【書評】「量子力学的に現実創造する方法」(ヴァジム・ゼランド)
お薦めの本の紹介です。
ヴァジム・ゼランドさんの『78日間トランサーフィン実践マニュアル 量子力学的に現実創造する方法』です。
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ヴァジム・ゼランド(Vadim Zeland)さんは、ロシア在住の作家で、元量子物理学者です。
自分自身の現実を創造する「トランスサーフィン」とは?
外の世界は、すべて幻影
です。
そして、現実というのは、それ自体では「定まった現象」としては存在して
いません。
そのため、私たちは、数多くの可能性のある選択の中から、ふさわしいタイミングで、もっとも効果的に目的を達成するための決断をし、人生に必要な出来事、必要でない出来事を選んで、現実創造ができる
ようになります。
ゼランドさんは、自分自身の現実を創造するためのパワフルな道具
として、「トランサーフィン」というノウハウを提供します。
遠い過去、あるいは未来のことだったのかもしれません。宇宙は自分自身のことを忘れてしまいました。その理由は誰にもわかりません。宇宙というのは、ときどき自分のことを忘れてしまうものです。おそらく宇宙は居眠りをしていて、目が覚めたとき、そのときに見ていた夢を覚えていなかったのでしょう。
その夢の前には何が存在していたのでしょう? そして、その前の夢は、どうだったのでしょうか? おそらく、宇宙自体が夢そのものだったのかもしれません。いずれにせよ、自分自身を思い出せない夢は、「無」に変わってしまうのです。それ以外、何があるというのでしょうか?「私は誰なんだろう?」と無は独り言を言いました。
「あなたは鏡、鏡、鏡・・・・・・」
無数の光の点滅の中から、答えが返ってきました。
「あなたは誰?」
と鏡(無)は問いました。
「私は鏡に映ったもの(リフレクション)ですよ」
「どこからきたの?」
「あなたの質問からですよ」
「でも、姿が見えないよ。自分の姿も見えない。なんで私が鏡なの? 私は『無』なのに!」
「そのとおり」
と、リフレクションは答えました。
「『無』とは、無限に続く多元鏡の最初の状態。無が無に反射している」
「私はどんなふうに見える?」
「どんなふうにも見えない」
「私は大きいの? 小さいの?」
「はい」
「『はい』とはどういう意味?」
「その両方だということです。あなたは、自分が想像したとおりの存在で、無限に大きく、無限に小さいのです。『無限大』と『点』は同じものなのですよ」
「なんて奇妙な! で、ここはどこ?」
「ここですよ。バリアント空間の中です」
とリフレクションは答えました。
「何の空間ですって?」
「いろんな可能性のある空間です。この空間も、あなたの質問から生まれました。あなたは無限の多次元の鏡なので、考えることはすべて現れます。あなたのすべての質問には、無限の答えが存在するのです」
「私はなぜ存在しているの?」
「ただ存在するために」
「何でも」この世界は、「鏡」(私たちが神と呼ぶ存在)と、「鏡に映る像」(リフレクション)との対話の中で創造されたのです。
ようこそ、親愛なる運命の決定者よ。私がこのメッセージを書いているのは、あなたがこの文章を読んでいるからです。それは、あなたが自分の世界と運命の決定者になることを意図したことを意味しています。古代では、現実には物理的な面と形而上(けいじじょう)的な面の2つがあることを誰もが知っていて、誰もが運命の決定者でした。
彼らは、鏡のようなこの世界の本質を見抜き、理解していて、思考の力で自分の現実を創造することができていました。しかし、それは長く続きませんでした。時間とともに、運命の決定者たちの関心は物質的な現実に釘付けになっていったからです。彼らは本質を見ることをやめ、力を失ってしまいました。しかしながら、彼らが持っていた知識は失われず、古代の昔から今日まで生き続けてきました。
その知識を引き継いだ古代の魔術師は、思考の力によって現実をコントロールすることができました。なぜなら、現実は、本来、世界という鏡に意識が映ったものとして作られるからです。物質的な世界に意識を囚われた一般の人たちは、偶像の神々を崇拝し、占星術師や占い師に頼ってなんとかするしかありません。
占い師がのぞき見する偽りの未来に甘んじることなく、自分の意志に従って運命をコントロールしようとするのなら、必ずうまくいきます。トランサーフィンは、現実を形作るための古代から伝えられた知識で、必ずあなたの役に立ちます。トランサーフィンは魔法などではありません。魔法なんてものは存在しないのです。トランサーフィンは、鏡であるこの世界に対する単なる知識にすぎないのです。その知識はとても明快です。あまりにも単純であたりまえなことなのに、何をもって「魔法」と呼べるのでしょうか?
アラジンのランプだって、ブリキでできた古びたランプにしか見えなかったし、聖杯だって金ではできていませんでした。真に偉大なものはすべて、底知れぬほどシンプルで、見せびらかしたり、隠したりする必要がないものです。見かけばかりで何の価値もないものが、壮大さと神秘のベールに覆われていることが多いのです。
魔法からおとぎ話のような側面が取り除かれ、日常生活の中に溶け込むと、それは神秘的で不思議なものではなくなります。その変化のおかげで、日常生活はもはや退屈で平凡ではなくなり、コントロール可能な見慣れない現実になるのです。一定のルールに従えば新しい現実を形作ることができるということです。本書では、自分自身の現実を創造するための不可欠な一連の基本原則をおおまかに説明していきます。このトランサーフィンの原則には、思考と行動という2つの基本的な分野があります。世界という二元鏡に映し出されると、これらの分野はそれぞれがもう一方を生み出します。つまり、二元鏡の両側は、理性(論理)と魂(感情)、そして自分の行為(内的意図)と外界からの受け取り(外的意図)があるということです。
知識を引き継いだ人たちの「動機、思考、行動」は、この「理性、魂、行為、受け取り」という4つの要素のバランスがとれている必要があります。理性と行為は物理的な世界に関連していて、魂と受け取りは形而上的な世界に関連しています。この形而上的世界というのは、抽象的であるけれど、客観的なものです。この二面性のうち、1つだけを取り上げても、自分の現実を形成することはできません。
物質主義者は、自らが作り出した目の前にある困難を克服することにやっきになり、理想主義者は、地に足をつけずにふわふわと自分の夢の世界で生きているだけなのです。どちらのタイプも自分自身の現実を形作ることはできません。しかし、あなたはここで、うまくいくやり方を学ぶことができます。
『量子力学的に現実創造する方法』 はじめに より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
本書は、78日で自分自身の現実を創造するくための実践的なコースを修了する
ことができる「トランサーフィンの法則」のノウハウを具体的に解説した一冊です。
その中からいくつかピックアップしてご紹介します。
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鏡の向こうにある「バリアント空間」
ゼランドさんは、鏡のような現実には、2つの側面があるという事実を受け入れるしかない
と指摘します。
その2つの側面とは、触れことのできる物質的側面
と認識できないながら、本質的で客観的な形而上的側面
です。
現在、科学では鏡に映る側面を研究し、秘教は鏡の反対側を見ようとします。この論争は、基本的に焦点の違いに帰結します。
では、鏡の向こう側には何があるのでしょうか?トランサーフィンは、他の秘儀と同じように、多くの可能性のあるこの問いに1つの答えを提供します。それは鏡の向こう側には「バリアント空間」と呼ばれる情報空間があり、そこにはあらゆる出来事に対する台本が収められているというものです。そのバリエーションの数は無限で、それはまるでグリッド上に付けることができる点の数と同じくらい無限にあります。
バリアント空間には、起こったこと、今あること、これから起きることがすべて保管されています。透視を行うということは、バリアント空間に入るということです。唯一の欠点は、その情報のバリエーションが無限であるため、物理的な現実では実現されない出来事も見ることができることです。そのため、透視能力者はしばしばまちがった予想をします。バリアント空間では、起こったことのないことも、実際に起こるはずのないことも見ることができるからです。その意味で、安心してください。誰も自分の未来を知ることなんてできません。なぜなら、どのバリエーションが最終的に物質界で再生されるかは、誰にもわからないからです。同様に、夢の中で見たものが、実際に具現化される領域内にあるかどうかもわかりません。
これはありがたい情報ですね。未来があらかじめ決まっていないのであれば、まだ希望は残っています。トランサーフィンにおいてするべきことは、過去を悔やむことでも、まだ来ていない明日を不安げにのぞきこむことでもなく、自分自身の現実を意図的に形作ることなのです。信じがたい話かもしれません。バリアント空間なんてものが一体どこにあるのか? そんなことがありえるのだろうか? とあなたは思っているかもしれません。私たちの三次元的な認識からすれば、実はバリアント空間はどこにでもあると同時に、どこにもないのです。目に見えない宇宙の彼方にあるかもしれないし、あなたのコーヒーカップの中にあるかもしれません。ひとつ確かなことは、三次元の世界にはないということです。
それでいて、私たちは毎晩、バリアント空間を訪れています。夢は一般的な意味での幻想ではありません。私たちは、自分たちの夢が、過去に起きたかもしれない、あるいは未来に起きるかもしれない現実の出来事を反映しているとは考えずに、夢はあくまで空想の話だと軽く考えています。夢の中で、この世では起こらないような映像を確かに見ることがあります。少なくとも、夢を見た人が、その夢の内容を現実の世界で見たはずがありません。夢が現実を模倣する脳の働きであるならば、この普通とは思えない映像や物語はどこから来るのでしょうか。
もし、人間の意識的な側面がすべて理性に、無意識の側面がすべて魂に帰するのであれば、夢というのは、魂がバリアント空間を飛び回っている間に見ているものかもしれません。夢は理性が作り上げたものではないのです。
魂は情報フィールドに直接アクセスすることができます。そこには、すべての「台本と舞台装置」が映画フィルムのリールのように永遠に保管されています。時間は、「映像フィルム」が動いているときだけ現れます。理性は観察者であり、「考え方を生み出すもの」として働きます。また、記憶はバリアント空間に直接結びついています。人が一生の間に蓄積した情報をすべて記憶することは、脳にとっては物理的に不可能だとすでに証明されています。では、脳はどのようにして「覚えている」のでしょうか。
脳は実は情報そのものを保存しているのではなく、そのデータがどこに保持されているかというバリアント空間内のアドレスを記憶しているのです。人が前世を覚えていないのは、肉体が死ぬとそのアドレスが失われてしまうからです。しかし、ある条件下では、そのアドレスを復元することができます。
理性には、まったく新しいものを創造する能力はありません。「古い木材から新しい家を建てること」しかできないのです。科学的発見や芸術の傑作のテーマはバリアント空間から得られ、理性はそれを魂を介して受け取るのです。透視や直感も同じところから得られます。
アインシュタインは、こう記しています。
