【書評】『「奇跡のループ」のつくり方』(Mayu)
お薦めの本の紹介です。
Mayuさんの『ミラクルが止まらない「奇跡のループ」のつくり方』です。
Mayu(マユ)さんは、スピリチュアル・トラベラーです。
「変わりたい願い」を「奇跡レベル」で叶える!
「自分を変えたい」
「生まれ変わりたい」
人間誰しも、多かれ少なかれ、そんな感情を抱いています。
とはいえ、現実を変えたいと願っていても、思い通りにいかない人は多いことでしょう。
Mayuさんは、あなたは、「新しい自分」になれる
、しかも、あなたが今何歳だとか、どんな状況にあるかなんて関係なく、変われる
と強調します。
私は、「Mayu 1111」というチャンネルで、タロットカードのリーディングをとおして、みなさんが本当の自分につながるヒントを発信しています。
つまり、今は「スピリチュアル」という分野で活動しているわけですが、もともとはまったくの別分野にいました。アメリカで公認会計士の仕事に就いていて、会社を経営していたこともあります。
そしてそのころの私は、なんと、スピリチュアルや占いに抵抗感を持っていました。
それも、けっこう強い抵抗感です。怪しい、胡散臭(うさんくさ)い、甘い話を持ちかけられても、私はだまされない・・・・・! と、思っていたんです。そんな私が、これから「奇跡」それも「奇跡のループ」について語ろうというのだから、びっくりですよね。なぜそんな大変化が起こったかはあとでお話するとして、まずお伝えしたいのは、
「この本を読んで起きる奇跡は、怪しくも、胡散臭くもない」ということです。
なぜなら、この本を読む一人ひとりが、そうなるべくして生まれてきた姿、つまり「ありのまま、本来の自分」になることーーこれが、私の言う「奇跡」だからです。「それのどこが奇跡なの? 当たり前のことじゃない?」
と思われた方、本当にそうでしょうか? 今のあなたは、「私はありのままの自分そのもので、私と私の心はぴったり一致している」と、心から言えますかーー?
もし今、あなたの心が「ちょっと待って、そう言われると自信がないかも・・・・・!」と反応したなら、ぜひ、この本を読んでみてください。「ありのままの自分」でいることは、実は簡単ではありません。
多くの人は、生きているだけでそれを見失ってしまうのです。
世の中にはいろいろなルールがあるし、空気を読んだほうが良さそうな雰囲気もあちこちにあって、優しいあなたはつい、「周囲の望む自分」「周囲がイメージする自分」になろうとしてしまいます。
一見ワガママで、奔放にふるまっている人の中にだって、実は「そのキャラを演じているだけ」という人がたくさんいます。ほとんど意識もしないまま、日々、家で、学校で、会社で、「自分を曲げる・隠す」作業を積み重ねてしまう生活。「ありのままの自分」は、そのたびにダメージを受け、心の奥の奥のほうに隠れてしまいます。
こういう人生を20〜30年も送れば、誰だってへとへとのボロボロになります。
私も、やりました。へとへとのボロボロ。あのときはもう、再起不能に思えました。
(中略)
この本で紹介する方法のすべては、私が自分の人生で、大切に拾い集めてきたもの。だから、自信を持ってお届けします。できそうなもの、気になったもの、それから、できれば「これだけは無理!」というものも、一つずつ試してもらえたら、きっと自分に少しずつ、ときには劇的に、変化が起きるのを感じるはず。
数々の変化は、やがて奇跡に成長します。そして、本のタイトル通り、奇跡はループするーー。
たった一つ。小さな奇跡が起きた瞬間から、あなたにラッキーやハッピーが立て続けに起きることになるでしょう。
なぜなら、その奇跡が起きたのは、「あなた自身が変わったことによる」から。
神社などにお参りしたから、とか、たまたま運がいい時期だから、じゃなくて、あなた自身が変わったことで、幸運や幸せが寄ってくる。
