【書評】『世界一ふざけた夢の叶え方』(ひすいこたろう)

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 お薦めの本の紹介です。
 ひすいこたろうさん、菅野一勢さん、柳田厚志さんの『世界一ふざけた夢の叶え方』です。

 ひすいこたろうさん(@hisuikotarou)は、作家、コピーライター、漢字セラピストです。
 心理カウンセラーの資格もお持ちで、数多くの著書をお持ちです。

 菅野一勢(すがの・いっせい)さんは、情報起業(インフォビジネス)のパイオニアです。
 現在は、シンガポールへ移住し、子育てセミリタイヤを満喫されています。

 柳田厚志(やなぎだ・あつし)さんは、プロデューサー、フリーサーファーです。
 現在は、プロデュース会社の代表取締役として自由なスタイルで仕事をしながら、各界のプロフェッショナルをプロデュースして世の中に紹介するなど、幅広くご活躍中です。

「仲間」が変わったら、すべてが変わる!


 ひすいさんは、あなたを変える方法は、あなたの「宇宙」を変えることだと述べています。

『「宇宙」を変える』とは、以下の三つの「間」を変えること。

  • 時間
  • 空間
  • 仲間
「時間」は、日々の習慣や時間配分など。
「空間」は、住んでいる場所や働く場所など。
「仲間」は、付き合う人のことです。

 ひすいさんは、その中でも一番大切な「間」は、「仲間」だと述べています。
 仲間が変わったら、生きる「基準」が変わるからです。
 実際に、本書に登場する三人は、出会ったことで、一年後には大きく人生が変わりましました。

 彼ら三人とも、短時間で夢を叶えることができたのには、理由があります。
 それは、こうありたいと願う人生にワープする方法を見つけたからです。

 彼らの見つけた夢へワープする方法とは、「共鳴」です。
 ひすいさんは、志を同じくする仲間と共鳴したら、自分の響きは一瞬で変わると強調しています。

 本書は、三人が出会ってたった一年で現実離れした夢を叶えた方法を、具体的なエピソードを交えてまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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ノートに書くとなぜいいのか?


 ひすいさんは、「ノートほど怖いものはない」と述べています。

 三人は、それぞれの夢をノートに書き出して、「お前ならできる!」と励まし合いました。
 すると、一人ではムリだと思えることも、仲間で盛り上がることから、自分の固定観念が外れ、なんだか、やれそうな気がしてきたそうです。
 そして、実際に三人とも、一年後には夢を叶えてしまいました。

 なぜ、ノートに書いて、仲間で励まし合うと夢は叶うようになるのか。
 ひすいさんは、以下のように説明しています。

 ノートに書くということは、あなたの夢が明確になった証(あかし)です。
 夢は、頭のなかにあるだけではまだボヤーッとしてるんです。しかし、紙に書いたとたんに明確になります。言葉にするとは明確にするということだからです。
 紙に向かって書くというのは、夢をこの宇宙に明確に宣言するということなのです。夢はウキウキした気持ちで明確にすると、俄然(がぜん)、叶いやすくなります。

 そして、「お前ならできる!」と応援してくれる仲間の存在、これがノートに魂を吹き込んでくれるんです。

 夢をシェアしたあとも、その後の僕らは定例会と称して、月に一回、定期的に居酒屋で飲むようになりました。
 これで、いつの間にか、自然に助け合う関係になっていったんです。
「ネットはオレが詳しいから教えてあげるよ」とか、「じぁあ、オレは文章をアドバイスしようか?」とか、「それに詳しい〇〇さんを紹介するよ」「こうするといいんじゃない?」とか、落ち込んでいるときは、菅野さんが下ネタで励ましてくれたり(笑)。お互いができることをシェアし、長所を提供し合うようになりました。

 でも、それよりも、それよりも、それよりも、もっと大きかったのは、
「あいつらもがんばってるから、オレもがんばろう!」
 って気持ちになれたこと。それが何よりのギフトだったように思います。
 仲間の存在によって、自分のハートに火が灯(とも)る。

 自分のハートに火が灯ったら、
「不可能」の「不」は吹っ飛びます。


 時間、空間、仲間・・・・これこそが宇宙です。
 この三つの「間」を生かすと、夢はワープするんです。

 同じ志を持つ仲間と一緒に、
 同じ時間を共有し、
 同じ空間で盛り上がりながら、
 どう生きたいのかを明確にし、夢を絵にする。
 そして、その仲間たちと定期的に会い、ワクワク夢の実現に向けて助け合う。
 すると、その夢はワープするんです。

 夢は仲間と一緒に、紙に書くと叶うんです。

「一人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ」(オノ・ヨーコ)

 『世界一ふざけた夢の叶え方』 第1幕 ROAD1 より  ひすいこたろう、菅野一勢、柳田厚志:著  フォレスト出版:刊

 夢を叶えるには、情熱を持ち続けること。
 つまり「自分のハートに火を灯し続けること」が大切です。

 夢をノートに書き出して、仲間で励まし合うことは、そのための最高の方法です。

 一本ではすぐに折れてしまうけれど、三本まとまると簡単には折れない。
 まさに、「三本の矢」の故事を地でいくお話ですね。

人生の宝物はドン底に落ちている!