「科学における発見は、論理的方法でなされたものではない。現れてから、理論で説明されただけである。たとえどんなに小さな発見であっても、それは常にひらめきによるものなのだ。解決策というのは、誰かがあなたの耳元でささやいたように、思いがけず外からやってくる」
よく知られているデータ転送のためのような情報フィールドと、バリアント空間を混同してはいけません。バリアント空間は「永遠の保管庫」であり、私たちの世界で起こりうるすべてのことを含んでいるのです。物理的側面と形而上的側面の2つの現実が同時に存在することを認めれば、世界のイメージはより鮮明になります。この2つの現実が鏡の表面で接触するとき、説明不可能な超常現象が起こります。量子が波の性質も、粒子の性質も持ち合わせているという「粒子と波動の二重性」の問題は、この2つの現実がお互い関係しあっていることを指し示しています。
しかしながら、人間こそが、この現象の最も素晴らしい例であり、物質と精神性を同時に統合している生き物なのです。ある意味、私たちは巨大な二元鏡の鏡面を生きています。その一面には私たちの物質宇宙があり、もう1つの面には漆黒の無限のバリアント空間が広がっているのです。
このような特殊な立場である私たちが、現実の一面である物理的な面だけを利用して、従来の世界観の枠内で生きていくことは、少なくとも近視眼的であると言えるでしょう。
人間の思考エネルギーは、適切な条件さえ整えば、バリアント空間のどの領域でも具現化することが可能です。トランサーフィンでは、「魂と理性の一致」と呼ばれる状態において、底知れぬ不思議な力、すなわち「外的意図」の力が生まれるとしています。
一般的に魔法と呼ばれるものは、すべて外的意図と関連しています。古代の魔術師がエジプトのピラミッドを建てたり、その他の奇跡を起こしたりしたのも、この力を利用しているのです。
「外的」意図と呼ばれるのは、それが個々の人間の外側に存在し、その結果、理性のコントロールが及ばないところにあるからです。しかし、ある種の意識状態においては、人はその意図にアクセスすることが可能です。この強い力に自分の意志を委ねる人は、信じられないようなことができるようになるのです。
しかしアトランティスのような古代文明の人々が培ってきたこのようなテクニックを、現代社会ではほとんどの人が失っています。古代の知識の断片は、散在する秘教的な教えやその実践という形で現代まで残されているものの、そのような知識を日常生活に生かすのは非常に難しいことです。
しかしながら、外的意図は、その中でも比較的簡単に使うことができるものです。その鍵は、「明晰夢(めいせきむ)」として知られる現象にあります。
通常の夢の中では、理性とは無関係に出来事が進行していきます。「自分は夢を見ている」という事実を認識するまでは、何が起こるかをコントロールすることはできません。夢を見ている人は、「起こっている」夢に完全に支配されているのです。
「これはただ夢を見ているだけなのだ」ということに気づいた瞬間、自分たちが驚くべき能力を持っていることを発見します。明晰夢の中では、不可能を可能にできます。夢の中の出来事を意図の力でコントロールすることができ、「空を飛ぶ」などといった信じられないことができるようになるのです。
自分の夢をコントロールする能力は、夢の世界にいる自分を物理的な現実と比べて意識した瞬間に得られます。この意識段階では、夢を見ている人は自分の物理的な現実を「基準点」として持っており、目覚めた瞬間にそこに戻ることができるのです。
物理的な現実というのは、逆に言えば、起きているときの非明晰夢のようなものです。夢を見ている人は、状況の支配下であり、その人たちにとって人生はただ「起こっている」だけです。彼らは過去世の記憶がなく、次の意識レベルに上がることができる基準点を持っていません。
しかし、すべてが失われたわけではありません。トランサーフィンには、外的意図を働かせるための代わりとなる方法があります。人は自分の現実を創造することができますが、それには一定のルールに従わなくてはなりません。普通の人の理性は、鏡に映った姿(リフレクション)に影響を与えようとしますが、それではうまくいきません。変えなければならないのはもとの映像そのものであり、その映像はその人の思考の方向性や色合いによって作られているのです。
望むだけでは、望むものを現実世界で手にすることはできません。鏡の片側にある映像は、鏡の反対側にあるバリアント空間に対応する領域と特定のパラメーターが一致しなければなりません。しかし、それだけでもダメです。鏡とどうコミュニケーションをとるか、その方法を知らないといけません。鏡というのは複雑でとても奇妙なものなのです。
こんな変わった状況を想像してみてください。あなたは鏡の前に立っていますが、鏡には何も映っていません。やがて、だんだん像が見えてきます。しかし、それは現像中の写真のように、しばらく経ってのことです。ある日、あなたは鏡に向かって微笑みますが、鏡はまだあなたの以前の深刻な表情を映し出しています。
バリアント空間の鏡は、まさにこういうことです。ただ、その遅れがひどく大きいために、起こる変化を明確に認識することはできないのです。物質化はゆっくりですが、条件がそろえば、確かに鏡への新たな反射(リフレクション)が現れる、つまり望んでいることが現実になるということです。
あなたの映像は、鏡の前にある実際の物体と同じような動きをします。鏡への反射は、物質的な実体を持ちません。それは想像の産物であり、形而上的なものですが、それと同時に映像と同じように現実的なのです。
普通の鏡の仕組みと異なりますが、トランサーフィンの世界観では、物質的な世界はすべて鏡への反射(リフレクション)にしかすぎないとします。そして映像のほうは、神の意図と思考によってもたらされたものであり、また神の現れであるすべての生きとし生きるものの意図と思考も映像なのです。
バリアント空間は一種のマトリックス(配列)であり、「裁断」と「縫製」のための型紙であると同時に、あらゆる物質の動きを表現する「ファッションショー」なのです。そこには物質世界で何がどのように起こるべきかという情報が収納されています。
現実で起こりうる潜在的なバリエーションは、バリアント空間の異なる領域を示しています。この空間には、台本と舞台装置、つまり物質がどのように動いていくかが保管されているのです。言い換えれば、それぞれの領域は、それぞれのケースにおいて、何が起こるべきか、それがどのような様相を呈すべきかを決定する場所なのです。
したがって、鏡は世界を現実と仮想の2つに分割しているということです。物質的な形を有するものはすべて現実側の半分に存在し、自然科学の法則に従って展開されます。科学と常識は、「現実に起こっていることだけ」を取り扱います。現実とは、観察でき、直接影響を与えることができるすべてのものを意味すると一般的には解釈されています。現実の形而上的側面を否定し、物質世界だけを視野に入れると、人間を含むすべての生き物の活動は、内的意図の範囲内での原始的な動きにとどまることになります。内的意図は、私たちの周りにある世界に直接影響を与えることで、私たちの目的を達成する手伝いをします。何かを達成するためには、私たちは一定の手順を踏んだり、押したり、引いたりと、具体的な作業を必要とします。
物理的な現実的な行動に即座に反応するため、直接的な影響力によって飲み結果が得られるという錯覚に、私たちは陥ってしまいます。このアプローチだと、現実的に達成可能な目的の範囲は大幅に狭まってしまいます。これでは、今あるものに頼るしかなくなるのです。それだと物質的なリソースは足らなくなり、可能性は非常に限られてしまいます。この世界は、どこもかしこも競争にあふれています。同じことを成し遂げようとする人があまりにも多すぎるからです。確かに、内的意図の範囲内では、リソースは十分ではありません。では、目的を達成するための条件とはどこに存在するのでしょうか。答えは、「バリアント空間の中にだけ」です。
鏡の向こう側には、すべてが豊富に存在し、競争もありません。どの商品も在庫として置いてあるのではなく、まるでカタログから選ぶように、自分の欲しいものを何でも選んで注文できるのです。それはありがたいことですよね。遅かれ早かれ注文したものが届けられ、代金も必要ないのです。ある簡単な条件を満たすだけ。それだけです。おとぎ話みたいですか?
でも、おとぎ話ではないんですよ! それこそがまさに「現実」なのです。思考エネルギーが跡形もなく消えることなどありません。放出された思考のパラメーターに応じて、あなたはバリアント空間の領域を現実化することができるのです。私たちには、世界のすべてが物質的な物体同士の相互作用の結果であるかのように見えているだけなのです。ここで重要なのは、起こりうる現実の仮想的なバリエーションが、物理的な現実世界に具現化されるときにバリアント空間が果たす役割です。バリアント空間との微妙な因果関係は、必ずしも認識することができませんが、現実のほとんどを構成しています。
バリアント空間の中にある領域は、原則として個人の意志に関係なく、物理的に具現化されます。というのも、人はめったに目的を持って思考エネルギーを使わないからです。人間ほど発達していない他の生き物だとなおさらでしょう。「現実世界」にしっかりと足をつけて生活している人は、お店で何も置いていない棚の間を歩き回り、すでに「売約済み」という表示がある商品に手を伸ばす買い物客のようです。そのお店には質の悪い商品しか残っていないし、売れ残りの品物だとしてもとても高価です。それなのに、カタログを見て注文するのではなく、手当たり次第に欲しいものを探しまわっているのです。長い行列に並び、人ごみをかきわけて進み、店員や他の客とのいざこざに巻き込まれます。その結果、欲しいものが手に入らず、最初よりも多くの問題を抱えることになるのです。
その間に「現実は厳しい」という思いがその人の意識の中で生まれ、次第にその思いは今まで以上に現実に反映されます。すべての生き物は、一方では直接的な行動で、他方では思考で、それぞれの世界の層を作り出しています。このような個々の層は、すべての生き物がより広い現実の創造に貢献するように、1つずつ積み重なっているのです。それぞれの層は、特的の条件と状況で構成されており、それがその人の人生を作り出していきます。人によって、その様子は異なっていきます。好ましいのか好ましくないのか、快適なのか過酷なのか、友好的なのか攻撃的なのか。
もちろん、生まれたときの環境も大きな意味がありますが、人生がどのように展開していくかは、自分自身と環境をどうとらえるかによって多くの部分が決まります。人生観は、ライフスタイルの変化で大きく左右されます。その人の思考の方向性や色合いに最も合致した台本や舞台装置がある領域が、最終的に物質的な現実として現れるのです。『量子力学的に現実創造する方法』 トランサーフィンの概要 より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
私たちが「現実」だと思っている物質空間は、目に見えないもう一つの世界「バリアント空間」が反映されたものにすぎないということ。
物質空間とバリアント空間は、鏡の外側と内側であり、映写機(フィルム)とスクリーンの映像です。
鏡に反射して映っているゴミを、いくら手で取ろうとしても取れないです。
反射した映像の元になっているものを取り除くしか、方法はありません。
同じように、物質空間の現実を変えるには、その元となっているバリアント空間の現実を変えるしか方法はないということですね。
「振り子の法則」とは?
