【書評】『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』(水谷友紀子)

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 お薦めの本の紹介です。
 水谷友紀子さんの『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』です。

 水谷友紀子(みずたに・ゆきこ)さん(@mizutani_yukiko)は、作家であり、自己啓発コーチです。
 26歳のときに「引き寄せの法則」に出会い、いくつかの人生上の大きな奇跡を体験されます。
 以来、20年にわたり意識と心について研究や実験を重ね、「人生を思い通りにする方法」を確立されました。

「引き寄せのしくみ」は、とてもシンプル!


 私たちの人生の中で起こるすべての出来事。
 それらは「人生のしくみ」とも言うべき「引き寄せの法則」という明確なルールに基づいて創り上げられています。

「引き寄せの法則」はとてもシンプルです。
 水谷さんは、私たちが日々発信している「思考や感情」が「原因」となって、その思考や感情に見合った「結果」が「人生の様々な出来事」となって私たちに返ってくると説明しています。

「良いこと思えば良いことが起こり、悪いことを思えば悪いことが起こる」ただそれだけとのこと。
 では、なぜ「引き寄せの法則」がうまく働く人と、そうでない人がいるのでしょうか。

 本書は、「引き寄せのしくみ」を解説し、それを上手に活用する方法をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「引き寄せの法則」はすべての人に働いている!


 水谷さんは、私たちすべての人間は、すでに毎日「引き寄せの法則」を上手に使っていると指摘しています。

「自分には引き寄せの法則が働いてない」
 そう思うのは、単純に「観察不足」なだけです。

 地球上のすべての人間には、いつも「引き寄せの法則」が働いています。「引き寄せの法則」によって、私たちの日々起こる出来事が創り上げられているのです。あなたから日々発信される「思い」「考え」「感情」などがその「原因」となって、あなたのその思いや感情に見合った「結果」が「現実」となって、なんらかの形で人生に現れます。逆に言えば、もし、この地球上に「思い」「考え」「感情」など、なにひとつ発信しない人がいたとすれば、その人の人生には何事も、一切起こらないことでしょう。
「引き寄せの法則」とは、単純に言えば「あなたの思考は、日々現実化していますよ」ということであり、「できる」「できない」以前に、すでに私たちの人生は「引き寄せの法則」に則(のっと)って創り上げられているのだということです。そうそう、読者の方からお寄せいただいた体験談を読み進めていくと、最後に「これって偶然ですか? それとも引き寄せですか?」と書いてあるのですが、この世に偶然などというものは一切なく、あなたの人生で起こることは、良いことも悪いことも全部ひっくるめて「すべてあなたの思考による引き寄せ」だということです。
「引き寄せの法則」を具体的に「人生」という視点でわかりやすく説明するとしたら、こんな感じです。

 あるところに「人生は修行だ!」「人生は苦の連続だ!」とばかり考えている人がいました。そして、本当にその人の人生は、まるで修行のような苦の連続でした。また、あるところに「人生はなんて素晴らしいんでしょう!」
と、いつも思っている人がいました。そして、その人の人生には次から次へと幸せな出来事ばかりが起き、本当に素晴らしい人生となりました。

 とても単純でしょう! つまり、「良いことを思えば良いことが起き、悪いことを思えば悪いことが起こる」ただそれだけのシンプルな法則で、あなたが「引き寄せの法則」に気づいていようがいまいが、この法則はいつでも私たちの人生に作用しているのだということです
 ただ、多くの人は、残念なことにこの「引き寄せの法則」を「自分の望まない方向」にばかり圧倒的に使ってしまっているのです。だからこそ、好ましくない出来事が自分の人生の中で次から次へと起こってしまうことになります。つまり、「引き寄せ」はすでに毎日自分でできているのですから、今度は今までのように「自分の望まない方向」にばかり使うのではなく、できる限り「自分の望む方向」にばかり使えるようになればいいだけです。

 『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』 第1章 より  水谷友紀子:著  講談社:刊

 ニュートンの発見した「万有引力の法則」は、この地球上で、例外なくすべてに働きますね。
 この法則がどんなものかを知っている、知らないにかかわらず、です。

「引き寄せの法則」も同様で、意識して使っている人と、そうでない人がいるだけ。
 自分に起こることは、すべて自分の思考や感情から生まれている。

 そのことを受け入れられるかが、「引き寄せの法則」を自分の望む方向に使うカギです。

ピンポイントで何かを望むときの方法とは?


