【書評】『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』(斎藤一人)

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 お薦めの本の紹介です。
 斎藤一人さんの『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』です。

 斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、「銀座まるかん」の創業者で、“納税額日本一の実業家”として有名な方です。
 93年から納税額12年連続ベスト10に入るという快挙を成し遂げられています。

この地球は「行動する星」なんです


 夢を実現したり、成功を収めたりするには、思いを抱くことは大切なことです。
 しかし、それ以上に大事なのが、「行動すること」です。

 一人さんは、この地球という星は、「行動の星」だと述べています。

 どういう意味かというと、私たちの本質は魂です。その魂がこの地球という星では、肉体の中に閉じ込められています。
(中略)
 実際に、東京の新小岩から北海道に行くとすると、まずは新小岩の駅まで行って、そこから東京駅に行って電車に乗るとか、羽田空港に行って飛行機に乗るとかしないと行けないよね。
 また、魂だけならごはんを食べる必要もないですし、オシャレをしたり、着飾る必要もありません。
 でも、私たちは肉体を養わないといけないから食べないといけませんし、そのためには仕事をしたりして、生きていくための糧(かて)を得ないとダメですよね。
 では、なぜそうしたことが必要なのかというと、私たちは経済や人間関係を通して、“行動”することにより、いろんなことを学びます。その“学び”が魂の成長の糧になるのです。
 私たちが「正しい」と思っていることでも、それがほんとうに正しいことなのかは行動してみないとわかりません。なぜなら「正しさ」は時代によって変わりますし、人によって学ぶべき課題も違うものです。その人にとって、それが正しいかどうかは、行動してみて初めてわかるようになっているんです。

 『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』 第3章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 行動すること自体が、学びであり、「魂の成長の糧」になります。
 だからこそ、「行動すること」が何よりも重要となります。

 本書は、「行動すること」で目標を達成するための具体的な方法論をまとめた一冊です。
 その中からいくつかピックアップしてご紹介します。

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「夢」は目標になると動き出す


「行動の星」である地球上で、夢をかなえるには、コツがあります。
 一人さんは、「夢のかなえ方」について、以下のように説明しています。

 たとえば、あなたが「神奈川県の鎌倉で、海が見える新築の一軒家に住む」という夢を持っていたとしますよね。
 それに対して、まず「一日300円でも、お金を貯めよう」とか、その夢に対して今の自分ができる努力(行動)を始めたとしましょう。
 毎日、毎日、一日300円を貯めながら、「こんなところに住みたいなぁ」とか「あんなところに住めたらステキだろうなぁ」と描いていた夢が、少しずつ具体的な目標に変わります。
「夢」が「目標」に変わっていくこと。
 そこが大きなポイントなんです。
 するとね、「300円ずつだと、一生貯まらないなぁ」と最初は思っていても、そのうち夢のほうから、こちらに近づいてきてくれるからね。
 おもしろいでしょ。夢のほうが実現に向かって動き始めるの。
 つまり、夢そのものが実現化するために、いろいろなアイデアを提案してくれるんです。
 どうやって近づいてくるかというと、「同じ海が見える物件なら、鎌倉よりも千葉のほうが安い」とか、「一軒家よりも、マンションのほうが安い」とか、「新築じゃなくても、中古でいい物件がたくさんある」といったふうに、どんどん夢が実現するためのアイデアを湧かせてくれちゃう。
 さらに、夢をかなえるために仕事もがんばっていると収入も増えて、「加速の法則」が働いてね、数年後には買えちゃったりするんてす。

「いつか、自分のお店を持ちたい」っていうのでも、まずはどこか雇ってくれるお店でがんばって修行をして、料理とか、技術とか、経営とかを学びます。
 そうすると、「うちに空いてる物件があるから、やってみないか?」とか、「キミにこの店を継いでほしいんだ」とか、しっかり目標を定めた人には、必ず夢のほうが実現に向かって近づいてきてくれるんです。
「夢がかなわない」っていうのは、夢を“夢”のままで終わらせているからなんだよね。
 でも、その夢を目標にして、できることからコツコツやっていると、必ず夢は早くかないます。
「ミュージシャンになりたい」っていう夢も、行動しながら持ち続けていると、ほんとうに必要ならばミュージシャンになれるし、ミュージシャンではなくて、指導者として才能を発揮する人もいれば、プロデュースで成功する人も出てくるよね。
 プロのミュージシャンになれなくても、行った先で出会った人としあわせになったり、途中で違う夢に出会ってうまくいったりすることだって、いっぱいあります。
 とにかく大切なのは、夢に対して具体的にできることから始めること。
 どんなに遠い道のりでも、一步踏み出せば、その分、必ず夢に近づくことができるからね。忘れちゃいけないよ。

 『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』 第1章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 小さな努力(行動)を続けることで、夢は少しずつ具体化されていきます。
 最初は小さな雪の塊でも、転がし続けることで膨張し、巨大な雪だるまに変身します。

 どんな夢でも、最初の一歩を踏み出すこと。
 そして、コツコツ続けること。

 それが、大事だということですね。

“百発百中”の問題解決方法はこれ!