イライラすればするほど、そのイライラを助長する状況が生まれる。
不安を感じれば感じるほど、不安を強める現実が起こる。
そのような現象は、なぜ起こるのでしょうか。
ゼランドさんは、その本質は、あなたのバランスを崩すものは、あなたを苦しめる
ことにあると指摘します。
心理学的に潜在意識には、まだわからないところがいろいろあります。奇妙に聞こえるかもしれませんが、ほとんどの場合、人は無意識に動機づけられているということです。さらに興味深いのは、その無意識のモチベーションは、心理的要因ではなく、外の世界から来ているということです。
その動かす力は、目に見えませんが、生き物の思考エネルギーによって作り出された、非常に現実的なエネルギー情報体である「振り子」です。その振り子については、トランサーフィンの第1巻で、たくさん説明しています。対立するエネルギーが発生するところでは、それを食い物にするために、振り子が常に存在するのです。勘違いをしないでほしいのですが、振り子は何かを企んだり、意図を意識的に実現したりすることはできません。振り子はヒルのようなものです。振り子は、エネルギーフィールドに偏りがあるとそれを二極化として感知して、そのエネルギーを吸うのです。しかし、それはまだ最悪の事態ではありません。
さらに恐ろしいのは、その対立するエネルギーを吸うだけでなく、人々がさらに同様のエネルギーを放出するように、振り子が人々を煽(あお)るということです。振り子は、エネルギーが確実にあふれ出るように、あらゆる手を尽くしてきます。振り子は見えない糸で引っ張って、まるで操り人形のように操作します。振り子がどのように人のモチベーションに影響を与えるかはまだ明らかになってはいませんが、振り子は影響を与えるのが非常に上手なのです。振り子は顕在意識にアクセスすることはできませんし、その必要もありません。潜在意識で十分だからです。昼間起きている間であっても、人は誰でも部分的には眠っています。「この瞬間、私は目覚めていて、自分が今何をしているか、なぜそれをやっているか、どのようにやっているか」をはっきりと意識することもなく、自分に問いかけることもなく、私たちはただぼーっと自動的に行動することがよくあります。
特に家にいるときや人ごみの中にいるときは、意識の活性レベルはは低くなります。家庭内では、セルフコントロールをする必要があまりないため、リラックスして、ほとんと居眠りをしているような状態です。家の外にいるとき、たとえば親しい友人と一緒にいる場合などは私たちの意識はより注意深くなり、自分を制御する心が働いています。大人数の中では、人の行動は自然発生的で、群集心理の衝動と強い相関関係にあります。振り子がどのように働くかを説明するために、通行人を追いかけ、そして追い抜くというシンプルな例をあげてみましょう。あなたがある歩行者の横を通り過ぎようとしたとき、その人はわざとあなたの行く手を阻むかのように、自然と横へ一歩踏み出します。あなたは反対側から追い越そうとしますが、その歩行者は自動的にそちら側に寄ってきます。
なぜ、前を歩いているその人は方向を変えるのでしょうか? 姿が見えないのに、あなたが通り過ぎようとするのをなぜ気にする必要があるのでしょうか? もしかしたら、その人は後ろから誰かが近づいてくるのを察知して、本能的に「ライバル」が追い越せないようにしているのではないかという観点から考えれば、ライバルは必ずお互いが向き合って立っている状況で生まれます。ですので、歩行者に方向を変えさせているのは、「振り子」だということです。
人は、出した足を次はどこに置くか、どうすればまっすぐ歩けるか、ということを考えずに、ただ歩いています。そういう意味で、人は眠っていて、時折、進む道筋が自然に左右にずれてしまいます。そういう意味で、人は眠っていて、時折、進む道筋が自然に左右にずれてしまいます。こっちの方向に進むか、もしくは別の方向へ進むかを決断する場合のモチベーションは潜在意識の中にあり、その潜在意識は思考に支配されておらず、振り子の影響を受けているということです。
歩行者に近づき、その人を追い抜こうとする。これは本当にちょっとした例ではありますが、本質的には、衝突なのです。振り子の目的は、衝突のエネルギーを増大させることであり、そのために歩行者が無意識に片側に寄って、あなたの行く手を阻み、状況をさらに悪化させるように仕向けるのです。振り子は意図を持たないので、意識的に行動しているわけではありません。平衡力が無意識のうちに働くのと同じ仕組みで、振り子も動いているということです。強調しておきたいのは、ここで話しているのは、まだ解明されていないメカニズムについてであり、意識的存在の合理的な行動についてではない、ということです。私たちが注目しているのは、情報エネルギー世界における現象と法則なのです。
振り子とは一体何なのか、どこから来たのか、どうやって振り子が動いているのか、そしてエネルギーレベルで実際に何が起きているのかを分析しても意味がありません。分析しても、私たちはその真相を知ることはできないでしょう。ここで私たちが問題としているのは、これです。「平衡力が相反するものを衝突させるとき、その対立で発生するエネルギーを燃え上がらせるために、振り子はあらゆる手を尽くす」というものです。これか振り子の法則です。家庭内の言い争いであれ、武力衝突であれ、果てしない振り子の争いは、すべてこの法則に従って進行します。対立が生じれば、必ず対立を激化させるような出来事が起こりますが、それには一時的な、見せかけの和解への試みも含まれます。
振り子の法則が働いているときは、常識はまったく通用しません。そのため、個人や国家の行動に常識がないように見えることが非常に多いのです。対立している状況においては、人のモチベーションは振り子の力に支配されます。
だから、自分の行動を振り返ってみて、「まるで夢を見ていたみたいだ」、「私の理性はどこに行っちゃったんだろう?」と思うことがよくあります。「何でそんなことをしたのだろう?」と自問してみてください。その答えとしては、「自分が何をしているのかよくわからないまま、潜在意識から行動をしていたから」ということになります。そして、自分の意識が外部の影響から解放されたときに初めて、客観的に振り返ることができるようになるのです。仲よしだった人たちが喧嘩をし、距離を置くようになります。二人が素晴らしく仲良くしていたときに共に楽しい時間を過ごしてきたにもかかわらず、お互いに相容れないと思い込んでしまうのです。突然、人が変わり、その行動が悪意に満ちたものになります。相手は、もう前のような人物ではありません。その変化はかなり急なものです。こういうことに、心当たりはありませんか?
現実には、どちらかのパートナーが変わったという問題ではありません。相手が受け入れがたい行動をとるのは、振り子がそのような行動をとるように仕向けているからなのです。振り子は、対立している人々の、潜在意識下のモチベーションをコントロールしています。このコントロールは、対立のエネルギーを増大させるように設計されています。一般的に、人は何が自分を攻撃的にさせるのか、気づきません。なので、人はまったく非論理的な、あるいは異常な行動をとることがあります。
こういった仕組みは、残忍な犯罪でも見られます。罪を犯した者は、後に裁判にかけられたとき、自分の犯罪を思い出しては、困惑するのです。「一体、私はどうしてしまったのだろう?」と。それは嘘を言っているのではないのです。加害者にとっても、その犯罪はときに驚くような出来事であり、犯人は自分がやったことをまるで恐ろしい悪夢のように記憶しているのです。人の関心が何かにからめ取られたときに、眠りは特に深くなります。特に、軍隊や政治集団、宗教団体のような特定のコミュニティでは、ある種の思考や行動の固定観念を支持する環境で作られます。そのような環境に置くことでその人を「眠らせ」、振り子はその人の潜在意識を言いなりにしてしまうのです。そして、外から客観的に見ている者にはまったく理解できないようなことが起こってしまいます。
なぜ人々は、異なる神を崇拝しているという理由だけで、他の人をそれほどまでに残酷に殺すことができるのでしょうか? 自分の邪魔をしているわけでもないのに。戦争のせいで人々はひどい目にあい、何十人、何百人、何千人、何百万人という人が死んでいきます。同じ人間なのに、どうしたというのでしょうか? 富や土地のために戦うのはまだ理解できますが、進行のために殺戮(さつりく)をするのは説明ができません。平和という理想は、誰の胸の中にもありますが、戦争は続いています。唯一神という概念は非常に明確で、善、正義、平等(例をあげればきりがありません・・・・・・)の概念も同じです。誰もが知っている言葉なのに、共通認識がないために、「悪」が勝利するのです。悪はどこから来るのでしょうか?
