
 自分自身が発したエネルギーはもちろん、自分が他人に与えた影響のエネルギーも、自分自身に返ってくるとのこと。

 川相さんは、これを「与えたものは返ってくる」の法則と呼んでいます。

「ない」の記憶

 人の感覚・心・思いのエネルギーには、「プラスエネルギー(快)」「マイナスエネルギー(不快)」の2極が存在します。

 プラスエネルギーは、創造・再生・生・感動・快に属するエネルギーです。
 マイナスエネルギーは、破壊・絶滅・死・絶望・不快に属するエネルギーです。

 川相さんは、この2極をシンプルに考えられるようになると、運は自由自在に扱えるようになると述べています。

 運の悪い人は、マイナスエネルギーに偏ってしまっているということ。
 そこには、『「ない」の記憶』が大きく関わっています。

「ない」の記憶は、潜在意識と顕在意識の両方にまたがる「心A」の部分に存在します(左ページの図、下の図2を参照)。
 潜在意識とは、簡単にいうと、人の意識のなかで「自覚されない」領域、顕在意識とは、「自覚される」領域のことです。
 私たちは起きている間、顕在意識をフルに使って仕事をしたり日常生活を送ったりしているわけですが、その向こうには巨大な潜在意識、言い換えれば無意識の領域があるのですね。
 そして、私たちの人生に大きく影響しているのが、潜在意識と顕在意識の両方にまたがる「心A」(個のデータ)の部分になるわけです。

 ここが、人間と他の動物を比べて、圧倒的に違いがある部分です。問題を解決する能力や、新しいものをつくり出す知恵などがここにあります。心Bは本能なので、動物にも存在します。
 ただ諸刃(もろは)の剣(つるぎ)で、人間の強みとして備わっている個の部分こそが、逆に弱点にもなることもあるのです。

 思い通りの人生を送れていない、常に不満を抱えている、不運なことばかり起こる・・・・・このような状況にある人は、心Aにひそむ「ない」の記憶が影響している可能性があるのです。
(中略)
「ない」の記憶について、くわしくお話しましょう。

 子どもの頃、すごく欲しいものがあったのに親に買ってもらえなかった、という出来事があったとします。
 このとき、とてもショックを受けたとすると、その記憶は心Aに刻まれます。
 ただ、記憶されるのは、出来事そのままではなく、

  • その出来事をどう捉(とら)えたか?(思い)
  • どのようにショックを感じたか?(感情)
 といった、その出来事から受けた印象です。

 たとえば、

  • お姉ちゃんは買ってもらえたのに、私は買ってもらえなかった
     (私は必要がない・愛されていない・大切にしてもらえない)
  • とても欲しかったのに買ってもらえなかった(欲しいものは与えてもらえない)
  • 欲しい気持ちをわかってもらえなかった(理解されない)

 といったものです。
 これらは、みな「〇〇されない」という印象・記憶です。

 では、実際の出来事自体はどんなものだったのか、それを家族の人に確認すると、

  • お姉ちゃんが「欲しい」と言ったのは500円のおもちゃだったけど、あなたが欲しがったのは1万円もするワンピースだった。そのときは持ち合わせがなくて買えなかった
  • ローラースケートをやるにはまだ早いし危ないから、そのときは買わなかった
    とか、
  • 買ってあげたものをいつも大切にしないから買わなかった

 などの答えが返ってきます。

 出来事が起きたとき、家族も本人にそう説名していたにもかかわらず、「〇〇されなかった」という「思い」や「感情」と辻褄が合わない「事実」は記憶されません。つまり、出来事は「脚色」され、その脚色された出来事から受ける思いや感情が記憶されるのですね。

 そして心Aには、先に挙げたカッコ内の部分、

  • 私は必要ない
  • 私は愛されない
  • 私は大切にされない
  • 私は欲しいものが手に入らない
  • 私は理解されない

 という「〇〇されない」というデータだけが記憶としてしっかり残っているのです。

『「運の貯金」貯め方・使い方』 第2章 より 川相ルミ:著 光文社:刊

図2 顕在意識 と 潜在意識 の関係 運の貯金 の貯め方 第2章

図2.「顕在意識」と「潜在意識」の関係
(『「運の貯金」貯め方・使い方』 第2章 より抜粋)

「運の貯金」は、使わないと増えていきません。
 それを阻んでいるのが、「ない」の記憶です。

 子供の頃に経験した出来事は、その多くは忘れてしまいます。
 しかし、「〇〇されない」という印象・記憶だけは残ります。

 潜在意識と顕在意識の間の「心A」にある壁を取り除く。
 それがエネルギーを循環させ、運を好転させるためのコツだということですね。

「苦手なこと」に才能が隠れている

 自分が持つものすべては、天から授かったもの、「天物(てんぶつ)」です。

 川相さんは、命を最大限に活かすこと、「あること」にありがたいと気づくこと宇宙から最大限のサポートが得られる生き方だと述べています。

 天から授かった命を最大限に活かす方法とは、自分のなかの才能を最大限に活かす生き方をすることです。

 とはいえ、自分の才能は、自分では気づきにくいものです。

 川相さんは、自分の才能に気づけない人のために「苦手なことを書き出す」という方法を提案しています。

 たとえば女性のなかには、「料理や家事が苦手」と書く人が結構います。
 その苦手意識は、人生において「する必要がある」という思い込みから来ているんですね。そもそも必要がないことについては、苦手という意識は湧いてきません。
 人は貴重なエネルギーを有効に使うために、興味のないことや、する必要のないことには意識が向かないようにできているのです。