つまり、自分が変わったことによって起きる奇跡は、誰かに止められることも、何かに阻まれることもなく、ずっとずっと続くのです。そのために根本から自分を見直し、変えていく方法だから、簡単なものばかりじゃないけれど、だからこそ、その効果は絶大! 慌てず、焦らず、自分のペースで取り組んでみてください。
この本を通して見つけ出していく「ありのままの自分」は、現時点のあなたが考えている「なりたい自分」や「やりたいこと」と一致しているとは限りません。
先に答えを書いてしまうと、十中八九、それをはるかに超えているはず。
そして、想像もしないことが起こります。戸惑うこと、びっくりすることもたくさんあると思います。でも、新しい自分と歩き出す人生は、間違いなく幸せです。これまで、たくさん自分を押し殺してきたあなたへ。
今、自分が見えなくなっているあなたへ。
未来に希望が持てないあなたへ。
自分を愛せないあなたへ。私のメッセージが届くことを願っています。
『ミラクルが止まらない「奇跡のループ」のつくり方』 はじめに より Mayu:著 KADOKAWA:刊
本書は、Mayuさん自身の体験から人生をリセットして、埋もれに埋もれた「ありのままの自分」を掘り起こし、本当に送るべき人生を取り戻す
ためのノウハウをまとめた一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
[ad#kiji-naka-1]
誰にでも「スイートスポット」はある!
Mayuさんは、「本来の自分」になるときに不可欠なもの。それは「自分軸」
だと指摘します。
自分軸は、まだ見つかっていない「ありのままの、本来の自分」が持つ基準
のことです。
自分軸を探すうえで、鍵となるのが「スイートスポット」です。
「(辛くても)頑張るぞ」と思わなくても、夢中でやれること。
あなたにも必ず、そういう「スイートスポット」があります。
もし、今している勉強や仕事、人間関係などが「頑張らなくちゃ」と日々思うようなものなら、そこはスイートスポットから外れています。
さらに言うと、無理して頑張っているその場所は、あなたではない「ほかの誰か」のスイートスポットです。その場所にもっとふさわしい人がいるのに、あなたはわざわざ辛い思いをしながら、その席を奪っているんです。こう話すと、かなりの確率で「私にはスイートスポットなんかありません」という答えが返ってきます。それは、探し方が悪いだけです。自分のスイートスポットの見つけ方についてはあとで書きますが、ここでは簡単な目安を二つ。
まずは、「夢中になれること」。本を読んでいるときは没頭できるとか、楽器を弾(ひ)いていると時間を忘れるとか、そういったことは間違いなくスイートスポットです。
二つ目は、「苦もなくできること」。ほかの人は、「頑張らないとできない」のに、あなたは頑張らずにできることはありませんか?
学校の勉強やスポーツや仕事だけではなく、広い視野で考えてみてください。
早起きが平気だったり、道に迷ったことがなかったり、荷物の梱包(こんぽう)が素早くキレイにできたり、調味料を目分量で量っているのにピタッと味が決まったり、新人タレントの「売れる・売れない」の予測がいつも当たったり・・・・・
いくつか例を挙げてみたけれど、ほかのどんなことでもいいんです。
小さなことでもいい。自分だけの「実は持っている能力」を、ぜひ探してみてください。そこに、あなたのスイートスポットが隠れています。スイートスポットは、職業に結び付くものとは限りません。
「すごく幸せ」という気持ちになれるなら、かたちはなんでもOK。
趣味であれボランティアであれ、その能力を生かしているときは夢中になれる。幸せにれる。その時間をいかに多く持つかで、人生は大きく変わります。結果的に、それが仕事に結び付くことも多々あります。
仕事に結び付けるには、アウトプットにバリエーションを持たせることが有効。