振り子は普遍的な悪の根源です。少し観察すれば、それは明らかです。対立があれば、その対立エネルギーは増加する方向に進みます。一時停戦となっても、その停戦で新たな力を得て再び争いが起こるのです。
もちろん、振り子にはさまざまなものがありますが、程度の差こそあれ、すべてが破壊的です。中には比較的無害なものもあります。たとえば、トランサーフィンの振り子の目的は、できるだけ多くの人に、何が本当に起こっているのかを考えさせることにあります。振り子から完全に解放されるかどうかが問題ではありません。そんなことは不可能なのです。重要なのは、自分自身を操り人形にしないこと、自分の行動を意識すること、そしてこれらの仕組みを自分にとって有利になるように利用することです。では、どうすればその影響から解放されるのでしょうか。
目を覚まして、振り子がどのように自分を操ろうとしていのかに気づき、何が起きているのかを理解すれば、半分勝ったも同然です。振り子の影響力の強さは、意識の明瞭さに反比例しています。つまり振り子は、「昼間にあなたが眠りに落ちている間」だけ、影響力を持つのです。
最も重要なことは、それが何らかの形で個人的に役立つのでないかぎり、破壊的な振り子の戦いに巻き込まれないようにすることです。もしあなたが群衆の中にいるなら、「行動」の舞台から観客席に降りてきて、周囲を見回し、目を覚ます必要があります。
「私はここで何をしているのだろう? 何が起きているのか、私は完全にわかっているだろうか?」と自問してみてください。そして「なぜ私はここにいるのだろう?」と。目覚めの状態になるためには、前述のように問いかけ、意識を明瞭にしなくてはいけません。
「今この瞬間に、私は目覚めていて、自分が何をしているのか、なぜ、どのように、それをしているのかを完全に意識している」
もしこのレベルの意識を維持できれば、すべてがうまくいくでしょう。そうでなければ、争いに巻き込まれてしまい、それがどんな些細(ささい)な争いだとしても、操り人形となってしまいます。
何かにイライラしている場合は、事態はもっと難しくなります。ピエロはうれしそうに跳びまわりつづけ、あなたはヘトヘトになることでしょう。これは振り子があなたの関心をからみ取ったことを意味します。振り子から解放されるには、無関心になる必要がありますが、これはなかなか難しいことでしょう。たとえば、隣の部屋からうるさい音楽が聞こえてきて、あなたは本当に困っているとします。あなたのすべきことは、何としても振り子から、自分を「外す」ことです。自分自身が反応しないようにすることは、ほとんど不可能なことです。自分の感情を抑えようとしても無駄です。それよりも、何か別のことに意識を向けるほうがいいのです。自分の好きな音楽を聴いてみてください。あまり大きな音ではなく、ちょうど隣の人の音楽がかき消されるくらいの音量で。他の方法で気を紛らわすことも考えてみましょう。他のこと意識を集中させれば、隣から聞こえてくる音楽も次第に小さくなっていくことでしょう。
他の状況でも同じ原理が当てはまります。もし「ピエロが踊っている」のであれば、あなたの意識は一種の罠にはまったことになります。対立のエネルギーを増大させることを目的とした振り子のゲームに巻き込まれたのです。この罠から解放されるには、意識を他に向ける必要があります。一般的に言って、状況はそれほどひどいものではありません。あなたが眠りに落ちていないかぎり、あなたに「嫌がらせをする」ような出来事は何も起こりません。
こんな話はバカバカしいと思うかもしれません。何かの存在があなたをコントロールしているという考えに慣れるは簡単ではありません。この知識を受け入れるかどうかは、個人の選択の問題です。信じる必要はありません。単に観察し、自分なりに結論を出せばいいのです。
『量子力学的に現実創造する方法』 振り子の法則 より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
ネガティブがネガティブを呼ぶ状況は、「振り子の法則」によって引き起こされます。
何度も何度も揺れ動く振り子の原動力。
それは、衝突のエネルギーであり、対立のエネルギーです。
意識をフラットに、明瞭にすること。
対象からフォーカスを外し、高い位置から俯瞰して眺めること。
常に振り子の影響力に巻き込まれないよう、気をつけたいですね。
「トランサーフィン」の具体的な実践法方法
ここからは、現実創造のプロセスである「トランサーフィン」の具体的な実践法方法について、いくつか紹介していきます。
1日目 目覚め
原則
目を覚ましてください。今すぐ、ここで! 誰もが夢を見ているのであり、あなたの周りで起きていることはすべて夢以外の何ものでもないことに気づいて、それをいつも心に留めて置いてください。そうすれば、その夢はもうあなたをコントロールすることはできません。
夢の中で目覚めたあなたは、物事の成り行きに影響を与えられるようになります。
「目覚めている」という優位性を手にしたのです。自分の強さを感じてください。自分の内なる強さを思い出すだけでいいのです。
これからは、すべてがあなたの思いどおりです。解説
今世に生まれたということは、過去の一連の出来事、現実という夢からの新たな目覚めを意味しています。
この世に生まれたときは、あなたは素晴らしい能力を持っていました。明け方の星のさざめきを聞き、オーラを見分けて、鳥や動物とコミュニケーションを取ることができたのです。世界全体が光り輝くエネルキーの驚くべき祭典であり、あなたはそれを操ることができる魔術師だったのです。
しかし、やがてあなたは他人の影響下に置かれ、夢に取り込まれてしまいました。夢を見ている周りの人たちは意図的に、あなたの意識を絶えず、現実の物質的な側面だけに向けさせようとしました。
その結果、あなたの魔法の力は失われてしまったのです。
人生は夢と同じようにただ起こっているだけであり、あなたが現実をコントールしているのではなく、現実があなたをコントロールしているように感じているのではありませんか?
今こそ、あなたのかつての力を取り戻すのです。原則
人生は、自分に押しつけられたゲームであると、今すぐに気づいてください。
ゲームに夢中になっている間は、状況を客観的に判断することも、出来事の成り行きに本質的な影響を与えることもできません。まずは客席に降りてきて、周りを冷静に見て、「この瞬間、私は完全に目覚めていて、自分がどこにいて、何が起きていて、何をしていて、なぜそれをしているのかをわかっている」と自分に言い聞かせるのです。
そして、ステージに戻り、自分の役割を演じ続けてください。それと同時に他の観客と同じように、観察者でもあり続けてください。これであなたは、「目覚め」という大きな優位性を手に入れました。
あなたはゲームを乗っとり、それをコントロールする能力を身につけたのです。解説
夜、夢を見ているときには、あなたは夢の状況に翻弄(ほんろう)されています。理性はまどろみ、すべてが決められたように進んでいくのをおとなしく受け入れているだけです。それは朝起きても、なんら変わりがありません。現実というのは独立して存在していて、自分は無力で、それに影響を与えることなどできないと考えているのかもしれません。
自分の運命、与えられた能力、置かれた環境に甘んじている場合がほとんどです。あなたにできることと言えば、運命の流れに身を任せながらも、時折、自分の権利を声高に叫ぶだけです。本当に現実など変えられるのでしょうか?
もちろん、できます! 変えるのはあなたです。これまであなたは、今まで教えられたとおりに現実をとらえてきました。でもこれからは、現実は夢と同じなのだと気づいてください。現実を明晰夢だととらえることで、あなたは状況をコントールできるのです。
舞台の上では、誰もが役を演じていて、何らかの形であなたと関わっています。彼らはあなたに何かを期待し、要求し、強要するかもしれません。または、彼らはあなたを助け、妨害し、愛し、憎むかもしれません。
離れたところから、ゲームを意識的に見てください。
そうすれば、すべてを理解することができます。2日目 夢の乗っとり
原則
私たち一人ひとりの中に、神のひとかけらがあります。あなたは神の子であり、あなたの人生は神の夢なのです。意図の力を使って現実をコントロールすることで、あなたは神の意志を実行することができます。あなたの意図は、神の意図なのです。
それなのに、自分の意図が実現されることを、あなたはなぜ疑っているのでしょうか? ただ必要なのは、その権利を行使することです。
神に何かを求めるのは、神が神自身に何かを求めるようなものです。神が自分自身に何かを頼んだりするでしょうか? また神が、他の人間に何かを要求するようなことがあるでしょうか?
神はただ、自らの望むものを手に入れるだけです。頼んだり、要求したり、必死に追い求めたりしてはいけません。自らの意図を使って、自分自身の現実を形作ってください。解説
世界は夢という劇場であり、その中で神は観客であり、俳優であり、脚本家であり、プロデューサーなのです。神は観客の1人として、世界という舞台で繰り広げられている演劇を観察しています。
神は、役者として、自分が演じている役柄と同じように、すべてを感じ、すべてを経験します。神は、すべての生き物の意図を通じて、現実を創造し、支配しています。神はその意図の一部を魂と一緒にすべての生き物の中に入れ、それらを夢の中、つまり今生へと送り出したのです。神はすべての生きとし生けるものに、その意識のレベルによって、自らの現実を創造する自由と力を与えました。
しかし実際は、すべての生きとし生けるものは、明確な目的を持って、意図を使うことを怠っています。夢だと気づいていない夢の中で、何かを望んでいることを漠然とは意識しているようですが、具体的に何を望んでいるのかはよくわかっていません。
従って、そういった意図は、あいまいで、ほぼ無意識なものとなっています。そのため、人間は、動物と変わらなくなりました。
振り子は、人間が自分の能力に気づかないようにするだけでなく、神に仕えるという概念を、神への崇拝に置き換えて、人生の意味そのものを曲解させてしまいました。
しかし、実際には人生における真の目的や神への奉仕の意味は、共創、つまり神と一緒に創造することなのです。3日目 神の子
原則
本物の成功を手に入れるためには、一般的に広く受け入れられているスタンダードに従うことをやめ、自分の道を歩むことです。一般的なシステムから抜け出した人が、新たな成功の尺度を生み出すのです。
振り子は、個性には耐えられません。振り子は将来性のある人物(ライジング・スター)に目をつけてお気に入りにするしかないのです。新しいルールができると、群衆はUターンをして、その将来性のある人物の後をついていきます。
自分のルールを確立するためには、自分らしくいなければなりません。あなたにはそれができます。その特権を行使すればいいだけです。その権利を使うかどうかは、あなた自身が決めることです。解説
多くの人々は、自分たちは完璧にはほど遠く、成功や富や名声はエリートだけのものだと言われて一生を過ごします。振り子は、誰にでも成功できるチャンスがあることを否定はしませんが、人がそれぞれ独自の資質と能力を持っているという事実を慎重に隠しています。
振り子にとって、個性は死そのものなのです。もしすべての信奉者が支配の意図を振り払って自由な存在となったならば、振り子はただ消え去るのみです。
スターはそれぞれ別々に生まれますが、それを際立たせるのは振り子です。成功の基準となるロールモデルは、大衆の願望を一方向に駆り立てるために意図的に作られます。
つまり、振り子の役目は、みんなを1つの枠組みに押し込め、共通のルールに従わせることなのです。その枠組みの外に出なければならないことに気づかないかぎりは、何も達成できません。自分がルールを作っているのではない他人のゲームに参加しても意味がないのです。
何をするにしても、常に自分自身のゲームをはじめこと。
それが成功の秘訣です。4日目 スター誕生
原則
世界はあなたが考えていることで成り立っています。世界は、あなたと世界との関係性を映し出す鏡です。人生とは、世界がそのすべての住民に同じ謎かけをするゲームです。
「オッケー、当ててごらんなさい。私はどう見えますか?」
誰もが自分の受けとめ方に従って、それぞれ答えます。「あなたは攻撃的だ」とか、「あなたは親しみやすい」とか言ったりする人がいるかと思えば、「陽気、陰気、友好的、敵対的、幸福、不運」という言葉を使う人もいるでしょう。おもしろいのは、このクイズでは、誰もが正解者であることです。世界は全員に同意し、命じられた装いになって、各人の前に姿を現します。
あなたは自分の世界をどう思っていますか?解説
この世の最高のものはすべて売り切れてしまっていると思っている人たちにとっては、棚は空っぽのままです。質のいいものを買うには、長者の列に並んで、大金を払わなければならないと思っていたら、そのとおりになります。
もし、その人の予想が悲観的で疑心暗鬼に満ちていれば、それはまちがいなくそのとおりになるでしょう。自分の周りの人はみんな不親切だと思うなら、その予想は現実のものとなります。
しかし、世界は自分のために最高のものを用意してくれているという無邪気な思いが身についている場合にも、これもまたそのとおりになるのです。
「苦労しないと何も手に入らない」という世の「常識」を知らない変わり者が、店のカウンターに立つと、なぜだかタイミングを合わせたかのようにちょうど品物が届きます。そしてその変わり者は代金を支払うことなくそれを手にします。
その後ろにはすでに人々が列を作っています。その列に並んでいる人たちは、「人生は悲惨で、あのバカはただ運がよかったのだ」と思っているような人たちです。
ある日、その幸運な変わり者が「人生の現実」に直面し、世界に対する見方を変えると、それに応じて彼の現実も変わります。そして、ついに「現実が見えるようになった」とき、その変わり者は列の一番後ろに放り出されてしまうのです。『量子力学的に現実創造する方法』 日々のトランサーフィン より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
12日目 バランス
原則
周囲の世界とのバランスがとれているときには、人生はスムーズで快適なものになるでしょう。特に努力することもなく、目的を達成できるようになります。
しかし、あなたが過剰ポテンシャルの高い壁を築いてしまうと、平衡力との戦いに人生を費やすことになってしまいます。
困難な状況に直面したとき、自分がどこで無理をしたのか、何に執着しているのか、どんな人や物に過剰な重要性を置いてしまったのかを認識するようにしましょう。何に重要性を与えているかをはっきりさせ、それを手放すのです。そうすれば、壁は崩れ落ち、障害は取り除かれ、問題は自(おの)ずと解決されるでしょう。
困難を克服しようとしないでください。その重要性を下げるのです。解説
世界のすべてのものは、バランスをとろうとしています。過剰エネルギーのあるところでは、それを排除しようとして、平衡力が生まれます。何かに過剰に重要性を与えると、意図したものとはまったく逆の結果が生じます。
たとえば、自分自身に批判的だと、自分の魂と対立するようになります。平衡力はバランスをとるために、あなたを欠点と格闘させ、その欠点を隠させようとします。その結果、さらに欠点が目立つようになるのです。
世界に対して批判的であると、多くの振り子と対峙することになります。平衡力が、あなたを攻撃し、どこかに追いやろうとします。重要性を下げるのと同時に、何かを押しつけないようにしてください。
外的重要性を下げるというのは、物事を軽んじたり、過小評価したりすることではありません。人生を深刻に考えすぎないということです。物事というのは、軽視するべきものでも、誇張すべきものでもありません。
世界をありのままに受け入れましょう。
内的重要性を下げることは、従順になることや自己卑下することとはまったく違います。自分の長所や短所を誇張したり、軽んじたりしないでください。
ただ、自分が自分であることの贅沢を味わうのです。13日目 魂の魅力
原則
魅力的な人物の秘密とは何でしょうか?