 ひすいさんは、以前勤めていた会社で、通販会社に商品を提案しに行く営業マンをしていました。
 赤面症のひすいさんにとって、営業は「一番やりたくない仕事」です。
 それでも、なんとか営業成績を上げようと始めたのが、手書きのFAX広告。
 広告の下に毎回、お客さんに読んでよかったと思ってもらおうと「ひすいコラム」を書き続けます。
 このことがきっかけで、ひすいさんの営業成績も急上昇、文章を書く喜びにも目覚めたとのこと。

 芸人の萩本欽一さんがこう言っています。

「したくない仕事しかこないんです。でも、運は、そこにしかない」
(出典『智慧の実のことば ほぼ日刊イトイ新聞語録』 糸井重里/ぴあ)

 これ、ほんとうだなって思いましたね。
 ご縁があったもの、僕の場合は、それは営業という仕事でしたが、たとえそれがやりたくないことだったとしても、そこに一生懸命向き合うと、好きになれるんですよね。
 ご縁があったもののなかで葛藤(かっとう)すると、自分のなかで、武器ができるんで。
 武器ができると、どうなると思いますか?

 その武器を必要としてくれる仲間が現れるんです!
 そこからは夢が加速度的に叶います。
 人生を好きなようにクリエイトできるようになるんです。

 ちなみに、欽ちゃんはこの言葉をこう解説されています。
 欽ちゃんが独立したとき、所属事務所には「司会の仕事はぜんぶことわってください」と頼んでおいたのだそうです。司会の仕事は自分には向いていない、やりたくないと思っていたようです。しかし、蓋(ふた)を開けてみると、司会の仕事しかこない。
 そして、やってみた結果は、司会の仕事で大ブレーク。そのときに、自分がやりたいことよりも、人があいつにこういうことをやらせたいというものにこそ運があると感じたのだそうです。
 どこかに、自分の可能性の扉を開く特別なドアがあるんじゃないんです。
 そんな扉は探さなくていい。
 なぜなら、どこにでもあるから。
 そして、ホンキでやっていれば、周りの人が、あなたが行くべき場所にちゃんと連れて行ってくれるものです。

 『世界一ふざけた夢の叶え方』 第1幕 ROAD3 より  ひすいこたろう、菅野一勢、柳田厚志:著  フォレスト出版:刊

 今いる場所で、自分ができることを精一杯やっている人に、神様も味方します。
 自分でも、「まさか!」と思うところに、自分の才能が眠っているということ。
 そして、それを見つけてくれるのは、周りの人です。

 何ごとにも情熱を持ち続けること、ホンキで取り組むこと。
 それが「仲間」を引き寄せる強力な磁石にもなります。

たった一人、自分のファン作れ!


 ひすいさんがブログを始めて、数ヶ月経ったある日、一通のファンメールが届きました。

「ひすいさん、毎日読んでいます。楽しみにしています」
 このメールの一文が、ひすいさんの人生を変えてくれた“名言”になったとのこと。

 ひすいさんは、その日から「この人が喜んでくれるものを毎日書こう」と、図書館で毎週20冊の本を借りては目を通す生活をするようになりました。

 人間だけが持っている本能ってあるそうなんです。
「食欲」「性欲」「睡眠欲」は動物も持っています。
でも、「喜ばれたら、うれしい」というのは人間だけが持っている本能なのだとか。
 たしかに、喜ばれたらうれしくて、僕はヒートアップしていきました。

 ちなみに、世界的ミュージシャンのビリー・ジョエルが来日して、テレビに出演したとき、アナウンサーが、「日本にもあなたのように世界的なミュージシャンを目指してがんばっている若者がたくさんいます。その人たちに向けて、何かアドバイスをいただけないでしょうか?」と聞いたそうです。
 ビリー・ジョエルの答えはこうでした。

「もし君が安いバーでピアノを演奏していたとして、お客さんが5人しかいなかったとしよう。でも君のやるべきは、そのうちのたった一人でもいいから、君のファンにすることだ。もしそれができたなら、君の前に5万人いたら、1万人のファンがいることと同じだ」と。