能力の生かし方は、一つだけではありません。同じ能力を別の方法で表現したり、場所を変えて試したりしてみましょう。
すると、趣味でやっていたつもりでも、思わぬところからチャンスが巡(めぐ)ってきます。「私は、好きなものはあるけれど、下手の横好きだからダメだ。能力とは言えない」と思ったあなた、早とちりです。
まず、「能力はない」というその決めつけを捨てちゃいましょう。
能力って、「技術が高い」ことだけではないんです。「あなたにしか出せない持ち味」があるなら、それこそが能力です。私は歌が好きで、シンガーを目指した時期がありました。
学校に通ったこともあったのですが、周りは上手な人ばかりで、「私なんか全然敵(かな)わない」と思って退散。その後20年、歌うことから離れていました。
「歌うならば上手でなくちゃ」「やるからには職業にしなきゃ」という固定観念に縛られていたんですね。
今はもう、そんなこだわりはナシ。歌うのが好きだから、よく歌っています。
YouTubeを見てくださっている方ならご存じでしょう。話をしながら、思いつきで歌い出すことがありますよね(笑)。固定観念の鎖をリセットできたのには、理由があります。
前章でお話した、ジャズのライブハウスで働いていたときのこと。ある日、お店の人やお客さんから「歌って!」と言われたのです。
めちゃくちゃ尻込みしました。
「全然上手じゃないし、もう20年以上も歌ってないし・・・・・」と。
そのとき、あるお客さんがこう言ったんです。「あなたが上手か下手かを見たいんじゃなくて、あなたらしさを見たいんだよ」と。
目からウロコでした。みんなが求めているのが「技術」だけなら、よほど上手な人しか歌えませんよね。タロットカードだってそう。「技術」や「お作法」だけを求める人ばかりなら、私のチャンネルが選ばれることはないでしょう。
でも「私にしか出せないもの」を求められているのなら、誰でも、私も歌えるし、リーディングもできる。それでみんなを楽しませることができる。
私の歌は調子っぱずれだったと思いますが、熟練のジャズミュージシャンのみなさんが見事に合わせてくれて、お客さんの拍手もとても温かく、幸せな時間でした。
あの時間を通して、「自分自身を表現する喜び」を知ることができたのです。もう一つ、このときに得た教訓があります。何かをやりたいときは、「上手になってから」と思わずに、すぐ実行に移すこと、という教訓です。
歌、文章、絵や写真、ダンスや楽器。心惹(ひ)かれる表現手段があったら、すぐにやってみましょう。海外旅行や留学にしてもそう。「言葉がしゃべれるようになってから」なんて言ってないで、行きたいと思ったら行ってください。
私がタロットを始めたときもそうでした。解説書をざっと読んだだけで開始したけれど、今、こうしてみなさんと幸せなコミュニケーションができていますよね。
自信がない?
なくてもやるんです!
「やったことがないから」は、「やらない理由」になりません。そんなことを言っていたら、今の時点でやったことがないものを何一つ試さないうちに、人生が終わってしまいます。あなたの心が「やってみたい!」と言っているなら、なんとしても叶えてあげなくちゃ。一歩踏み出してしまえばその先に、楽しさや喜びが待っています。『「奇跡のループ」のつくり方』 第1章 より Mayu:著 KADOKAWA:刊
スイートスポットを知ることは、もちろん大切です。
しかし、それ以上に大事なのは「行動に移すこと」です。
「恥ずかしい」
「失敗したらイヤだ」
そんな心の中の壁を乗り越えた先に、奇跡のような人生が待っています。
「スイートスポット」が見つからない理由
スイートスポットは、誰にでもあるものです。
とはいえ、「やりたいことが見つからない」という人が多いのも事実です。
Mayuさんは、そんな悩める人たちに次のようなアドバイスを送っています。
これはそもそも、そのことを「問題だ」と思っていることが問題!