それは、彼らがネガティブな映画のコマを頭の中から捨て、ポジティブなコマに置き換えているということです。魅力とは、魂と理性が、お互いのことを大切に思いやっているがゆえに生まれてくるものです。
魅力的な人物は、自分の魂に喜びを感じ、人生を楽しみ、自分への愛に満ちています。それはナルシズムではありません。この喜びの感覚は容易に気づかれます。
そんな魅力ある人はあまりいませんが、あなたもその1人になれます。自分の魂と向き合い、自分を愛し、自分の目的に向かって一歩踏み出すだけでいいのです。そうすると、資質が変わるだけでなく、体も格好がよくなり、顔も魅力的になり、まばゆいばかりの笑顔が輝くようになるでしょう。解説
魅力の秘密は、魂と理性の一致にあります。あるがままの自分を受け入れ、自分を愛し、好きなことをしているときは、人は自分の信条に沿って生きていて、内なる光を放っています。これこそが、多くの人に欠けているものです。だからこそ、人々は、電球に集まる蛾のように、魅力的な人物に引きつけられるのです。
エネルギーレベルでは、魅力とは魂と理性が一致したときの純粋な放射のことです。エネルギーフィールドを強化することで、周囲の人に影響を与え、人々を味方につける並外れた能力が身につきます。
自由なエネルギーに満ちている人は、他人に関心と好意を抱(いだ)かせます。
自分を無条件に愛することが難しい場合は、以下のような思考フォーム(思考の形)を宣言し、エネルギーフィールドを強化してください。
「私はエネルギーにあふれています。私のエネルギーレベルはどんどん上昇しています。私は強力なエネルギーで輝いています。私は純粋なエネルギー源なのです。私のエネルギーフィールドを人々は感じ取り、私に対して好意的です」
人々があなたに純粋に惹かれるのを感じたら、そのテクニックが実際に機能していると自分に言い聞かせてください。理性は、そういったことを肯定するあなたの声を聞く必要があるのです。というのも、理性は「本当にそんなことが可能なのだろうか?」と常に疑っているからです。14日目 自分への愛
原則
自分を愛さなければ、誰も愛してくれませんし、さらに言えば、決して幸せにはなれないのです。魂と理性の葛藤は、その人の外見や性格に悪影響を及ぼします。その結果、自分の世界の影はますます濃くなっていきます。
まず何よりも自分を愛し、それから他人のよさに目を向けましょう。
振り子は本来の自分を裏切るように仕向け、魂から目を背けさせるということを覚えておいてください。
「あの人たちは、あなたより優れているから、彼らと同じように行動し、彼らのようになり、決められた枠組みの中で自分の場所を確保すること。あなたは歯車以外の何ものでもないのだから」というルールに従うようにと、振り子は仕向けてくるのです。
しかし、実際は、あなたは唯一無二の存在なのです。自分と向かい合い、ありのままの自分を受け入れ、自分らしくいることを許容し、自分はこれでいいんだと強く思ってください。
そうすることで、自分自身への誇りと自分を大切にできる根拠が生まれます。解説
いったん他人の基準に合わせる道を歩んでしまった人にとって、いきなり自分を好きになることは難しいでしょう。
「自分のことが好きじゃないのに、どうして自分を大切にできるの?」
これは、外的・内的重要性が膨らんで生まれた、純粋な形の過剰ポテンシャルです。
外的重要性とは、あなたが他人を完璧なロールモデルとして認識することです。あなたは他人の資質を高く評価しすぎてはいませんか?
内的重要性とは、他人の基準に自分を無理やり従わせることです。あなたがその人たちよりも劣っているなんて、誰が言ったのでしょうか? あなたの自己評価は少し低すぎませんか?
自分を愛するために必要なのは、外的重要性を台座から蹴落とし、偶像崇拝をやめることです。自分自身の基準を設定することを妨げているのは誰ですか? 他の人があなたを追いかけるように仕向けてください。
内的重要性を捨て、自分を解放しましょう。自分の欠点はしっかり受け入れて、自分の長所のほうに意識を向けるようにしましょう。15日目 私の目的は、私
原則
もしあなたが別れを嘆いていたり、報われない愛に苦しんでいたり、愛を求めていたりするのなら、まず自分自身を愛することが必要です。もし自分をありのままに愛せないと感じるなら、まずは自分のケアをして、自己成長に意識を向けてください。
スポーツジムに通う、まずは自分のケアをして、自己成長に意識を向けてください。
スポーツジムに通う、外国語を勉強する、いつもと違う格好をしてみる、魔法のタトゥー入れる、魔法のお守り(ペンダントや指輪)を見つける、などです。
自己成長に取り組むことで、人生の新たな意義が見つかるかもしれません。他に目的が見つからない場合でも、もしかしたら、自分自身をケアすることが、あなたの新たな目的になるかもしれません。これは本当に価値ある目的で、あなたに成功と豊かさをもたらしてくれるでしょう。
あなたには最高がふさわしいのです。解説
他人が評価してくれたときだけ自分に満足し、他人が愛してくれたときだけ自分を愛せるのが人間の性(さが)です。しかし、世界は鏡なのです。
映像自体に愛がなければ、それが鏡に映ったものにどうして愛があるというのでしょうか? 鏡は、そこにないものを映すことはできません。そうやって悪循環の鏡のサイクルが生まれます。
では、どうすればそれを断ち切れるのでしょう?
それは非常に簡単です。まず、人は、自分が大切に扱っている人を好きになるというのは、よく知られた事実です。なので、まずはもっと自分をケアし、自分を大切にし、「自分のための時間」を持つようにしてください。
また、愛はブーメランのようなものです。なので、あなたが世界に愛を送れば、それはあなたに返ってきます。恐れや不信、否定を抱くのではなく、愛で輝けば、自分への愛も含めて、その愛を実感することができます。あなたが最初の一歩を踏み出せば、鏡の反射はあなたを迎えに来てくれます。それは基本的にフィードバックの連鎖です。
「あなたが世界に愛を送る → 世界の鏡に愛が反射する → 世界があなたに愛を送り返してくる → あなたは愛される → その結果、あなたは満足感を得て、自分のことが好きになる」ということです。16日目 信念
原則
「ある信念に従えば、その信念は腹落ちする」
これは昔から何度も言われていることで、まさにそのとおりなのです。しかし、どうしたらそれを信じられるようになるのでしょうか? これは真実だからと無理に自分を納得させようとしても無駄なことです。それよりも、具体的にトランサーフィンの原則に従って自分の現実を形成し、ゴールのコマの視覚化に取りかかりましょう。
実際にやってみれば、わかります。外的意図が、不可能を可能にする世界への扉を開けてくれるのです。理性がその事実に直面したとき、「信じられないこと」を理性は自分の世界観に取り込み、奇跡が起こることを許すようになるでしょう。
トランサーフィンが機能することがわかれば、もはやそれを信じる必要もありません。解説
トランサーフィンは、王国の地図とゲームのルールを与えてくれます。それをどう使うかはあなた次第です。あなたは、あなたの世界の王(または女王)なのです。他人の影響に屈しないでください。自分を信じてください。他人の決断を当てにしないでください。あなたは何でも知っているし、何でもできるのです。
トランサーフィンの知識があったとしても、あなたはまちがいを犯すかもしれません。でも、真の成功は、失敗という瓦礫の山から生まれるのです。著名人の多くは、たくさん失敗を経験しています。ただ、その部分を語らないだけです。なので、もしあなたが失敗したら、成功への道を歩んでいるのだと喜んでください。
しかし、時々、道が閉ざされたように感じ、どの道を行けば、目的までたどり着けるのかと迷う時もあるでしょう。古代の知識の守護者たちは、形而上的現実を信じさせるためではなく、人々に希望を与えるためにトランサーフィンの秘密を明らかにしました。
信念があるところには、常に疑いも生まれます。私たちは、行動を起こすために希望を必要としています。行動を起こすと、以前は想像もつかないと思われていたことが、物質世界に現れはじめてくるのを見ることでしょう。
希望が役目を終えたときに、あなたは目覚めます。そして、自分自身にこう言うのです。
「私は願わず、信じず、期待しない。私は意図する。そして、それは叶うと知っている」『量子力学的に現実創造する方法』 日々のトランサーフィン より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
27日目 鏡に映ったものを追いかける
原則
人生に望んでいないものが現れたとき、あなたはいつもどのように反応しているでしょうか。
通常、理性は、鏡に映る自分の姿(リフレクション)を変えようとしますが、変えなければならないのは、実は本体の映像そのものなのです。その映像とは、私たちの思考がどこに向いているか、どんなことを考えているか、ということです。
想像してください。鏡の前に立っている人が、何かを作り出すために、鏡に映っているものをつかもうとしていたら、それはどんなに滑稽なことでしょうか。
鏡から目をそらすのです。自分が望むように世界を変えようとする、その近視眼的な意図を手放してください。自分の思考フォームを意図的に世界に送り出し、前向きな態度でいてください。
すべては、あなたが望んだとおりになります。解説
自分の思考の棚卸しを行い、否定的な言葉をすべて排除してください。不満、不本意、拒絶、不承認、憎悪、自分の成功への不信などをすべてゴミ袋に詰め込んで捨てましょう。思考を、あなたが好きなもの、望んでいるものに集中させるのです。
そうすれば、好ましいものだけが鏡に映し出されます。その一方で、自分の世界の層にポジティブな変化が現れるまでには、ある程度の時間がかかることも心に留めておいてください。あるいは反対に、あなたの世界の層にさまざまな不愉快なことが忍び込んでくることもあるでしょう。
でもそれがどうしたというのでしょう? それらはすべて、現実との関係が新しいレベルに「移行」することに伴う一時的な不都合に過ぎないのです。
もうわかっていると思いますが、鏡は遅れて反応します。あなたは何があってもも自分の道を歩いていかなくてはなりません。何も起きていない状態では、静かにちょっと間合いを取るのです。
それはまるでおとぎ話で、「振り返るな、さもないと石になるぞ」と言われているようなものです。鏡の中でいったい何が起こっているのかわかりませんが、これだけはわかります。
「鏡は選択肢を持っていない」ということです。
「遅かれ早かれ、私の思考が作り出した映像を鏡は映し出します。私は自分の権利を行使します。立ち止まり、後ろを振り返ろうとしないかぎり、鏡は私の現実を創り出します。すべては私の思いどおりです」28日目 映像の創造
原則
思考フォームが物理的現実に根付くためには、それを体系的に何度も繰り返す必要があります。
もしかしたら、あなたはそのプロセスがこれほど退屈なものだとは思っていなかったかもしれません。しかし、それはごく普通の日常的な作業で、魔法を使うことではありません。それでも本当に効果があるのです。しかし、たいていの人は、それをやり続ける忍耐力がありません。
最初、やり方を聞いたときは気持ちが盛り上がりますが、すぐにその情熱は冷めてしまいます。ゴールのコマが物理的な現実に現れるためには、かなり長い時間、その思考を繰り返さないといけません。
奇跡なんてものはないのです。それは、現実を形づくるための具体的な作業なのです。解説
頭が心の声に抵抗しないかぎり、外的意図の計り知れない力が現れ、あなたの思考に最も近いバリアント空間の領域が物質化しはじめるのです。魂と理性の一致が起こると、映像ははっきりとした輪郭を描き、即座に姿を現しはじめます。世界は、あなたの思考とまさに一体となります。
では、一般的に、なぜ最悪の事態の予想が的中し、希望や夢は決して実現しないのでしょうか。
それは人生において、たいていの場合、魂が向かおうとしているものを理性が疑い、それが実現することを拒否してしまうからです。あるいは、その逆に、理性は自分が考える計画に説得力を持たせようとしますが、魂が無関心である、ということもあります。
魂と理性が一致しないと、像はぼやけて、分裂してしまいます。魂はあることを望み、理性は別のことを主張する、というように。こうなると、1つのことでしか、完全に一体化することができなくなります。それは恨みと恐れです。では、どうすればいいのでしょう?