 地球は「行動の星」です。
 動けば動くほどいろいろなことが起こります。

 悪いことや困ったことが発生することもあるでしょう。
 そのようなときに、知っておいたほうがいいのが、「問題の解決方法」です。

 今まで私は、いろいろなところで人からの相談を受けてきました。そしてその都度、「この人にとって、いちばんいい」と思う方法をアドバイスしてきました。
 それで問題が解決する人もいれば、なかには解決しない人もいます。
 なぜ、そういう結果になるかというと、私には「できる」と思うことでも、その人には「できない」ことってあるからなんだよね。
 つまり、私のアドバイスが、必ずしもその人にとって実践できるものではないということがわかってきました。
 そこで、ある方法に気づいてやってみたところ、その効果が絶大なんです! 「百発百中」で、その人の問題を解決する答えが出てきます。
 では、どうするかというと、悩みを相談されたら、まず、そのまわりにいる数人の人に「この人(問題を解決したい人)に、この問題が一生起きない解決策はなんですか?」と聞いて、それぞれに答えてもらいます。
 そして最後に、質問した人がこの質問に自分で答えます。
「もしあなたが、これと同じ悩みをだれかから相談されたら、この問題が一生起きない解決法はなんですか?」
 って聞くんです。
 すると、たくさん出た意見の中でいちばんいい答えが、その人の答えとして出てきます。
 いきなり最初から「自分で答えなさい」は無理なんです。最後にその当人に答えさせるのが、この方法のポイント。
 それと当人も“人ごと”だと思って答えないと、いい答えは出てきません。
(中略)
 ではなぜ、そんなにいい解決策が出るかというと、理由はいろいろあります。
 まず、悩み事を相談した人が自分の問題を「客観的に考えることができる」ということです。
 自分に起こった問題は、どうしても主観的になって考えてしまい、さらには感情的にもなって、なかなかベストな解決策が浮かびません。
 それが第三者的な視点で問題を考えることができて、さらにはまわりの人からの助言やアイデアも加わり、ベストな答えが導き出せるようになります。
 そして何より、神様が問題を出すのはその人の魂を成長させるためですから、答えのない問題は絶対に出しません。
 そのことをいちばんわかっているのは、じつは相談した当人なんです。
 それと、この方法が優れているのは、相談した当人の問題解決になるだけじゃなく、一緒に相談に乗った人まで、魂的に成長しちゃうってこと。
 相談されたことをただ、ひとりさんが答えるだけだと、まわりの人はそれをただ聞くだけです。だけど、「自分たちも答えないといけない」ってなると、聞く人も真剣に聞きますよね。
 そうすると、他人の問題が自分の問題のように思えてきて、学びにもつながるんです。
 このやり方なら、そこにひとりさんがいなくてもできますし、その場にいる人たちの魂も成長しなから、問題も解決するんです。

 『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』 第2章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

「傍目八目(おかめはちもく)」

 周囲の人の方が大局を見て判断できるため、いいアイデアが生まれます。
 問題は、人の魂を成長させるためのものです。

 神様は、答えのない問題は出しません。
 安心して、「行動の星」を全力で動きまわりたいですね。

改良すれば、必ず成功する!


 地球は、思ったことが、即、かなう星ではありません。
 思ったことを行動に移して、初めて結果となって現れます。

 自分の思った通りの結果なら、その方法は「正しい」ということです。
 思い通りの結果でなければ、「間違い」だということ。

 つまり、行動しながら自分にとっての正しい道を選ぶのが、この星で成長し成功するための秘訣です。

 行動してうまくいかなければ、それを改良・改善すればいいんです。
 特に大切なのは、自分を改良することです。そうすると魂的にも成長します。
 それと「改良グセ」を身につければ、仕事でもなんでもうまくいくようになるからね。
 この世のシステムはすべてそうだけど、改良しないといけないようになっているんです。
 たとえばアメリカの自動車メーカーのフォード車は、「T型フォード」というのを作って、初めて自動車を大量生産しました。
 当時としては画期的なことだったけれど、だからといってフォードがもし、その当時のままの「T型フォード」を作り続けていたら、フォードはつぶれていたでしょう。
 フォードが今でも生き残っているのは、車に改良に次ぐ改良を加えているからなんだよね。
 人間の体は、ある一定以上成長するとそこで成長は止まるけど、魂はどこまでも成長を続けて大きくなることができます。
 これがうんと大きくなると、オーラが大きく見えたり、後光がさすように見えたりするんです。
 魂を成長させるために必要なこと。それはとにかく、自分はもっと改良して、改良して、改良することです。
 このことがわかってくると、サラリーマンでも、主婦でも、経営者でも、なぜかうまくいきます。
 神さまは私たちに、改良に必要なものは全部与えてくれています。「改良しない」という“自由意志”も含めて、すべて与えているのです。
 心の世界も、物質の世界も同じです。物質世界で改良しない人は、心の世界でも改良しません。改良グセのある人はどんどん改良しちゃうんです。
 私たちはつねに選択して、行動して、改良して、そして責任を取る。
 行ったことが間違っていたら、また改良すればいいんだよ。たったそれだけなんです。それができる人は仕事においても、人生においても、魂の成長においても必ず成功します。