やりたいことがないなら、とりあえず「何もしない」のが一番。そういう自分を、肯定してください。「自分はダメな人」と、思わないでください。
働いてないとダメとか、世の中に役立ってないとダメとか、世間にはそういう価値観がなんとなくありますよね。でも、そんな他人軸に振り回されなくっていいんです。
自分を責めないで。焦らないで。あなたは、全然悪くないです。今、「やりたいことがない」と感じるのには、わけがあります。
理由は「ガス欠」、これに尽きます。
エネルギーが底をつきかけていて、赤いランプが点滅している状態。つまり、「〇〇したい」なんて言える状態じゃないんです。
「でも私、そんなに苦労した覚えはないけど」
「深刻な事情があるわけじゃないし、人並みのはずなんだけど・・・・・」
「普通に生きているだけなのに、エネルギー不足なんてなる?」
なるんです。普通に生きてきた中で、あなたはエネルギーを使いまくったのです。
これまで何十年も他人軸に合わせてきたなら、すり減っていて当然。
我慢して、気を使って、自分を曲げて・・・・・疲れるわけです。あなたは自分を「普通に生きていただけ」だと思っているかもしれない。でもそれ、大間違いです。
あなたはずっと戦ってきた。だから、へとへとになっているだけ。
そんなときに「やりたいこと」がどうとかなんて、考えられるわけありません。
行動や決断なんて、疲れきったときに考えなくていいから!今、あなたに必要なのは、休むことです。無理してきた自分を「大変だったね、辛かったね」といたわってあげて。寝たいだけ寝るもよし、過去を振り返って泣くもよし、「モンスターノート」にひたすら書き殴るもよし。気が済むまで、何日でも何か月でも、自分と付き合ってあげて。
その間、「やりたいことはいつ出てくるんだろう?」なんて考えるものナシですよ。
放っておいても、エネルギーが充填(じゅうてん)されたら、絶対に出てきますから。
ここでも、自分を信じることが大事です。
やりたいことだらけで、いくら時間があっても足りなかった子供時代。
あのころのエネルギーは、必ず自然に戻ってきます。
そう信じて、まずは休んでくださいね。しっかり休んで、エネルギーが充填されたのに、スイートスポットが見つからないこともあります。それにも、明確な理由があります。
視野が広くなっていないからです。
これまでの人生で目にしてきた選択肢の中だけで、考えようとしていませんか?
受けてきた教育、修めた学問、読んできた本、やってきた仕事のジャンル、家族や友人知人が就いている職業・・・・・これらが「選択肢の全部」だと思っていませんか?
でもそれ、かなり偏っています。偏った視野の中に、たまたま、スイートスポットがなかった、ということです。世界はもっと、ずっとずっと広い。世間が提示してくる選択肢は、そもそも狭いんです。
誰かから「あなたが得意なのは、英数国理社のうち、どれですか?」と言われて、「音楽・・・・・」ってなること、ありますよね。もっと言えば、「掃除」「聞き上手」「アイデア出し」「勘がいい」だったなら、なおさら答えに困ってしまいます。
私も、今の自分に出会うまで、ずっと困っていた気がします。「スピリチュアル」なんて選択肢は学校で習わないし、職業選択のときにも視野に入りません。
私以外でも、スピリチュアル系にスイートスポットがある人は、見つけづらくて苦労していると思います。心理学など、似て非なるジャンルの本を読んだり、職業にしたりする人も多いけど、「なんか違う」というモヤモヤ感を引きずっていたり。
そんな困った状態を抜け出すには、「今までと違うこと」を人生の中で増やしていくことです。全然自分らしくないこと、やりたいこととは逆のこと。
これまでと「真逆」を意識してください。意識してやれば、自分らしくないことだって、ちょっとハードルがあっても苦痛ではありません。
振れ幅を大きくする。これは、自分を解放する大切な秘訣です。やってみてほしいのは、相談相手を「知らない人」にすること。たとえば、占い師さんとか、新しいクラスや職場で出会ったばかりの人とか。
これまで、相談は家族や親しい友人にしてきた人が多いと思うけれど、近しい人は、これまでのあなたをよく知っているのが「弱点」なんです。
「あなたの性格なら、これが合うんじゃない?」
「この仕事なら、これまでやってきたことが生きるんじゃない?」
「このジャンル、きっとあなたは好きだと思う」