 そうなんです。たった一人、自分のファンを作ればいいんです。
 喜ばれたとき、人はホンキのスイッチが入りますから。
 僕も、一人のファンができたときに、やる気のスイッチが入り、「努力の世界」から抜け出すことができたんです。

 努力すれば、100キロ先には行けます。
 でも200キロ先には、よほど努力し続けないと、たどり着けない。
 だって、努力って頑張っているからです。
 でも、誰かを喜ばせようとスイッチが入ると、努力じゃなくなるんです。
 がんばるじゃないんです。
 楽しいから、やっちゃうんです。

 うれしいから、やっちゃうんです。
 そうなったら、もはや結果が出ないほうが不自然。イヤでも成果が伴ってきます。

 『世界一ふざけた夢の叶え方』 第2幕 ROAD9 より  ひすいこたろう、菅野一勢、柳田厚志:著  フォレスト出版:刊

 自分を喜ばせるためだけにする努力なのか、他人を喜ばせるためにする努力なのか。
 同じ努力でも、キツさがまったく違うということです。

 誰かを喜ばせようとスイッチが入ると、努力を努力とすら感じなくなる。
 そうなれば、どんなことでも成功したも同然ですね。

ビジネスこそ、究極の遊びだ!


 柳田さんは、ひすいさんらと出会い、彼らの協力を得て、「オンラインスクール」という新しい分野に進出して成功を収めます。

 今は情熱さえあれば、志が同じ個人が結びつき、さまざまなプロジェクトを生み出せる時代。
 それを肌で感じた柳田さんは、働き方に、革命が起きていると指摘しています。

 時代は変わりました。
 いまや、自社だけで完結する仕事はほんとうに少なくなりました。プロジェクトごとに、各分野のプロが集まり、プロジェクトが終われば解散していくというスタイルが主流になりました。
 インターネットの発達でオフィスも必要なくなりました。
 出社も必要なくなりました。
 世界中どこにいても、好きなときに仕事ができる環境が整いつつあります。

 働き方に、革命が起きているのです。
 そして、個人がますます力を持つようになってきたのです。

 僕が一番思うこと。それは、ビジネスの現場で、「笑い」「楽しさ」「ユーモア」が受け入れられるようになってきたことです。
 これこそ、個人が主役の時代を象徴していると思います。楽しんで、輝いている人たちのところに、お客さんが集まるようになってきました。ビジョンを掲げ、旗を立てると、必ずそれを見つける人が出てきました。地元だけではなく、日本が、世界が仕事場であり、遊び場になりました。大好きな仲間と一緒に、ビジネスをすることができるようになりました。
 それは、カラオケなどで遊ぶよりも、よほど快感をもたらしてくれる、究極の大人の遊びです。
 僕らはいま、そんな時代に生きています。

 この仲間に入る条件はただ一つ。

 自分で自分に許可を出すか。
 自分で自分にOKを出すか。


 それだけです。

「そんな働き方は、私にはムリ」ではなく、「そんな働き方なら、私もできる」と言い換えましょう。
 遊ぶように働いていいんだって、自分に許可を出しましょう。
 OKを出しましょう。
 ほんとうに、そうなりますから。

 『世界一ふざけた夢の叶え方』 第2幕 ROAD14 より  ひすいこたろう、菅野一勢、柳田厚志:著  フォレスト出版:刊

 自分にブレーキをかけているのは、実は自分自身だということ。
 技術の進歩で、これまでできなかったことが、実現可能となっています。

 自分のやる気、そして、同じ志を持つ仲間さえいれば、やりたいことを仕事にできてしまう。
 ある意味、面白い社会になってきたといえますね。

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☆    ★    ☆    ★    ☆    ★    ☆

 柳田さんは、毎日の生活のなかに幸せを見つけることが、「最強の成功法則」ではないかとおっしゃっています。

 自分が「最高だな」と思える日常を想い描くこと。
 すべてはそこから始まります。
 強い想いは、同じような仲間を引き寄せます。
 そして、お互いの夢が共鳴し合い、くっきりと現実的なものになっていきます。
 私たちは、自分が思っている通りの人間になります。

「自分はこんなもの」とあきらめないこと。
 最終的なイメージを描き、それを持ち続けること。
 そうすれば、思いもよらないところから、そこに至る道が現れます。

 あなたは、どんな自分になりたいですか?
 5年後、10年後の生まれ変わった自分を楽しみに、情熱の火を絶やさず、日々を過ごしたいですね。

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