物質的な実現に関わる物質は、タールのように動きが遅いことを知っておいてください。要塞は長期戦でやっと手に入れられるのです。
もしあなたが本当に目的を達成したいのであれば、定期的にゴールのコマを視覚化することが大切になってきます。29日 世界よ、思いどおりになれ!
原則
あなたが世界に何かを望むとき、世界に圧力をかけてはいけません。
鏡の間にわがままな子供が立っていて、地団太を踏みながら、「あれが欲しい! ちょうだい!」と泣いていると想像してください。
鏡にできることは、「そうだね、欲しいよね。絶対、欲しいよね」と応じるだけです。
他に何ができるというのでしょうか?
鏡は事実を映すものであり、それ以上でも以下でもありません。その原則は非常に単純です。もしあなたが、世界という鏡に映る反射に応えてもらいたければ、最初の一歩を踏み出さなければなりません。
受け取る意図を捨て、与える意図に置き換えれば、あなたが最初に手放したものを受け取ることができるのです。解説
あなたは特定の人に自分を認め、尊敬してもらいたいですか? そう思っていても、それを要求してはいけません。それよりも、あなたがその人を大切に思っていることを示し、あなたにとってその人が重要な存在であることを感じてもらいましょう。
思いやりと感謝か欲しいですか? それなら、それを求めてはいけません。まずは誰かに思いやりをもって接し、その人の問題を積極的に解決してあげようとしてください。
人に好かれたいですか? きれいな目をしていれば人に好かれるというものでもありません。温かい愛情を示せば、その人は自然にあなたを愛すべき存在として認識します。
誰かの助けやサポートが必要ですか? それなら他の人を助けましょう。そうすれば、あなたの価値が高まります。というのは、相手はあなたに借りを作ったままで、自分の価値を下げたくないと思うからです。
あなたは愛し、愛されたいですか? それなら、独占欲や依存関係を手放しましょう。見返りを求めずに愛する覚悟があれば、愛し愛される関係を作ることができます。このような愛をもらえることは、非常に稀です。そんな愛にあらがえる人はいません。
こうやって、あなたは手放したものを手にいれることができるのです。30日目 世界よ、どうぞ私をお好きなように!
原則
人は、他人が自分に対して何を望んでいるかを理解しようとせずに、自分が望んでいるもので頭がいっぱいになるのが常です。
他人の欲望や動機に意識を向けることで、あなたは簡単に自分の欲しいものを手に入れることができます。相手が内的意図をどこに向けているかを探るだけでいいのです。相手の好意を得たいとき、相手に何かをしてもらいたいとき、いつでも自分にこう問いかけてみてください。
「この人は何を望んでいるのだろう? 彼らを動かすものは何だろう? 何に興味があるのだろう?」
相手の意図を実現させてあげようと行動すれば、相手も喜んであなたに報いてくれるでしでしょう。解説
他の人との間で直面するすべての問題は、内的意図の対立から生まれます。人はどうしても、自分の利益だけを考えて、相手から何かを得ようとします。それに対して、相手はまったく別のことを思い、自分にとっての重要なことを考えています。
ですので、自分の目的を達成するために、他人の内的意図を使うのです。
自尊心は、その人の内的意図の根底にあります。自尊心ほど大切なものはありません。命の次に大切なくらいです。
自分から他人に関心を向けるようにしましょう。自分の価値を高めるためのゲームをやめて、他の人がより大きな自尊心を感じられるようなゲームをしましょう。自分自身が注目されるためには、他人に興味を示すだけで十分なのです。
自分の関心ごとについて人に話すのではなく、その人自身のことや、その人が関心のあることについて話しましょう。
あなたの個人的な長所と短所には、人は興味を示さないものです。他の人が最も興味を持つのは、あなたと話しているときに感じる自分の自尊心の高まりです。
相手に何かをしてほしいと思ったら、どうしたらよいでしょうか?
相手の自尊心を高めるという観点で課題を提示すれば、相手はやってみたいと思うはずです。31日目 牡蠣のような反応
原則
人は気に入らないことがあると、喜んで不満を口にしますが、いいことがあると、それがまるであたりまえのように、受け入れています。人はみんな、自分のこのような傾向をまるで意識していません。
それは習性となっていて、牡蠣のように反応しているのです。さあ、もう牡蠣のレベルからは脱却しましょう。目を覚まして、自分の人生を意識的に表現できるという優位性を生かしましょう。
「私は、意図的に自分の現実の色調を選びます。私は、状況に関わりなく、明るい旋律に同調します。外部からの刺激に原始的に反応するのではなく、意識的に反応します」
自分の思考パターンをコントロールすることで、現実をコントロールすることがきます。そうでないと、現実があなたをコントロールすることになるのです。解説
ネガティブな思考は鏡にネガティブな影響を与え、あなたの世界の層は陰鬱な色で塗り込まれ、不快な出来事で満たされていきます。
落ち込んでいるときには、鏡の中の嵐雲は、より速く集まってきます。攻撃的な姿勢をとるとすぐに、世界は毛を逆立てます。誰かと言い争い、自分の意見を強く表現していると、別の何か不快な出来事が突如として現れることに気がつくでしょう。イライラすればするほど、トラブルがあなたに爪を立ててきて、周りのすべてのことが癪(しゃく)に障(さわ)ってきます。
大切なのは、あなたがそれをどんなふうに考えているかであって、何を考えているかではないのです。その鏡に映ったものを気に入っているかどうかは別にして、あなたは常にそれについて考えていることでしょう。それは例えば、「もうほっといてくれ!」とか、「もうたくさんだ!」とかいったふうに、です。重要なのは、あなたの考え方そのものなのです。
結果、鏡に映る反射には、思考映像の内容に一致するものが現れてきます。鏡の反射に縛りつけられている感情をコントロールさえすれば、あなたは鏡から解放されます。
自分の感情を抑えようとすることは意味がありません。あなたの感情は、今起こっていることとの関係性を表しているものに過ぎないからです。現実をどう受け止め、どう反応するかというあなたの態度自体を変えなければなりません。
鏡への執着から解放されたとき、あなたは見たい反射(リフレクション)を作る能力を獲得するのです。『量子力学的に現実創造する方法』 日々のトランサーフィン より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
45日目 目的への道
原則
目的の重要性を捨て去り、恋焦がれる気持ちを手放し、手にするという決意だけを残すようにしてください。郵便受けに郵便を取りに行くように、目的に向かって進むべきなのです。ゴールへの道のりですべてを台無しにするのは、不必要な重圧、無駄ながんばり、失敗の恐怖です。
台本については何も考えず、頭の中でゴールのコマを流してください。それはもうあなたのものなのですから。
目的を達成する手段については考えないようにしましょう。すでに達成したかのように目的に集中すれば、しばらくして外的意図がチャンスの扉を開けてくれ、その後に手段が自動的に現れるのです。解説
目的を達成できないのではないかと疑えば、嫌な気持ちになってすべてを台無しにしてしまうことでしょう。では、不可能だと思えることを可能であると信じるためには、どうしたらいいのでしょうか?