「これ、すごくあなたっぽい。ピッタリだよ」
と、以前のあなたの「連続」のような選択肢しか、レコメンドしてくれません。その点、あなたをまったく知らない人のアドバイスは新鮮です。
「なんで!?」と驚かされること、「そんな見方があったか」と気づかされること、「まさか!」と思うような突飛なこと、それでいて、妙に心に引っかかること・・・・・
意外なかたちで、ヒントをもらえる可能性大! ぜひ試してみてください。『「奇跡のループ」のつくり方』 第2章 より Mayu:著 KADOKAWA:刊
これまでの学校教育を含めた、社会全体の価値観が「周りと同じこと」を強制するものでした。
「世間の常識」という狭い鳥かごの中で、
「自分らしく動き回ろう」
そう思っても、窮屈で息苦しくて、エネルギー不足になってしまっても仕方ありません。
鳥かごの外には、無限の大空が広がっていること。
そして、鳥かごの窓はすでに開いていること。
それに気付くことが、自分軸で生きる最初の一歩だということですね。
「コンフォートゾーン」から出てみよう!
「運のいい人」は、次の「法則」を知っている人です。
「自分の中に全部の可能性があって、その中で何を選ぶのも自分次第だ」
Mayuさんは、あなたが心がけ、一歩進むごとに、視野は広く、クリアになり
、自分の両手にすべての可能性があって、幸運がオーダーし放題であることも、必ずわかって
くると指摘します。
「オーダーする」とは、つまり「自分で動く!」という意味でもあります。
幸運を求めて行動するというと、「神社やパワースポットに行く」みたいな行動を思い浮かべる人もいますよね。でも、私が「動いて!」と言う意味は、全然違います。
またびっくりされると思うけど、私の「動いて!」は、
「傷ついたり、恥をかいたりする可能性がある行動をしましょう!」
という意味です。神社にお参りしたって、恥はかかないでしょう?今までの「自分らしさ」とは、違うことをしてみましょう。
あなたがインドアならアウトドアを体験したり、これまでの自分と離れてみましょう。不得意なことや、コンプレックスのあることをやってみるのもいいですね。歌が下手だけどカラオケに行くとか、英会話が苦手だけど外国人と話してみるとか。
下手くそだったり、失敗したり、慣れない場所では恥もいっぱいかくけれど、これまで知らなかった自分と出会うことができます。いつもしていること、何も考えなくて良い作業、楽できる場所ーーつまり「コンフォートゾーン(安全地帯)」を踏み出したとき、奇跡は起こりやすくなります。
これまでと違う世界、合わなかったタイプの人、知らなかった自分と出会うことで、無意識に自分にはめ込んでいた枠を、揺さぶることができるからです。
恥をかくけど、傷つくけど、そのぶんだけ、怖いものがなくなります。
そんなの、怖すぎてできない? ここはバーンと打って出て、向こう傷をたくさんつくってもらいたいところではありますが・・・・・
あまりに怖かったら、「少しずつ踏み出す」作戦でいきましょう。
たとえば、私が引きこもりから脱出するときやったように、コンビニでいつも買っている飲み物や、おにぎりを別の種類にしてみるとか。おやつにケーキを買うんじゃなくて、自分でつくってみるとか。
「あ、意外と美味(おい)しい!」と思えたら、好きなものが増えますね。
「うーん、やっぱりマズイ」って思ったとしても、得るものはあります。
ちょっと、自信がつくんです。「自分の手で枠を少し広げたんだ」という自信が。それができたら、次は少しレベルアップします。
「なじみのないジャンルの音楽を聴く」「読んだことのない雑誌を読む」など。40代だけどティーン向けの雑誌を読んでみる。20代女性だけどミドル男性向けのビジネス雑誌を読んでみるなど、ここでも自分とかけ離れた属性のものを選んでみましょう。
違う世界をのぞくと、知らなかったことを知ることができます。そこには必ず、何かしらの気づきやヒントがあります。
「今の高校生ってこんな感じなんだ。でも、ここは私も同じだったかも」
「職場のおじさんたちはこんなこと考えて仕事してるんだ。このノウハウは、私のアルバイトに置き換えたらこうかも」というように。その調子で、次はさらにレベルアップを。
異世代・異文化の人と実際に交流できるコミュニティに属してみる、とか。生身の人間相手だから、そろそろ「恥をかくかもしれないゾーン」に入って来ましたね。
でももう、最初ほど怖くはないでしょう?