「意識的な引き寄せ」の代表的な方法が、「ビジュアライゼーション(想像する)」です。

 ビジュアライゼーションは、特にピンポイントで「これだ!」という望みのモノや状況が明確に決まっていて、それが「イメージ化」出来る場合の最強のメソッド(手段)とのこと。

 ここでは「ビジュアライゼーション」の最低限のやり方「見る、喜ぶ、感謝する」だけお話しておきましょう。
 まず最初に「あなたが望む結果を鮮明に、具体的にイメージする」のです。「たった今、あなたの望んだモノ(例えばグッチのハンドバッグ)があなたの元に届き、あなたのモノになった瞬間の場面」です。当然のことながら、実際にそんな瞬間があなたの人生に訪れたら、飛び上がるほど嬉しいですよね〜!
 だから次に、そのイメージを見ながら「手に入れた喜びを思いきり味わい、感じる」のです。まるで「たった今」本当に実現してしまったのではないかと錯覚してしまうほど、ここで爆発的な喜びの感情を出してください。
 喜びをたっぷり味わったら、最後に必ず「感謝」してください。
だって、普通誰かから望むモノをもらったら必ず「ありがとう!」って言いますよね? あなたのイメージの中では、今まさにそういうことが起こったのですから、それを届けてくれた宇宙に対して「ありがとう!」と感謝しておきます。
 どうですか? 「ビジュアライゼーション」ってこんな簡単なことなのです。子どもにだってきっと簡単にできますよね? こんなに簡単なことだからこそ、しかもこれが自分の人生にすごい結果をもたらしてくれることを身にしみて感じているからこそ、私はいつも声を大にしてこの「ビジュアライゼーション」をお勧めしているのです。

 『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』 第1章 より  水谷友紀子:著  講談社:刊

 望む結果を具体的にイメージし、喜びの感情を爆発させ、最後に感謝する。
 誰でも、いつでもどこでも簡単に試すことができる方法ですね。

 水谷さんは「ビジュアライゼーション」をするとき、なんだか自分の全意識(頭も心も)がまるで「レーザービーム」のようになっていく気がするとのこと。

 どれだけ望むものを手に入れることに集中できるか。
 どれだけリアルにイメージできるか。

 それがビジュアライゼーションがうまくいくための大きなポイントです。

願いを邪魔する“声なき声”の正体とは?


 「どうせまたダメに決まっている」「お前には無理だ」。

 私たちが何かを望むとき、このような“声なき声”が脳裏をかすめます。
 この声の正体は、「子どもの頃、周りの大人たち(特に親)から繰り返し聞かされる言葉」です。

 水谷さんは、小さいときから繰り返し繰り返し聞かされること、つまり「頻繁」に入ってくる言葉を、あなたの潜在意識は必ず受け取っていると指摘し、以下のように説明しています。

 潜在意識は、どうやら繰り返しによってしっかり覚えさせられたものを、今度は自分自身で何度も繰り返す習性があるようです。実は、潜在意識のこの習性によって、私たちの「習慣」や「癖」が作り上げられていくのです。毎日毎日「歯磨き」の方法を教えこまれると、しっかりと「歯磨き」の方法を潜在意識が覚え込み、覚えこんだあとは、ほぼ自動的に「歯磨き」をするようになるようなものです。
「歯磨き」は行動を植えつけるものですが、「言葉」を繰り返し植えつけられた場合にはどうなるかというと、「子どもの頃にその言葉を聞かされたときと似たような状況下に置かれたとき」に潜在意識から「子どもの頃にその言葉を聞かされたときと似たような状況下に置かれたとき」に潜在意識から「その言葉」が自動的に上がってくるのです。例えば、小さい頃に何かの失敗をするたびに、「なにをやっているの? あなたはどうしていつも失敗ばかりするの?」とお母さんから繰り返し言われていたとしましょう。すると、大人になってからも何かに失敗したときには、小さい頃に聞いていた言葉と似たような言葉、「どうしていつも失敗ばかりするの?」という「声なき声」が聞こえてくるのです。
 この「声なき声」は、(先ほどの私の子どもの頃の体験のように)実際には私たちの耳に直接的に届いているものではありませんが、瞬間的に潜在意識から湧き上がってきます。そして、まるでその「声なき声」を受けて、反応したり確認したりするかのように、「ああ、ホントにどうして私はいつも失敗ばかりするの?」と自分で思ってしまうわけです。そして、子どもの頃と同じような悲しい気持ちになって落ち込むのです。
 これで普通の人が出す6万の思考のうち、その約8割がネガティブなものだと言われている理由がよくご理解いただけるかと思います。つまり、私たちは圧倒的にネガティブな「声なき声」をすでに潜在意識に植えつけられていて、潜在意識はそれをことあるごとに繰り返し私たちの心に送り返してきているのだということです。わかりやすく言い換えると、まるで「口うるさいお母さん」を毎日毎日背負って、「ダメじゃないの!」「あんたになんかできやしないわよ!」などと、いちいち耳元で囁(ささや)かれて生きているようなものなのです(笑)こんな状態じゃ、そりゃ、いくら良い気分を出そうとしたって、ちょっと難しいですよね?