 『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』 第3章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 行動してうまくいかないのは当たり前。
 大事なのは、その失敗からいかに学んで、改良を重ねていけるかです。

 成功するまで続けることができたら、その過程で起こった失敗も成功となります。
 途中であきらめたとき初めて、それまでの失敗が本当の「失敗」となります。

 改良グセを身につけて、成功するまでトライし続けることを習慣にしたいですね。

勇気とは「震えないこと」ではない


 人間の意識には、「顕在意識」「潜在意識」の二つがあります。
 普段私たちがものを見たり、考えたりしている領域が顕在意識です。

 顕在意識は意識全体からすると、“氷山の一角”。
 水面下には、私たちが直接意識できない潜在意識という、ものすごく大きな領域があります。

 潜在意識の中には、人類が経験した過去の膨大な出来事がデータベースのようになって入っています。
 その中には、飢饉や戦争などのつらい体験も多く含まれており、そうしたネガティブな記憶の端々がときどき、私たちの顕在意識に浮かび上がってくることがあります。

 心というのは、何も考えていないと否定的なことを思ってしまうようにできています。だから、否定的なことが浮かんできたときには「それは実際に自分に起こることだろうか」と考えるの。
 起きてもいない問題に対して「どうしよう」と心配するのは、“考えてない”から浮かんでくるんだよね。
 そして実際に起きた問題には行動して対処する。そうすれば問題は解決するんです。
 とにかく私たちは、この世に悩みにきたのではありません。問題を解決するために生まれてきました。
 その問題を解決することに挑戦したとき、パッと人生の道が開けて、そこに無限の可能性が必ず生まれるからね。
 だから、問題が起きたら一步下がっちゃダメなんです。目の前の問題というドアをノックして開ける。するとそのドアの向こう側に道が開けるようになっているんです。
 それで、とにかくやってみる。何度もやってみるの。

 大きな問題を目の前にしたとき、「足が震えて、勇気が出ない」っていう人がいます。
 でも、「勇気がある」というのは「震えない」ことじゃないんです。震えながらでも一步踏み出すことが勇気なんです。
 何も怖がらない人というのは、ただ鈍感なだけです。あなたのように怖がりながらでも、一步踏み出したとき、いいことが必ず起こるんです。
 人前で話すコツなんかでも、ヘタな人ががんばって改良して、改良に改良を加えるからやっていると味が出て、うまくなるんです。
 最初から「私は人前でもあがりません」っていう人は、それ以上、うまくなりません。図々しくなるだけで、聞いているほうも共感しないんです。
 それよりも臆病な人が一歩一歩踏み出したとき、すばらしい話ができるようになるんです。

 とにかく心は何も考えないと、いろんな否定的なことが浮かび上がってくるものです。
 それを「そんなことない、そんなことない」って肯定的に捉えていくのが自分の役目なんだ、今世の仕事なんだと思ってやってみてください。
 そうすると、人生ってもっともっと楽しくなりますよ。

 『地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。』 第4章 より 斎藤一人:著 サンマーク出版:刊

 ネガティブな感情は、私たちが生まれてくるときに、すでにインプットされているということ。

 今までにやったことがないことをするときに不安を感じるのは、ある意味、自然なことです。
 大事なことは、その不安を乗り越えて、行動に移せるかどうかです。

「勇気がある」ということは、震えながらも一歩踏み出すこと。

 未来のことは、誰にもわかりません。
 わからないからこそ、前に進む勇気を持って生きていきたいものです。

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 やるまでは不安で仕方なかったけれど、やってみたらすんなりできた。
 そんな経験は、誰にでもあるでしょう。

 まさに、「案ずるより産むが易し」です。

 人間の思考は、問題を実際以上に大きく考えてしまう傾向があります。
 考えただけでわかった気になり、「やったつもり」になることもあります。

 地球は、「行動の星」。
 そこに住む私たち人間は、“行動してなんぼ”の生き物です。

 小さなことでもいい。
 とにかく、一歩ずつでも前に進むこと。
 それが、成功への鍵です。

「やってみたい」
 そう思ったときに、すぐに行動に移せる習慣。
 私たちも、ぜひ身につけたいですね。


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