こうやって、「自分の枠」の外側に、新しい点をたくさん打っていきましょう。
その経験、点の数が増えれば増えるほど、枠そのものが広がっていきます。『「奇跡のループ」のつくり方』 第3章 より Mayu:著 KADOKAWA:刊
いつもと同じことをして、いつもと同じ場所に行って、いつもと同じものに触れている。
それでは、現実が変わることは、期待できないですね。
自分が慣れ親しんだ領域の外に足を踏み出してみる。
その積み重ねが、幸運体質を引き寄せます。
できるところから少しずつ。
一歩踏み出す勇気を持ちたいですね。
「悪いエネルギー」をその場でリセット!
Mayuさんは、難しくない、ちょっとした工夫で運気が上がって、奇跡を一気に引き寄せられる
として以下のような方法を紹介しています。
・窓を開けて換気する
「やることがなぜか裏目に出る」「どうも調子が出ない」人におすすめ。
そんなとき、一番簡単なのは、窓を開けて風を通すこと。窓は一つだけじゃなくて、二つ開けると空気の流れができます。リビングとベッドルーム、みたいにね。
部屋の中に淀(よど)んでいたエネルギーを、パッと入れ替えましょう!・手を洗う
私は、リーディングの前に必ず手を洗います。1〜2分ほど時間をかけて、丁寧に。
流れる水には浄化の作用があり、流水に触れると、心の澱(おり)も洗い流せます。
落ち着かない気分のとき、ちょっと緊張しているとき、大事な仕事を始める前のモードチェンジに最適。気持ちをクリアにして、淀んだ気持ちをリセットしましょう。・ジャンプをする
モヤモヤする、イライラする、煮詰まっている・・・・・そんなときは、体の中に悪い気が溜まっています。この悪い気は、「足から」抜くことができます。
足裏マッサージに行くのもいいけれど、自分でやるにはどうするか。一番効果的なのは「ジャンプ」です! その場でぴょんぴょん飛ぶだけだから、なんの用意もいらないし簡単です。着地した瞬間、足の底から悪い気が抜けていくのをイメージして。
場所によってジャンプできないときは、椅子に座った状態で両足を上げて、パッと力を抜いて下ろしましょう。ジャンプに比べると効果は半減するけれど、足の裏に刺激を与えることで、同じ効果が得られます。・回る、揺れる
イヤな人や出来事から「強いネガティブオーラを受け取ってしまった!」と感じたら、「回る」「揺れる」のがおすすめ。
私も動画でやっていることがありますが、回転する椅子に座って数回くるくる回るだけで、ネガティブな気を発散させられます。オフィスなら、椅子はたいてい回るタイプですよね。仕事のストレスは、これで飛ばしましょう。
ブランコも、揺れ動く運動が邪気を飛ばしてくれます。近くに公園があったらこいでみて。子供心に帰って気分一新!私は毎晩、寝る前に必ず、口に出して「ありがとう」と言います。
たった一言だけど、この「ありがとう」はいろいろなものに向けられています。
まず、自分の体。今日も1日働いてくれてありがとう、ハードな1日を乗り切ってくれてありがとう、という気持ちを込めて。
体の中で生きている、微生物たちにも「ありがとう」。私の血液、腸、心臓、皮膚、さまざまな組織が働けているのは微生物たちのおかげ。
それから、誰なのか、何なのかはわからないけれど、私を私として生かしてくれる、何か大きなものへの感謝。今日も素敵な人たちに会わせてくれてありがとう、美味しいものを食べさせてくれてありがとう、など、その日にあったことのお礼を言います。