そんなことはできません。自分を無理に納得させたり、信じさせたりすることはできないのです。
ですから、そんなちっぽけな心配は横に置いて、ひたすらゴールに向かってください。頭の中でゴールのコマを流し、歩みを止めずに、一歩一歩ゴールに向かってただ進むのです。
心配はいりません。どうせ今はまだ、ゴールは空の彼方のどこかに隠れているのですから。もちろん、「本当に叶うのか?」と疑っているかもしれませんが、それはあなたが心配することではありません。
あなたは注文をするだけでいいのです。あとはウェイターにお任せです。扉が開くのを、理性が目のあたりにしたとき、あなたの疑いは消え去ります。驚異的な成功を収めた多くの人が、自分にそんなことができるとは思ってもみなかったと告白しています。
1つアドバイスさせてください。
目的を1つだけに絞り、それにすべてを賭けないことです。別のルート、セーフティネットも用意しておいてください。過去にあった可能性をすべて捨てて、退路を断つのはやめましょう。46日目 扉
原則
あなた自身の扉が、あなた自身の目的へと導いてくれます。
頭の中で、ゴールのコマを流し続ければ、遅かれ早かれ、外的意図があなたにチャンスを提供してくれます。つまり、あなた自身の扉を開けてくれるということです。
もし、ゴールまでの道のりでエネルギーを無駄使いし、疲れ果ててしまうなら、それはあなたのものではない扉を通ったということです。すべてが簡単だとは言いませんが、あなたが精神的に高揚し、やる気を感じるのなから、通ったのはあなたの扉であるということです。
あなたが気楽な気持ちで、そして熱意を持って行うこと全てに、価値と意味があるのです。たとえ社会通念の中でまったく意義がなくても、あなたのちょっとした個性や特徴が、あなたの扉への鍵になるかもしれません。あなたのその「どうってことない」個性で、自分自身の大切な扉を見つけていってください。解説
「あなたにはしなければならないことがあるので、それをきちんとやるように」と、振り子は伝えてきます。人々はあまりにもそれをこなすのに忙しく、魂が真に求めることは、よりよい将来に備えて、意識の隅に押しやられてしまいます。
そして、そのまま人生は終わり、そのよりよい将来が来ることなんてありません。幸せはいつも未来のどこかにあります。その未来は、戦って勝ち取らなければならないものであり、そうやって初めて手に入れるものたと人は信じ込んでいるのです。
経済的な理由で好きなことをやめてしまう人も多いでしょう。
彼らの活動は、単なる趣味と、収入を得るための仕事に分かれています。実際は、もしそれがあなたの目的なら、趣味でお金を稼ぐことも可能なのです。
この世界では、魂を込めておこなうことには、すべて価値があります。しかし、「他にするべきことがある」というまちがった固定観念があるために、人は目的に打ち込むことができないのです。
人々は人生の大半を、赤の他人のために費やすことになりますが、それは生きるためには仕方のないことだと思っているからです。そして魂はと言えば、一日中働いた後に、ほんの少しおこぼれをもらうのみです。
一体、人は誰のために生きているのでしょう? どこかの赤の他人のためなのでしょうか?47日目 共依存的な関係
原則
もし、世界があなたに敵対していると感じるのなら、次のことを自分に問うてください。
「私は、今、どんなことに過剰ポテンシャルを注いでいるか」と。
もしあなたが嫌いなものを引き寄せ、苛立たせるものに取り囲まれ、望んでいないことがあなたの周りで起こっているなら、それはあなたが世界の襟元をつかんだからです。世界は抵抗してそこから抜け出そうとやっきになっているからなのです。
自分の願望や主張を声高に叫べば叫ぶほど、その反対のものを引き寄せる磁石は強力になります。握りしめている手の力を緩めてください。世界を好きなようにさせましょう。自分が自分らしくいるための許可を出し、他人にそのままでいていいという許可を出してください。自分を誰とも比較しないでください。
何かに執着しすぎないようにしてください。物事を気軽に受け入れ、気軽に手放すのです。解説
どのようなことであっても、それが過度に重要視されると、過剰ポテンシャルが生まれ、周囲のエネルギー環境を歪めてしまうことがあります。歪んだ評価がそのものとの関係だけで存在するあいだは、過剰ポテンシャルは必ずしも問題になるとは言えません。しかし、不自然に高められた価値が、他のものと比較関係に置かれたとたん、二極化が生じ、磁石のようにトラブルを引きつけます。
人と人との間に依存関係が生まれるのは、互いに比較し、区分けし、次のような条件をつけるようになったときです。
「もし、あなたがそうなら、私はこうだ」
そんな依存関係は、トラブルを呼び寄せます。たとえば、まったく相容れない者同士が、まるでお互いを罰するかのように結婚してしまうのは、そのためです。また、どんなチームにも、一人は必ずイライラさせてくる人がいる者です。
よく知られている「マーフィーの法則」(物事がうまくいかない時にかぎって、さらに悪い出来事が起こるという皮肉を込めた法則)も同じ原理が働いているのです。すべての争いは、比較と対立に基づいています。
自分自身の基準で、自分なりの結論を出しましょう。48日目 愛の探求
原則
愛を探しに行く必要はありません。愛があなたを見つけるからです。
パートナーと出会うためには、個人を特定しないで、あなたの理想を体現した人物との生活を映画のコマの中でイメージし、それを体系的に頭の中で流すといいでしょう。ある時点で扉が開き、パートナーが現れます。それからは、あなた次第です。傲慢さや偏見を捨てて、その扉を通る一歩を踏み出すのです。
そのときは、仮面をつけたり、気取ったりすることなく、シンプルに、誠実に一歩を踏み出しましょう。偽りのないことにまさる魅力はありません。常に自分らしくいることです。どんな状況でも、本当の自分を裏切らないようにしてください。自分自身の信条に忠実でありつづけましょう。
そうすれば、二元鏡は歪むことはありません。解説
ロマンチックな映画には、あなたの理想を体現した抽象的な人物を登場させるべきです。すでに知っている人物をコマに登場させるのは、他に報われる愛を見つける手段がない極端な場合に限ります。
基本的には、二人が一緒にいて、お互いを大切にしあっている映画のコマを流すことができます。これは一種の台本ですから、結果的にバリアント空間に存在することになりますが、関係する相手は受動的な対象ではありません。相手もまた、自分の意図を積極的に実現しようとする生命体なのです。
したがって、部分的にはその映画のコマの上映には成功するかもしれませんが、あまり効果的ではないでしょう。というのも、生きている人間は、バリアント空間の中で静止していることはないからです。彼らは常にせわしなく動き回っています。あなたがゴールのコマを流すのに忙しくしている間に、相手は現実世界のパートナーを見つけているかもしれません。
さらに、そのゴールのコマを流されている人の魂は、それが起こっていることを感じ、もしそれが気に入らなければ、無意識のうちにあなたに対して嫌悪感を抱き始めるかもしれないのです。
リスクを取らない一番いい方法は、「フレイリングの原則(受け取る意図を断ち、与える意図と取り替えるという方法)」を使うことです。
人と人との関係は、結局、頭の中で夢想するのではなく、他の生きている人間とのコミュニケーションで作るしかないのです。49日目 振り子の弱体化
原則
振り子の挑発に備えておくようにしてください。不愉快な状況に陥ったとき、あるいは悪い知らせを受けたとき、あなたは当然のことながら、バランスを崩します。標準的な台本では、あなたは心配し、恐れ、がっかりし、不満やいらだちを口にするはずです。
今度は、その逆をやってみましょう。普通ではない反応を示すのです。台本をすっかり壊して、別の台本に置き換えるのです。
恐怖ではなく自信を、失望ではなく熱意を、義憤(ぎふん)ではなく無関心を、いらだちではなく喜びを表すのです。
振り子のゲームの本質は、あなたのバランスを崩すことです。ですから、そのゲームのルールを意図的に破るのです。何をしてもいいですが、振り子が望むことをしないように。
それさえ気をつけていれば、勝利はあなたのものです。解説
振り子は人間のエネルギーを餌にしています。たとえば、あなたが何かに怒ったとき、その怒りを表現すれば、あなたはそのエネルギーを振り子に与えてしまっているのです。
振り子はあらゆるものを刺激して、強いネガティ感情を呼び起こそうとします。何か嫌なことがあって、イライラしたり、不満に思ったりすると、その嫌なことが続いたり、新たなる不快な状況が発生したりします。そうやって振り子が揺れます。課せられたゲームをあなたが受け入れることで、あなた自身が振り子の揺れを大きくしているのです。
今までとは違う行動をとってください。まったく反応しないか、まったく逆の反応をするかすれば、振り子の揺れは収まるでしょう。普通ではない方法で反応して、別のゲーム、つまりあなた自身のゲームをするべきなのです。
ここでの唯一の原則は、あなたが振り子の共振振動数とは違う周波数で揺れるとき、あなたと振り子の間に不協和が生まれ、それによって振り子が止まり、その結果、振り子があなたを放っておいてくれるようになるということです。50日目 振り子の崩壊
原則
嫌なことについて思い悩んでいると、それが現実に現れてきます。嫌なことを手放すためには、まずそれを受け入れる必要があります。
「受け入れる」というのは、「自分の中に取り入れる」という意味ではなく、「それが存在する権利を認め,無関心に通り過ぎる」という意味です。
受け入れて、手放す。つまり、その事実について考えたあとで、別れを告げるということです。
振り子の最初の攻撃には、常に同意して、その後、上手に引き下がるか、あるいはわからないように振り子の揺れを自分に都合のよい方向に向けるか、です。
「引っかけられない」ことを学び、あなたをいらだたせるものを無視すること。そうすることで不快なことはあなたの世界の層から消えていくでしょう。
振り子はあなたを引っかけることができなければ、ただあてもなく消えていくのみです。解説
振り子は夢の支配者です。振り子の挑発に乗ってしまうと、人はまるで深い眠りに落ちてしまったかのように課せられたゲームに没頭し、理性は起こっていることにただなすがままに従います。
もし何かでいらだち、鋭い嫌悪感を持ったのであれば、あなたは振り子に頭のフックをつかまれたまま、歩き回っているようなものです。フックをつかむと、振り子は即座に適切なイライラのもとを次から次へと見つけてきます。あなたの感情は揺さぶられ、イライラが収まることがありません。
フックを外すためには、イライラさせるものとの関係性を変えなくてはいけません。注意をそらし、状況を受け入れ、悲劇を喜劇に変えて、他のことに集中してください。
何かとの関係を変えるということは、感情を瓶に閉じ込めるということではありません。心の奥底に押し込まれた感情は、決していいものではなく、蓄積されると必然的に爆発し、振り子の餌になってしまうのです。
まずは自分の感情を表現し、それから意識的に物事のとらえ方を見直していきましょう。
振り子と戦っても、勝ち目はありません。単に無視するしかないのです。『量子力学的に現実創造する方法』 日々のトランサーフィン より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
72日目 唯一無二の魂
原則
あなたは唯一無二の存在です。あなたのその独自性は、誰かと競う必要のないものです。自分の独自性をちゃんと表現してください。そうすれば、誰もが通る道しか行かない他の人たちよりも、ずいぶんと有利になることでしょう。
誰かのようになろうとしても、うまくいきません。自分らしくいるのです。その贅沢を自分に味あわせてあげましょう。既存のスターの仮面をかぶっても、単なるコピーやパロディにすぎません。誰かの真似をしてスターになった人などいないのです。
誰かと同じになるのをやめたときに、あなたは成功します。誰かの経験の模倣をやめたときに、あなたは成功します。そして、自分の個性のすばらしさを認めたとき、あなたは成功するのです。
そうすれば、他の人はもうあなたのことを認めざるを得なくなります。解説
「あなたは最高の存在で、あなたにはどんな能力もある」という事実は、とても注意深く隠されています。他の人は、「自分に無限の能力があると信じるとは、なんて能天気なんだ」と言うでしょうが、実際はその逆です。
あなたには、素晴らしい作品を生み出す能力も、独創的な発見をする能力も、スポーツビジネス、その他あらゆるプロフェッショナルとしての活動で卓越した結果を出す能力もあるのです。
あなたがするべきことは、自分の魂に目を向けることです。魂は、すべての知識、創造物、偉業にアクセスできます。
あなたのするべきことは、自分が自分であることを許してあげることだけです。あなたが身につけている仮面は、成功や豊かさ、幸福を手に入れるために、これまで何をしてきてくれたというのでしょうか?