 『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』 第2章 より  水谷友紀子:著  講談社:刊

 一度、潜在意識に染みついた言葉は、“声なき声”として脳内に浮かび上がってきます。
 自分の今の思考パターンは、実は、子どもの頃に作り出されていたということ。

 ネガティブな“声なき声”を、いかにポジティブなものに変えられるか。
「引き寄せの法則」を自分のものにするカギですね。

「観察者」としての自分を育てる


「引き寄せの法則」を意識的に使うには、「自分の感情」をコントロールする必要があります。
 ネガティブな感情は、溜めこまずにその場で処理し、心をつねに穏やかに保つことが重要です。

 水谷さんは、自分の感情を上手に扱えるようになるためには、いつも「観察者」としての自分をしっかり育てることだと述べています。

 いつだったか、テレビでこんな面白いシーンを見たことがあります。外国のプロテニスプレーヤーが、試合の大事な場面でポカミスをしてしまいました。自分自身によほど腹がたったのでしょう。このプレーヤーは怒りの感情をむき出しにして、自分のテニスラケットで自分の額を何度も何度もガンガン殴りつけました。そして、見れば彼の額からタラタラと血が・・・・・。
 気持ちはわかりますが、これって可笑(おか)しいシーンでしょう? 実際これをビデオで見ていたコメンテーターたちもゲラゲラお腹を抱えて笑い転げてました。そう、客観的に見ればとても面白いシーンなのです。ただひとり、このプレーヤーを除いしては・・・・。
 もちろんそのときの感情を思いっきり味わいたければ、自分の人生という映画の中の主人公(つまり、「あなた」です)に入っていったって構いませんよ。でも、多くの方は、そこにばっかりいるので、感情にやられてわけがわからなくなってしまうのです。ときどきは映画の中にどっぷり浸かってもいいですが、いつだって好きときにそこから抜け出して、また「監督」や「観察者」の目で客観的に人生の場面場面を見ることができるようになれば、感情に巻き込まれることなんてほとんどなくなります。
 そして、今このテニスプレーヤーを客観的に見られたように、自分自身のことも客観的に見られるようになり、「面白いことしてるわね〜! やっぱり私って変よね?」と、自分自身のことをケラケラ笑えるようになっていきます。そして、本当に自分自身の「奇妙さ」に気づき、しかし、そんな自分も「変だけど面白くて可愛い存在」に見えてくるわけです。今お話したテニスプレーヤーさん、想像しただけでもユニークで可愛い存在でしょ? (笑)
 そもそも今あなたの目の前で起こっている現実は、「あなたの過去の思考」によって出来上がったものなのですから、イチイチ深刻になる必要は本当はまったくないのです。ただ、あなたがそれを変なふうに解釈して、感情を爆発させて、オロオロしてしまうので深刻に見えるというだけです。「あなた」がその現実を創ったということは、あなたがまたそれを思い通りに変えられるということでもあります。いつも冷静な「観察者」「監督」を自分の中にしっかりと作り上げ、「じゃじゃ馬」という「感情」さえも自由に戯(たわむ)れられるようになりましょう。

 『人生が好転する! 「引き寄せ」のしくみ』 第3章 より  水谷友紀子:著  講談社:刊

 自分に起こる出来事は、すべて自分の思考や感情が引き寄せている。
 その因果関係を冷静に分析できる「観察者」を自分の中に作り上げること。
 それが、「引き寄せの法則」を理解するうえで重要だということですね。

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「引き寄せの法則」は、誰にでも平等に働いています。
 願いが叶う、叶わないは、「引き寄せのしくみ」に則っているかどうかで決まります。

 願いが叶うのを邪魔しているものは、ただ一つ。
 自分の潜在意識の中にあるネガティブな思考であり、感情です。

「引き寄せの法則」を上手に使いこなすために必要なのは、自分の望みを明確に、純粋に願うこと。
 簡単なようで、難しいですね。

 とにかく、訓練あるのみ。まずは身近なところから・・・・ですね。
 使いまくって、「引き寄せマスター」を目指しましょう!


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