部屋の照明を消して、目を閉じて「ありがとう」と言うと、不思議なんだけど、真っ暗なはずの視界に、小さい光がともります。私だけかもしれないけど、なんだか、「いいよ、そんなの」って、言っているように見えるんです。朝は朝で、「今日もよろしくね」と言います。「今日はこんな人に会うよ」「〇〇座さんのリーディングをするよ」みたいに、今日やることを思い浮かべながら、よろしくね、と。このひと言でスイッチが入って、本当にすごいリーディングができちゃったりするんです。みなさんがお仕事をする前、学校に行く前にも、きっとこの一言が効果を発揮しますよ。
毎日生きている中では、いろんなことでエネルギーを吸い取られています。人間関係なんて、その最たるものです。体調不良も、エネルギーが体からこぼれ落ちてしまう原因です。体調を整えるには、何よりもまず食事、ということはすでに書きました。
ほかに見落としやすいのが、スマホやWi-Fiの電波や光。体にも気にも影響を与えて、体と心から少しずつエネルギーを奪っていきます。
なんだか、やる気がでないなあと毎日のように思っている人は、夜寝るときに、スマホとWi-Fiを切りましょう。眠る直前までスマホを見るのは厳禁です!
エネルギーが漏れる「穴」をきっちりふさぎましょう。
朝の目覚めや、仕事のエンジンのかかり方が変わってきます。自分の血糖値を測ってくれる装置があるのをご存じですか?
腕にセンサーをつけて、スマホと連動させれば24時間、自分の血糖値がどう推移しているかひと目でわかる優れものです。
自分に合う食事・合わない食事のチェックに、これがあるとすごく便利。
ナッツを食べたらどう変わるか、トマトを食べたらどうなるか・・・・・
一つひとつ、数字で確かめることができます。血糖値が急に跳ね上がったら、それは自分の体にストレスをかけている食品だ、ってこと。
中期的・長期的な推移もわかるので、季節ごとの変化や、月経周期との関係などもつかめます。もちろん、生活習慣病の予兆なんかも素早くキャッチできるでしょう。
自分の体について知り、自分の体にいい食事を摂るためのツールとして、活用してみるのもおすすめです。『「奇跡のループ」のつくり方』 第4章 より Mayu:著 KADOKAWA:刊
風水学的な考え方からもわかるように、「エネルギーの流れ」という観点から行動することが大切です。
「ネガティブな気」を体の外に流し、「ポジティブな気」を体の中に取り入れる。
日々そんな小さな習慣を取り入れていくことを意識しましょう。
[ad#kiji-shita-1]
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
Mayuさんは、自分軸を持ち、ありのままの自分で生きる人は、頭や心をよぎる不安ごと受け入れて、前に進むことができる
とおっしゃっています。
自分軸を持ち、ありのままの自分で生きる。
そうなればなるほど、現実は自分が望む方向に変わっていく。
そんな上昇スパイラル、つまり「奇跡のループ」に乗ることが、人生を劇的に変えることになります。
今、生きづらさを感じている人、苦しみにもがいている人。
そんな人ほど「本当の自分」を取り戻して、自由に羽ばたける解放感は、大きなものになります。
「夜明け前が一番暗い」
そんな言葉もあります。
今が人生の正念場です。
私たちも、Mayuさんを見習って、暗闇の中でこそ光を求める前向きな姿勢、意志を持ち続けたいですね。
(←気に入ってもらえたら、左のボタンを押して頂けると嬉しいです)
【書評】『風の時代の未来予測』(yuji) 【書評】『心を鍛える』(堀江貴文、藤田晋)