本来の自分を変えようとすることに意味はありません。それは、もう1つの仮面をつけることに過ぎないのです。破壊的な振り子によって押し付けられた仮面を取り払えば、あなたの魂の中の宝物が姿を現すでしょう。
あなたは、本当に並外れた、唯一無二の、奇跡のような創造物なのであり、「最高」に値するのです。
ただ、そうなることを自分自身に許してください。73日目 ケチな理性
原則
理性が振り子に支配されると、数え切れないほどの制限を受け入れて、ゲームの中で自分に割り当てられた役割をこなすことに手一杯となります。「その目的は非現実的だ」と説得しようとする理性の言い分に耳を傾けてはいけません。
理性は、誤った固定観念の枠組みの中に閉じ込められていることを忘れないでください。そうでないと、人生がいずれ終わったときに、あなたの夢は埃っぽい引き出しの中にぽつんと残されたままになってしまいます。
魂がなければ、理性はこの世界であまり多くの能力を発揮できません。魂と理性の一致によって初めて、外的意図という不思議な力が生まれ、どんなことでもできるようになるのです。「何が現実的であって、何が現実的でないかは私が決める」と声高に主張する偽物の権威者の言うことを聞いて、夢を諦めることはありません。奇跡を起こせるあなたの権利を行使するのです。解説
理性は、あたかもおもちゃ屋で「お気に入りのおもちゃを買ってくれ!」と頼む子どものように、魂を扱います。
「そんなの、買う余裕はないよ! バカなこと言わないで! あなたが何を必要としているかは、私が一番よく知っているんだから。それは私たちのような者のためのものではないよ。そんなのは現実的じゃないよ。みんながみんな、そんなに恵まれているわけじゃないんだ。あなたには技術も能力もないじゃないか。あの人とは格が違うんだよ! 他の多くの人と同じようにして!」
理性のいうことは、だいたいこんな感じです。理性は論理に従って動きますが、その論理というのは、振り子が押しつけているもので、信奉者の行動を制限し、夢を選択する自由を否定するものです。そうすることで振り子は利益を得るのです。
魂に論理は通用しません。すべてをそのままに受けとめているだけです。理性はお金がないと言いますが、魂はお金ではなく、おもちゃが欲しいのです。お金がないことを理由に、理性はそのおもちゃを「現実的ではない、手に入らない」と禁止してきます。魂にできることといえば、自分の中に引きこもり、そのことを忘れるしかないのです。
それはまるで、あなたの夢のお葬式です。その夢をどうすれば実現できるのか、理性はわからないので、その夢をあなたの世界の層から取り除こうとします。なぜなら、理性にとって、人生のすべては論理的で明確でなければならないからです。
あなたがすべきことは、自分がそれを所有するということに同意することです。そうすれば、外的意図が、どうすれば手に入るかという部分を担当してくれます。74日目 欲張ばりな魂
原則
どうすれば、人はエリートの仲間入りができるのでしょうか? その答えは、「その人独自の道をたどること」です。自分の道を行くやいなや、世界の宝はその姿を見せ、周りの人はあなたを見て、どうやってそれを手に入れたのかと驚くことでしょう。
思い切って、振り子が押しつけてくる固定観念をはねのけてください。そして、魂の無限の可能性を信じ、自分自身のすばらしい個性を発揮する大胆さを持ち合わせてください。
もし理性が許せば、魂はあなたの夢を実現する方法を見つけてくれるでしょう。恥ずかしがらずに、思いっきり好きなものを注文してください。「現実的」になって、不可能と思われるものを要求してください。解説
どんな目的だったとしても、常識的な世界観の中だけでは達成することは難しいでしょう。「難しい」と思い込んでいる場合はなおさらです。理性は、「どうすればそれを成し遂げられるだろうか?」と聞いてきます。そんなとき、魂は次のことを言う必要があります。
「黙っていて。それはあなたには関係ない。私たちはおもちゃを選んでいるのですよ!」
選択の入り口に立ったとき、制限など気にする必要はないのです。
ボートを持ちたいと思いましたか? 自分のヨットを持つのはどうでしょう? マンションの一部屋を持ちたかった? 豪邸ではどうですか? 部長になりたかった? 会社の社長になるのはどうですか?
安い土地を買って、自分の家を建てたかった? 地中海に浮かぶ自分の島ではどう? たくさんお金を稼げる仕事がほしかった? それでは、まったく働かず、自分の楽しみのために生きるというのはどうでしょう?
こんなふうに、「これはどうですか?」というリストにはきりがありません。もし、あなたが自分自身の扉を開けて、自分自身の目的に向かって進んだら、このようなものが手に入ります。
それに比べて、今のあなたのリクエストがどれだけ謙虚なものだかわかりますか?75日目 お金
原則
まず、あなた自身の目的に向かって進んでください。そうすれば、お金は自ずとついてくるものです。もし、あなたがまだ自分が本当に望む道を歩んでいないなら、以下のルールを思い出してください。
「ないお金について考えてはいけない。今あるお金について考えること」
お金があるという事実に集中するのです。いくらあるかは関係ありません。重要なのは、あなたが確かにお金があって、すぐにもっとたくさんのお金が入ってくるということです。愛と喜びをもってお金を受け取り、スムーズに手放しましょう。
ケチケチとため込んだりしないでください。お金に対してケチればケチるほど、あなたのお金は少なくなります。
同様に、特に何かが欲しいという目的のため以外に、大金を貯め込んでしまわないようにしましょう。お金の流れを作ってください。お金というのは、パイプの中を流れてやってきます。決してタンクからやってくるのではないのです。解説
「持たざる者」が店に行くと、どうすれば節約できるかと1円単位で計算し、できるだけケチってお金を使い、すべての商品に対して、「高い!」という不満を口にします。
そういう人たちはいつも「お金がいくらあっても足りない!」と考えています。この心の持ち方が、物理的な現実で実現してしまっているのです。それ以外に何があるというのでしょう。みんな鏡の前に立っているのですから。
持っていないお金について考えてはいけません。実際に持っているお金について考えてみてください。お財布の中には必ず何か入っているはずです。もし今、なにか欲しいものを買うために資金がないとしても、それを嘆いてはいけません。後で買うことにすればいいのです。すぐにお金が手に入るというのはわかっているのですから。こうやって、ふさわしい映像を作成すれば、それが徐々に現実に反映されるようになります。
もうひとつ、強力な儀式があります。見つけられるすべての見捨てられたコイン、特に誰も拾いもしない錆びたものを収集し、小さな箱に丁寧に入れて、次のような思考フォームを繰り返してください。
「おかえり、愛しいコインさん。私はあなたを大切にしますよ。だから私のところに他のお金さんを呼んできてください。私はお金を大切にし、お金は私を愛し、そしてみんな私のところにやってきます」
やってみれば、その効果がわかるでしょう。76日目 コンフォート・ゾーン
原則
人はなんでも自分の好きなものが選べます。しかし自分にはその権利があると信じる人はまだ多くはありません。もし、めまいがするような富、名誉、成功を求めることに不安を感じるなら、それはそれらがまだあなたのコンフォート・ゾーンの外にあるということです。
コンフォート・ゾーンの中になければ、手に入ることはありません。
しかし、コンフォート・ゾーン自体を広げることはできます。自分自身のゴールのコマを作り、頭の中で、折に触れてそれを流し続けるのです。何度も、何度も、です。
細部を大切にし、新しい要素を継ぎ足し、今までと違う自分の姿を見るようにするのです。あなたは「最高」に値します。これらは本当に「現実的」なのです。制限なんてありません。
限界は、あなたの頭の中にだけあるのです。解説
ポジティブな映画のコマを流すことで、コンフォート・ゾーンの中にあり得ないことが入ってきます。自分の夢がもしかして叶わないかもしれないという不安感を手放せば、疑いは影をひそめ、信念は知識へと姿を変えます。魂は理性と手に手をとり、あなたはそれらを所有する決意をします。
魂を説得しようとしても無駄です。魂は論理的には考えません。魂は知っているのです。
ただ、魂を新しいコンフォート・ゾーンに慣れさせることはできます。
まだちょっと不安で、どうやってゴールを達成したらいいかわからなくても大丈夫です。ビジュアライゼーションを体系的に続けるのです。
ゴールがあなたのコンフォート・ゾーンの中にぴったりと収まるときが来れば、外的意図があなたの夢の世界へと続く扉を開けてくれるでしょう。
要塞を陥落させるためには、長期にわたる包囲戦が必要だということです。『量子力学的に現実創造する方法』 日々のトランサーフィン より ヴァジム・ゼランド:著 成瀬まゆみ:監訳 モリモト七海:訳 SBクリエティブ:刊
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☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
トランサーフィンは、世界の仕組みを説明するものではなく、なぜ自分の現実をコントロールすることが可能なのか、そしてそれにはどうしたらいいかを説明するための、実用的なモデル
です。
ヴァジムさんは、それは車がどのように組み立てられたかを知らなくても,車の運転ができるのと同じこと
だとおっしゃっています。
私たちは、私たちの現実世界の決定者であり創造者。
つまり、やりたいこと何でもやれて、欲しいものは何でも手に入れられる神のような存在だということ。
必要なのは、現実が創り出されるメカニズムを理解し、それを使いこなすことです。
「トランサーフィン」のノウハウは、まだ科学では解明されていない、現実創造のカラクリを明快に解説してくれます。
私たちも、ぜひ、本書の78日間の「トランサーフィン」の実践コースを学んで、思い通りの人生を創り出しましょう。
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【書評】『アイドリング脳』(井ノ口馨) 【書評】「あなたはすでに宇宙の奇跡を生きている」(並木良和・村松大輔)