 たとえば、小学生の男の子に「苦手なことは?」と聞くと、「算数」とか「鉄棒」などと返ってくるかもしれませんが、料理や家事という答えはほぼ返ってこないはずです。多くの小学生の男の子にとって、料理や家事をする必要がないからです。

「苦手と思う」ということは、そこに意識が向いているということ。する必要があることは意識の奥ではわかっているものの、苦痛や恥ずかしさを伴(ともな)う失敗体験の記憶が残っているからこそ、「苦手」という表現が出てくるわけなのです。

 実はこの「苦手リスト」のなかにこそ、自分の才能を開くカギが眠っているんですね。運命学のデータを分析してみると、そのことがよくわかります。
 宇宙は、宇宙の意志を形にするために、私たちに役割を与え、その役割に必要なすべてを与えてくれています。自分の才能を活かし、役割を担うことは、宇宙にとって、とても喜ばしいことなのです。

 宇宙が喜ぶと、宇宙規模のプラスエネルギーが返ってきます。つまり、とても大きなサポートがあなたに届くということですね。
 ぜひ、苦手なことを書き出してみてください。

『「運の貯金」貯め方・使い方』 第3章 より 川相ルミ:著 光文社:刊

 長所と短所は、紙一重。
 コインの表裏のようなものです。

「苦手」は、ある特徴のマイナス方向からの視点です。
 逆側に視点を移すと、必ず、得意なこと、長所が見えてきます。

 自分には才能がない。
 そう思い込んでいる人は、ぜひ「苦手リスト」を作ってみてください。

「地球の恵み」を受け取り、与える

「地運」とは、地球そのものや、あなたが今住んでいる土地から受けるエネルギーのことです。

 川相さんは、地運を高めるため、地球に、その土地に、その家に、お水に、一つひとつの食材に、しっかり意識を向けてありがたく受け取るようにしているそうです。

 私は月に一度は、そのように感じて過ごすようにしています。
 地球に、日本に、その土地に、その家に、お水に、一つひとつの食材に、しっかり意識を向けてありがたく受け取る。
 私は月に一度は、そのように感じて過ごすようにしています。
 とくに、ご飯を食べるとき、一口一口、食べていることに意識を向けて、一つひとつの食材に意識を向けて、味わいながら食べる。
 人参、ピーマン、鶏肉、お米、お味噌・・・・・を今、食べているんだな私。
 その食材を育ててくれた人、その料理をつくってくれた人のエネルギーも受け取っているんだな、という意識をもって食べる。
 そして、ご飯をつくるときは、料理をしている自分と食材に、しっかり意識を向ける。野菜を洗う私、お米をとぐ私、というぐあいに、ただ意識を向ける・・・・・。
 びっくりするほど心が満たされて、体じゅうの細胞が喜ぶ感じがあります。もちろん「運の貯金」もどんどん貯まっていきます。

 そうブログに書いたところ、実際にこれを試してみた人から、次のような報告がありました。

「料理が楽しくなってきて、ふだんより品数が増えてました(笑)」
「旦那さんが自主的に食器の洗い物をしてくれました」
「2日目の食事の後にスキンシップがありました。離婚まで考えている状況だったのですが、旦那を求めしていたことに気づきました」
「職場の人たちが、なぜか急に優しくなりました」
「食材と、自分が料理をしていることに意識を向けていたら、なぜか食材が愛(いと)おしくなってきて、そこから母親にも愛されていたことに気づき、心から感謝の気持ちがあふれてきて涙が止まらなくなりました」
「その日から、なぜか主人がとても優しくなり、結婚当初より仲良しになってます」
「1週間くらい続けたら、子どもたちと遊んでくれなかった主人が、毎日のように子どもと楽しそうに会話やゲームをするようになりました」

 今、この瞬間に意識を向けて過ごす。
 地球の恵みに意識を向けて。

『「運の貯金」貯め方・使い方』 第4章 より 川相ルミ:著 光文社:刊

 何かとせわしなく、余裕のない生活を続けていると、大事なことが見えなくなってしまいます。

 私たちは、生かされている。
 毎日、食べるものがあるのは、幸せなこと。

 そんな「ありがたい」ことが、「当たり前」に感じてしまいがちです。
 月に一度、「地球の恵み」に思いを馳せ、ゆっくりと味わいながら感謝して食べる。
 心を豊かにして「地運」を高めたいですね。

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 運をよくするために、とても大事なこと。
 それは「自分が心地よくいられる」ことです。

 川相さんは、とくに、家や自分の部屋は長い時間を過ごすことになるので、心地よい空間にしたいとおっしゃっています。

 心地よい空間の中にいると、プラスのエネルギーを出しています。
 自然と「運の貯金」を貯めている状態といえますね。

 出来事や人間関係は、コントロールすることはできません。
 しかし、自分の「心のあり方」は、やり方しだいでコントロールすることができます。

「自分が出したものが、結局、自分に返ってくる」

 本書は、そんなシンプルな「宇宙の法則」を、シンプルに応用した画期的な開運法といえます。

「運の貯金」の貯め方 使い方

川相ルミ 光文社 2019年03月20日
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